北海道銘菓を焼きたてであじわう♪人気菓子店とのコラボ「巴里銅鑼」も話題に【札幌千秋庵】
- 札幌・定山渓
- 最終更新日:2023年4月11日
「スイーツ大国」と呼ばれるほどに、北海道内には人気のお菓子がたくさんあります。
筆者が真っ先に思い浮かべたのは、バター香る煎餅の甘い味と「千秋庵~の山親爺♪」というCMのフレーズ。
小さい頃から耳に馴染んだそのフレーズに出てくる「山親爺」は、「札幌千秋庵」が昭和の時代から販売する歴史ある北海道銘菓。
和菓子と洋菓子を融合したハイセンスなお菓子をたくさん販売する「札幌千秋庵」を今回取材し、北海道でしか食べることができない話題のスイーツを実食してきました。
もくじ
●焼きたて限定の「つぶあん」を見逃さないで!温かいほうじ茶のサービスも
●和洋折衷のおいしさに感動!企業の垣根を超えて生まれた話題の商品「巴里銅鑼」を実食
●創業100年をむかえた老舗菓子店「札幌千秋庵」のあゆみ
「札幌千秋庵」の創業は大正10年(1921年)。
2021年に創業100周年をむかえた、札幌市内でとても歴史の古い老舗の菓子店です。
創業当時は札幌で初めてシュークリームやスイートポテトなどの洋菓子を中心にを販売する珍しいお店として評判となりました。
前述した、人気商品の「山親爺」は昭和5年(1930年)から販売され、現在でもお土産品や家庭のおやつとして人気を博しています。
そして現在は、ひとつの「企業」という枠組みを超えて新たな人気商品を開発したりオリジナルデザインの雑貨を販売するなど、どんどん新しいことにも挑戦しています。
●オリジナルグッズの販売も行っている「札幌千秋庵本店」へ
「札幌千秋庵本店」には、昔ながらの製法で造る和菓子をはじめ、ばらまき土産として活用できる個装の「バター飴」や、札幌千秋庵のお菓子をバラエティに富んだラインアップで詰め合わせた「札幌物語」など、ギフトやお土産に最適な和洋菓子がたくさん販売されています。
また、ここで販売されているのは菓子類だけではありません。
売り場の一角に設けられた「くまの小物屋」という雑貨コーナーでは、札幌千秋庵の人気商品のパッケージデザインが施されたハンカチやキーホルダー、マスキングテープなどの雑貨も販売していますよ!
私のいち押しは、パイ生地の中にあんこがたっぷりと詰まった「ノースマン」。
このノースマンも、「山親爺」と並ぶ札幌千秋庵の看板商品です。
季節ごとに限定のフレーバーが登場するので要チェック!
ノースマンはそのまま食べてもおいしいのですが、店舗によっては「焼きたてノースマン」を販売しており、焼きたて熱々の状態でいただくことができるんです。
●焼きたて限定の「つぶあん」を見逃さないで!温かいほうじ茶のサービスも
「焼きたてノースマン」は1個170円(税込/2022年時点)。
通常品と同じ「こしあん」のほか、焼きたてノースマン限定で「つぶあん」も販売しています。
せっかくなので、今回は「つぶあん」をいただきました。
皮がついた北海道小豆のプチプチとした食感と、温められてバターの香りが強くなったパイ生地の香りが食欲をそそります。
本店のイートインコーナーには温かいほうじ茶がセルフサービスで用意されているので、ぜひ一緒にいただきましょう。
「焼きたてノースマン」はオイルペーパーのポケットに入って手渡されますが、とても熱いので、手や口の中をやけどしないよう気を付けて。
●和洋折衷のおいしさに感動!企業の垣根を超えて生まれた話題の商品「巴里銅鑼」を実食
現在一部の店舗でのみ販売されている話題の商品があります。
それが、「きのとやグループ」の株式会社COCとの共同開発商品「巴里銅鑼」。
千秋庵札幌本店ではイートイン限定で2022年8月27日から販売を開始しました。
「シルキーオムレットどら焼き」というコンセプトで販売されている巴里銅鑼は、ふわふわのオムレット生地の間にホイップクリーム、求肥、こしあんがサンドされた和洋折衷のあじわい。
生地はふんわり軽めですが、あんこと求肥の食べごたえはなかなか。
1個食べ終わる頃にはすっかりお腹がいっぱいになりました。
生菓子なので日持ちはしませんが、ギフトでもらうととても嬉しいひと品です。
※「巴里銅鑼」販売店は札幌千秋庵公式HP内店舗一覧にてご確認いただけます。
●おいしさの秘密は「地下水」にあり!地下90mから汲み上げた札幌の地下水を飲んでみよう
千秋庵札幌本店の店内には、同店の菓子製造の仕込みでも使われている「地下水」を飲むことができます。
地下90mから汲み上げた新鮮な地下水はとてもやわらかく、飲料水としてもとても飲みやすいあじわいでした。
本店を訪れたらぜひ試飲してみてください!
●札幌を代表するお菓子の名店でみつけた特別なスイーツ♪北海道旅行の思い出においしい1ページをくわえて
大正、昭和、平成、令和と、4つの時代を見守ってきた「札幌千秋庵」。
創業当時から狸小路商店街にほど近い南3条西3丁目の駅前通り沿いに本店を置き、2020年のリニューアル後も同じ場所で営業を継続してきました。
また次の100年も大きな飛躍を遂げ、さらに長く、札幌スイーツ史に残る人気商品を生み出してくれることを期待します。
みなさんも札幌観光の際は、「札幌千秋庵」に立ち寄ってみてくださいね!
- 住所
- 札幌市中央区南3条西3丁目(市電狸小路駅前)
- TEL
- 011-205-0207
- 営業時間
- 10:00~18:00
カフェ&スイーツ好き主婦ライター 三澤恵梨子
北海道滝川市出身。現在は札幌市在住の主婦ライター。
20代前半でカフェ巡りにはまり、仕事の合間を縫ってこれまでに道内外で500軒近いカフェ&スイーツ店を訪問。
ライターとして活動しつつ、全国47都道府県のカフェを訪問するのが夢。
食のことを中心に、北海道の美味しいものや綺麗な景色の情報をお届けするべく、常にアンテナを張り巡らせています。
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