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川湯温泉で縁切り湯巡り♨約Ph1.7の強酸性の湯で悪い縁を”溶かし”切る!

エリア
釧路・阿寒・川湯・根室
投稿日
最終更新日:2025年10月17日
道東・弟子屈町の「川湯温泉」は、pH1.7という自然由来の強酸性泉で知られる名湯。この強酸性泉に釘を漬け置けば、1週間もすれば形が無く崩れるほど。温泉として楽しむのであれば、肌の汚れや古い角質を落とす美肌の湯です。
川湯温泉では、その強力な温泉力になぞらえ、心の中の“悪縁”を洗い流すという発想から「縁切り湯巡り」が生まれました。絵馬の形をした「湯巡り手形」を持って川湯温泉を巡り、体の汚れや疲れを洗い流しつつ、最後は断ち切りたい縁や習慣を絵馬に書き神社に奉納するというデトックス体験。心と体を清める川湯温泉ならではの癒し旅へ、あなたも出かけてみませんか。

1.縁切り湯巡りに行ってきました!

川湯温泉 縁切り湯巡り
縁切り湯巡りのはじまりは、まず「湯巡り手形」(2,000円)を手に入れる事から。湯巡り手形は、だいたい徒歩5分圏内に点在する4軒の対象施設「お宿欣喜湯 別邸すいかずら」「KKRかわゆ」「川湯観光ホテル」「お宿欣喜湯(2025年11月より休館)」すべてで購入できます。日帰り入浴の場合は、13:00~18:00で各施設利用できます。
川湯温泉 縁切り湯巡り

▲2021年オープンした別邸すいかずらさん。歴史ある川湯温泉では新しい施設でエントランスもとても立派でした。▲

川湯温泉 縁切り湯巡り

▲川湯観光ホテルの浴場には、熱め・普通・ぬるめの硫黄泉と「中湯」と書かれた温泉ではない、一般的な水道水を沸かしたお湯のお風呂があり、ゆっくり楽しめいい温泉でした▲

川湯温泉 縁切り湯巡り

▲KKRかわゆさんの隣接地周辺から温泉川が流れ始めています。硫黄山で熱せられた温泉が地下の岩盤をつたい湧出しているのです▲

川湯温泉 縁切り湯巡り

▲2025年10月末までの営業をもって休館となってしまう欣喜湯さん。天井が高く、開放的な温泉で「また来たいな」と感じた温泉だけに残念です▲

川湯温泉 縁切り湯巡り

▲欣喜湯さんにあった展示。釘をも溶かす、硫黄泉のパワフルさ。長湯は厳禁、湯あがりはクリームやオイルで保湿をお忘れなく▲

川湯温泉 縁切り湯巡り

▲川湯温泉のお風呂の蛇口はどこも真っ黒!家電も3年で使えなくなるんだとか▲

川湯温泉 縁切り湯巡り
湯巡りの締めくくりは、温泉街にある川湯神社へ。境内の手水も温泉で、黄色い温泉成分がぎっしり。50℃近くあるので、手早く清めます。
川湯温泉 縁切り湯巡り

川湯温泉 縁切り湯巡り
川湯神社で「湯巡り手形」を二つに割り、願いを込めて絵馬の半分を奉納します。
川湯温泉 縁切り湯巡り
硫黄の香りとともに流れるお湯の音、木漏れ日の中で手を合わせる時間。どこか厳かで、静かに自分と向き合える瞬間。
川湯温泉 縁切り湯巡り 樹氷

▲冬の川湯。湯気が立ち込める川沿い▲

温泉街には足湯や共同浴場、お土産店など立ち寄りスポットが点在。川湯温泉街を流れる川も温泉で、寒い時期にはあたり一面湯気が立ち込め、真冬には樹氷がみられます。ノスタルジックで幻想的な非日常を巡りそれぞれの湯で心身を清めていく…そんな小さな巡礼のような時間をすごせます。

川湯温泉

住所
北海道川上郡弟子屈町川湯温泉
HP
https://www.kawayu-onsen.com/
備考
女満別空港または中標津空港より車で約90分。JR川湯温泉駅よりバスで7分。

2.川湯温泉近郊の観光スポット

川湯温泉湯巡りをご紹介しましたが、周辺にはまだまだ「北海道・道東の景観、体験スポット」が目白押しです。

足湯

川湯温泉 縁切り湯巡り
川湯温泉のある弟子屈町内は「温泉のまち」らしく、川湯温泉街はじめ旅の途中に気軽に立ち寄れる足湯が数多くあります。
川湯温泉 縁切り湯巡り
川湯温泉駅構内の足湯は、木造駅舎の風情が旅情を誘う人気スポット。お隣の摩周駅にも足湯が併設され、飲用の温泉も用意されています。これらの足湯の泉質は硫黄泉ではありません。町内いろいろ泉質が違うのも、弟子屈町の温泉のおもしろいところ。道の駅摩周温泉でも源泉かけ流しの湯を楽しめます。どの足湯も無料で利用できるます。

川湯遊歩道

川湯温泉 縁切り湯巡り
川湯温泉街の温泉川沿いには設けられた「川湯温泉遊歩道」は、”温泉が流れる”温泉川に沿って湯けむりの中を歩く“蒸気浴”が楽しめる散策路。道沿いには源泉が湧く姿を望みながら、硫黄で黄白く縁取られた流路が続き、川湯ならではの“生きている温泉”を実感できます。
川湯温泉 縁切り湯巡り
温泉川の始点である「川湯岩盤テラス」は2024年10月に整備され、升状の石垣から強酸性の湯が勢いよく噴き出す迫力のスポット。夏は清々しく、冬は霧氷がきらめく幻想的な景色を楽しめます。

川湯ビジターセンター

川湯温泉 縁切り湯巡り
川湯温泉街から徒歩3分ほどに位置する「川湯ビジターセンター」は、阿寒摩周国立公園の自然を身近に知ることができる無料の展示施設。硫黄山や川湯温泉、屈斜路湖を中心とした地形の成り立ちや、森に暮らす動植物の生態をパネルや映像で学べます。
川湯温泉 縁切り湯巡り
木の香りが心地よい館内は落ち着いた雰囲気で、川湯に来たなら訪れておきたい場所。四季ごとの自然情報や散策マップもそろっており、周辺を歩いてみたくなるきっかけになるスポットです。

屈斜路湖

川湯温泉 縁切り湯巡り
川湯温泉から車で約10分、日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」。湖畔の砂地に温泉が湧く珍しいスポットがあり、砂を掘るば温泉が出る「砂湯」では、冬季、越冬のためにやって来る白鳥たちが羽を休める姿を見ることができます。
川湯温泉 縁切り湯巡り
湯けむりの中をゆったりと泳ぐ白鳥と、雪に包まれた湖の静けさはまさに冬の道東の風物詩。屈斜路湖を一望できる「美幌峠」などのスポットもあり、湯巡りと一緒に訪れたい癒しの湖です。

硫黄山と硫黄山MOKMOKベース、つつじヶ原自然探勝路

川湯温泉 縁切り湯巡り
川湯温泉の源泉地として知られる「硫黄山」は、白い山肌のあちこちから蒸気が噴き上がる活火山。轟音とともに立ちのぼる噴気は、まさに大地の鼓動そのものです。
川湯温泉 縁切り湯巡り
そのふもとにある「硫黄山MOKMOKベース」は、火山の迫力を間近に体感できる観光施設。地元食材を使った軽食やお土産がそろうショップスペースは旅の休憩にもぴったりです。館内の「MOKMOKテラス」からは、目の前に広がる硫黄山の雄大な景観をゆったり座って満喫。
川湯温泉 縁切り湯巡り
ここから伸びる「つつじヶ原自然探勝路」は、硫黄山と川湯温泉街を結ぶ約2.5kmの遊歩道です。6月にはエゾイソツツジが一面に咲き、白い花と温泉の香りに包まれながら歩く特別な時間が楽しめます。

摩周湖

川湯温泉 縁切り湯巡り 川湯温泉周辺観光 摩周湖
阿寒摩周国立公園の代表的な景勝地である「摩周湖」。川湯温泉から第一・第三展望台まで車で約20分の位置にあります(冬は近道が冬季通行止めとなり大回りが必要となるので、約40分かかります)。冬でも凍ることのない、透明度の高い青い湖面は“摩周ブルー”と呼ばれ、天気や時間帯によって色を変える神秘的な美しさ。霧が立ち込める日も多く、“すべてを包み込むような静けさ”が旅人を魅了します。湯巡りで心を整えたあとに訪れると、まるで心の奥まで澄んでいくよう。早朝や夕暮れの幻想的な風景、夜の星空もおすすめです。

神の子池

川湯温泉 縁切り湯巡り 川湯温泉周辺観光 神の子池
摩周湖の北側、清里町にある「神の子池」は、ブルーの輝きが神秘的な小さな池。摩周湖の伏流水が湧き出ていると伝えられ、1日12,000トンもの水が湧くといわれています。透明度が高く、倒木の一本一本まで見えるほど。湯巡りで心身をリセットしたあとに訪れると、静寂の中で清らかな水がさらに心を洗うようです。季節ごとに変わる水の青さや光の揺らぎは、写真では伝えきれない美しさ。道東を代表する癒しのスポットです。

山﨑 陽弘(やまざき あきひろ)

1975年、大阪府生まれ。32歳の時に「趣味のオートバイで訪れ、その雄大さに魅了された」北海道・道東に移住しました。現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、地域の魅力を発信しています。

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