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北大博物館リニューアル!無料で誰でも入れる博物館の全貌

エリア
札幌・定山渓
投稿日
最終更新日:2019年2月26日
2016年7月26日(火)、北海道大学総合博物館(以下北大博物館)がリニューアルオープンしました。

昨年4月にリニューアルのため閉館、約1年4ヵ月の時間を経て、満を持してのオープン。
この日を待ちわびていた人も多いことでしょう。

今回は、リニューアルを先頭に立って指揮した北海道大学総合博物館の山本先生に館内を案内していただきながら、お話を聞いてきました。

1.収蔵数300万点!自由研究にも持って来い!盛りだくさんの展示

短い夏休みが始まった北海道。
リニューアルしたばかりの北大博物館は、取材に行った日も子どもたちの楽しそうな声が館内に響いていました。

夏休みと言えば付き物なのは、やはり自由研究。

北大博物館

夏休み終わり間際に、泣きながらお父さんお母さんに手伝ってもらうなどということにならないように、是非博物館を活用しましょう。

常設展示は1階から3階まであり、展示品含め収蔵数は300万点にも及びます。
北海道大学にある12学部他、大学関係施設がそれぞれ趣向を凝らして作ったブースは、どれも見応え抜群!

一緒に行ったお父さんお母さんの方が夢中になってしまうかも…

2.とにかく楽しい!実際に体験できるアクティビティ

北大博物館

リニューアルした北大博物館のコンセプトのひとつ、「実体験」。

北大博物館

医学部のブースで、内視鏡を実際に使えたり、

北大博物館

じたばたと振動を起こして、その波形を地震計で見られたり。
実際に触れてみること、動かしてみることで、新しい興味が湧くこともたくさんあるでしょう。

あまり難しいことは考えず、体験可能なブースに行ったらまずは躊躇せず、やってみましょう。

3.入館料無料!

北大博物館

多くの展示物を観られ、実体験も出来る国内屈指の博物館、北海道大学総合博物館。
そんな博物館の入館料は何と無料。

北大博物館

貴重な展示物を維持、管理していくのは容易いことではありません。

入館料をひとり数百円払ってもらうだけでも、資金面は全く違ってくるにも関わらず、入館料を無料にしたのには山本先生の「バリアを無くしたい」という強い思いがあったそうです。

この場合のバリアとは「心のバリア」。

確かに0円(無料)か数百円かだった場合、ちょっと前を通り掛かった時、待ち合わせまで少し時間がある時。
行こう、入ろうと思えるかどうかに差が出ますよね。

そんなバリアを無くして、誰でも、いつでも訪れることの出来る博物館にしたいという思いが入館料無料につながっています。

尚、博物館出入り口を入って右側に募金箱があります。

北大博物館

北大博物館をまわって、楽しいな、また来たいなと思ったら北大博物館がこれからも素晴らしい展示を続けられるように是非募金をしましょう。
お金を入れると面白いことが起きる、仕掛け付きです。

更に、隠しコンテンツもあるということなので是非お金を入れてみてくださいね。

また、山本先生の「バリアを無くしたい」という思いは博物館の他の箇所にも現れています。
ハンディキャップのある方も、入りやすいようにと、物理的なバリアを無くす工夫が館内各所に見られます。

北大博物館

点字が施されています。

北大博物館

車椅子でもスムーズに入れるように、専用の昇降機を現在製作中です(今年の10月完成予定)。

北大博物館

乳幼児を連れた方も気兼ね無く入れるように、授乳室も完備しています。

4.モーニングからお酒まで!厳選北海道素材使用カフェ「ぽらす」

北大博物館

これまでの北大博物館にもお土産を買える場所はありましたが、今回のリニューアルで出来たのがカフェ「ぽらす」です。

野菜は肥料や農薬を出来る限り使わない自然栽培野菜。
どのメニューも北海道の原料にこだわったぽらすオリジナルです。

北大博物館

特にオススメしたいのは、現在オーナーの浅野目さんが北海道内を探し歩き、たどり着いた西興部村。

そこで、ひとめぼれならぬひと口ぼれした牛乳を使っているというソフトクリーム、その名も「西興部村のソフトクリー夢」。
牛乳の濃さだけで無く、強い甘みを感じられる、他では味わったことのないソフトクリームです。

食事もとても充実しています。

北大博物館

北海道留萌産の希少な超硬質小麦ルルロッソを使った「ルルロッソのミートパスタ」。

北海道南幌町で平飼いされたニワトリが産んだ卵使用の「こだわり卵のオムライス」。

北大博物館

また、モーニングメニューもあります。美味しい食事をいただいてパワー満タンで授業、仕事に臨めますよ。
そしてなんと、ぽらすではお酒も提供しています!

博物館でお酒を飲めるというのは、なんだかとても新鮮です。

北大博物館

私も取材に行った際に、一部ブースを制作した先生方の打ち上げに参加させて貰い、ぽらすでお酒をいただきましたが、とても楽しかったです。

お酒ももちろん北海道にこだわっており、Sapporo Classicから北海道内のワイナリーのワイン、シードル等々。

北大博物館

北大博物館は17時に閉館しますが、ぽらすはなんと22時までオープンしています!
座席も60席と、多くの方が利用出来るよう配慮されています。

メニューは今後、徐々に増やしていきたいとのこと。勿論、北海道にとことんこだわりながら。

ミュージアムカフェぽらす
営業時間:8:30~22:00(ラストオーダー21:00)
定休日:博物館休館日に同じ
HP:http://museumcafe.tetote.org/

5.企画展開催中!

北大博物館

北大博物館では常設展とは別に、期間限定で企画展を開催しています。

現在開催中なのは、「ランの王国」。ランと言えば豪華な胡蝶蘭を思い浮かべる方が多いでしょうか。
実は、ラン科は2万種もあると言われており、ラン科は陸上植物の三大科とも言われています。

それほど種類のあるランを様々な角度から知ることの出来る仕掛けたっぷりの企画展です。

北大博物館

企画展も、もちろん体験を大事にしています(写真は昼夜で香りを変えるランのそれぞれの香りを体験出来るコーナー)。

ランの王国は来月9月25日(日)まで、博物館内1階企画展示室及び知の交差点にて開催中です。

http://www.museum.hokudai.ac.jp/display/special/4201/

博物館というと、ちょっと堅苦しい印象を受け、何となく近寄りがたいと思っている方も多いのでは無いでしょうか。
北海道大学総合博物館はそんなイメージを払拭し、私たちを魅惑的な知のワールドへ導いてくれます。

展示の他にも、コンサートやワークショップも開催されており、展示には興味が無いという方も、それらを目的に北大博物館に足を運んでみるのも良いのではないでしょうか。

きっと、そこにも大きな発見があることでしょう。

北海道大学総合博物館
住所:北海道札幌市北区北10条西8丁目
電話: 011-706-2658
開館時間:10:00-17:00
10:00-21:00(6月~10月の金曜日のみ)
入館料:無料
休館日:月曜日(※祝日は開館し、週明けの平日を休館)、
9/4、12/28-1/4、1/14-15、2/25、3/12
(その他臨時開館、休館についてはHP参照)
HP:http://www.museum.hokudai.ac.jp/

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