【見どころ・四季・ホテル】旭岳温泉の魅力、ご紹介します!

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旭岳温泉画像提供:東川観光協会

旭岳は北海道の最高峰2291mの高さを誇ります。
その山懐にあるのが旭岳温泉。古くからの名湯として道内では名高い存在です。

でも、どんな魅力があるのか。どこに泊まればいいのか。北海道以外の方にはあまり知られていないのが実情です。

ということで今回は、この旭岳温泉にフォーカス。
知る人ぞ知る北海道の秘湯を周辺の観光スポットと合わせて紹介してまいります。

これを読めば、旭山動物園を見た後でも富良野を訪れた後でもちょっと足を延ばして大雪山の山間へという気持ちになっていただけるのではないかと思います。

<もくじ>
1.旭岳温泉の見どころ
2.旭岳温泉の四季
3.旭岳温泉―その魅力
4.ここには泊まりたい。旭岳温泉の宿泊施設
5.旭岳温泉までのアクセス
おわりに

1.旭岳温泉の見どころ

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

1-1.旭岳ロープウェイ

案外知られていないことですが、実は大雪山という山は存在しません。
いくつかの山々の総称を大雪山と呼びます。

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

その中の最高峰が旭岳。2291mという高さは本州の最高峰などにくらべるとあまり高くないように思われますが、高緯度にある北海道のこと。
標高1600mといわれるこのロープウェイの終点、5合目の姿見駅でさえ、3000m級に匹敵する気候と植生を兼ね備えているのです。

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

本州でも見かけることの少ない高山植物が厳しい環境に耐え、可憐に葉や花を揺らします。
大気の濃さは長野の高原などと同じではありますが、服装や準備としては夏の日本アルプス程度の心構えが必要です。
しかし、その準備の手間に対する報酬としては十分な見返りがその空気や景観を通じて得られます。

混じり気のない純粋な自然を感じ取れる最高のスポットといえるでしょう。

【観光情報】
★ワカサリゾート(株) 旭岳ロープウェイ
住所:北海道上川郡東川町旭岳温泉
電話:0166-68-9111

1-2.キトウシ家族旅行村

東川町は旭川市にも隣接する町です。
旭岳温泉からは若干離れますが、町内にある大人から子供まで楽しめる施設がキトウシ家族旅行村です。

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

高原地帯であるため、ここの北展望台からは旭川や上川盆地一帯の風景がパノラマ状態。
園内には子供たちも大喜びしそうなゴーカートコースに水遊びができる池や遊具もいっぱい。
長いドライブで縮こまった体を伸ばしリラックスするには最高のスポットです。

子供だけでなく大人も春の桜に始まり、夏にはカタクリ、秋の紅葉と散策すれば、ゆったりとした気分を味わえるはずです。
高田にはお城があります。標高360mに立つ展望閣です。キッズは大喜びしそうですね。

一方、南展望台は勇壮な大雪山系の山々十勝岳連峰を一望のもとに。
スケールの大きな公園内には、ゴルフ場、パークゴルフ場、スキー場、などのアウトドア施設も完備。年齢、季節を問わずたっぷりと一日を楽しむことができる場所といえるでしょう。

【観光情報】
★キトウシ森林公園家族旅行村
住所:北海道上川郡東川町西5号北44番地
電話:0166-82-2632

1-3.旭岳ビジターセンター・高山植物見本園

旭岳温泉Photo by Flickr: 旭岳ロープウェイ / alberth2

旭岳ロープウェイの乗り場近く、徒歩にして5分の場所に旭岳大雪山系のアウトドア観光情報を集めたビジターセンターがあります。
観光の起点として一度は訪れておくべき場所です。

旭岳の立体模型や野生動物の展示、四季折々の写真や資料を集約し、様々な自然体験をサポートしてくれる施設です。
冬季の散策に欠かせないスノーシューや歩くスキーもここで貸し出しがあります。
ちょっとした休憩に使える無料休憩所も併設し、大変ユーズフルな施設といえるでしょう。

このビジターセンターからほど近く、旭岳でみられる高山植物を集めているのが高山植物見本園です。
1000mほど標高でありながら本州でいえば3000m級に相当する高山植物の宝庫。

本来であれば、ロープウェイ姿見駅界隈で自然のままの姿を見るのが理想ではありますが、ビギナーには少し敷居が高いかも。
準備もそれなりに必要ですし。また、時間が十分に取れるかわからないという場合には、大変手軽に本格的な高山植物を楽しむ格好のスポットといえるでしょう。

【観光情報】
★旭岳ビジターセンター・高山植物見本園
住所:上川郡東川町勇駒別(旭岳温泉)
電話:0166-97-2153
開館時間: 9:00~17:00
休館日:年末年始(12/31~1/5)

1-4.姿見池散策

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

姿見の池を含むロープウェイ姿見駅周辺はビギナー向けのトレッキングコースとしては最適です。
ただし天候や気温などの条件によってはそれなりの準備が必要となることはお忘れなく。

ロープウェイから見下ろすこの周辺は神々の遊ぶ庭と称されるほどの景観。
春から秋、特に紅葉のシーズンともなれば初心者から上級者まで数多くの観光客でにぎわいます。

特に姿見の池周辺散策は距離にして2km未満、時間でも1時間あれば十分に見て回れ、途中に咲く高山植物群を堪能し、運が良ければですがエゾシマリスをはじめとする野生動物にも出会えるという奇跡のような散策路なのです。

手軽にもかかわらず、十分に高山帯の雰囲気を味わうことができます。

姿見の池のそばは軽く休憩できるスポットもあり、しばし純粋で冷涼な高山の空気に浸ってください。
6月からが本格的な高山植物のシーズン。
小さくも可憐に白い花を揺らすキバナシャクナゲの群落。遠景に見える旭岳。旅の思い出をぜひ写真で切り取ってください。

1-5.ぶらり歩き東川

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

森林に恵まれた北海道では、木製家具の生産が盛んです。

とくに旭川はその生産の中心。
隣接する東川町も旭川家具の30%を生産する家具の街です。
その家具作りから発展した工芸品の生産もまた盛ん。
お土産にもピッタリな素敵な工芸品をリーズナブルな価格で販売しているショップや工芸品の販売も兼ねたカフェなどが多くあります。

特におススメはキトウシ家族旅行村から旭岳温泉へと向かう途中、東川町の山すそ沿いにクラフトショップが並ぶ、別名クラフト街道。
道道1160号線も町のメインストリートこちらには本格的な木材や建材を扱うお店、家具店もあり、木工の町の雰囲気が伝わります。

そして、町内には大雪山系のおいしい水を利用したたくさんのカフェもあり、道北におけるスローライフを満喫できることは確実です。
旅慣れた上級者にはカフェめぐりもおススメです。

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

【観光情報】
★ひがしかわ観光協会
住所:北海道上川郡東川町東町1丁目1-15
電話:0166-82-3761

2.旭岳温泉の四季

2-1.春

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

旭岳の冬以外の季節は極端に短いのです。
逆に言えば一年の大半は冬。だからこそ、冬以外の時期を見逃すとそれは1年を待たなければならないといえます。

春は5月から6月にかけての約6週間。
雪が解けて、残雪の隙間から高山植物が顔を覗かせ、短い雪のない期間に全力で成長しようと命を燃やします。
北海道固有種ともいえるメアカンキンバイの黄金色、エゾコザクラの薄紫は山や渓谷に色を加えて、岩肌を美しく飾ります。
高山植物としては一般的なチングルマも群生し、白い花を一斉に風に揺らす季節です。

動物たちも長い冬の眠りから覚めて一斉に野を駆け回る。すべてが動き出す季節です。
さすがに山麓駅近辺、旭岳温泉付近では雪は残っていませんが、姿見の池、1500m付近では、特に足元に気を使って歩きたいところです。

残雪が解けだす一方、各所に雪渓が残ります。
トレッキングシューズもしくは長靴は用意しておきたい準備です。

2-2.夏

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

さわやかな北海道の夏。
高原ともなればそれは一層。と考えてしまいがちですが、夏でも3000mクラスの気候を持つ大雪山系はさわやかを通り越し、寒い朝や夜もあります。

夏といえるのは7月から8月初めまでの5週ほど。
姿見の池周遊路では、キバナシャクナゲ・チングルマ・エゾノツガザクラ・エゾイソツツジ・ミヤマリンドウなどが見られます。

その中で、やはりユニークな名前と姿で目を引くのはチングルマ。
花の形が稚児車(ちごぐるま)に似ていることから名前が付けられたといわれています。

姿の面では、3回にわたり花の形が変化するのが特徴。
はじめは車輪状の可憐な花。そして、咲き終えた後は、羽毛のような繊毛が花を取り囲み、秋には葉が赤く染まり紅葉となります。

このチングルマとエゾノツガザクラの混合群落は最高のボリュームで登山道一面に白と赤色のコントラストが広がり、複雑なタペストリーを織りなしています。
夏のクライマックスは一度見る価値充分です。
しかし、夏山での遭難という事態も発生している場所ではありますので無理のない計画が必要です。

2-3.秋

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

全国でも一番遅い桜と一番早い紅葉が旭岳の一つの特徴。
8月の下旬はもう秋の声をききます。紅葉は毎年9月の上旬から始まり、約1ヶ月間かけて、山頂から麓までゆっくりと錦繍が広がっていきます。
針葉樹林と広葉樹林が混交する北海道独特の紅葉を一番早く楽しめる場所です。
当然多くの観光客が訪れます。
ともすれば、日暮れが早い紅葉の季節も、旭岳ならば、秋分の日前に楽しめるので、じっくりと真紅を楽しむことができます。 

この景色を安全に紅葉見物ができるのがロープウェイの中。
10分余りの空中散歩はまさに神々の遊ぶ庭を満喫する時間です。
向かって左側の御田の原の池塘群はまさにベストの景観。神の与えた造形の見事さに声も出ない瞬間を体験することになるでしょう。

姿見駅を降りたならば手軽に訪れることができる第一展望台がおススメ。
徒歩で約5分というところでしょうか。
針葉樹はいまだに緑を残し広葉樹は赤や黄色に燃え盛る。
複雑な色彩の乱舞は旭岳の全体を一枚のおおきなタペストリーで包み込んだかのように輝かせます。

過ぎ去る時間にもったいなさを感じるほどの光景。いつまでもいつまでの旅人の心に残ることでしょう。

2-4.冬

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

充分な装備を用意していないならば、冬の旭岳はビギナーには荷が勝ちすぎるまさに白い巨人です。
神奈川県に匹敵する広大な土地が白一色で埋め尽くされる勇壮な光景は遠景からだけで満足しておきましょう。

それでも旭岳温泉全体が標高1000mはありますから、その近辺だけで十分に楽しむことはできます。
スキーやスノートレッキングなどは本州では味わえない北海道ならでは楽しみかたといえるでしょう。

サンピラー(太陽柱)という珍しい現象や氷点下20℃以下の世界で発生するダイヤモンドダストなど。
旭岳温泉近辺のクロスカントリースキーのコースやロープウェイなどからしっかりと見ることが可能です。

3.旭岳温泉―その魅力

旭岳温泉画像提供:東川観光協会

大雪山系をはさみ東にある層雲峡温泉に比較し、国立公園内にある旭岳温泉はゆったりと落ち着いた温泉街。
その分、ゆっくりと自然と温泉を楽しむには最高のロケーションといえるでしょう。

なんといってもその魅力は豊富な源泉と泉質。
宿ごとに源泉も違うどころか一つに宿の中に複数の源泉を持つ施設まであります。

湧駒荘(ゆこまんそう)の温泉は、大正3年(1914年)に発見され、開設以来絶えず毎分300L以上の湯を湧出しています。

泉質は硫酸塩泉・正苦味泉「マグネシウム」、石こう泉「カルシウム」、炭酸水素塩泉「アルカリ金属」、緑ばん泉「鉄」など。
特に「正苦味泉」は日本でも湧出量が少ない名湯に数えられるほど。

各宿泊施設の趣向を凝らした内風呂で、あるいは夏には星が降り、冬にはダイヤモンドダストが舞う野趣豊かな露天風呂で温泉の本当の味わいを十分に味わい尽くしてください。
湧出は大正3年という100年の歴史を持つ秘湯。
道内の温泉の中でも特におススメです。

4.ここには泊まりたい。旭岳温泉の宿泊施設

4-1.ラビスタ大雪山

旭岳温泉Photo by Flickr:ラビスタ大雪山 / alberth2

旭岳温泉で人気ナンバーワンのラビスタ。グループのホテルは函館でも朝食の充実度で名高いホテルです。ドイツやアルプスの山岳リゾートを思い起こさせる外観。

旭岳温泉Photo by Flickr: ラビスタ大雪山 / alberth2

館内だけでなく客室も本物の木のぬくもりがあふれ、遠く旭岳を臨む館内は時間がゆったりと流れています。
木の質感を生かしたエントランスから、ゆったりとした大浴場まで極上の癒しの空間を味わうことができます。

設備も必要最小限でにして十分。洋食のコース料理「ダイニング ノンノ」と郷土料理をメインとした鉄板焼「蝦夷鍋と狩人焼 ヌプリ」。
食の面でも十分に満足させてもらえるはずです。

【観光情報】
★ラビスタ大雪山
住所:北海道上川郡東川町旭岳温泉
電話:0166-97-2323
公式サイト:http://www.hotespa.net/hotels/daisetsuzan

4-2.ロッジ・ヌタプカシウペ

アイヌ語で「大雪山」と言う意味。
ザ・ログハウスという雰囲気のファサード。館内もロッジかくあるべしとばかりの雰囲気です。

木の質感を大切にした素朴で豪華黄な調度。
たテーブルやいすも丸太そのもの。手作りの温かみが館内にあふれています。

なんといっても最大のポイントは手づくりの露天風呂から眺める川や森。
せせらぎを聞きながら身を浸すお湯は泉質の良さも相まって本当に体が自然の中に溶け出すような感覚を味わえます。
旭岳登山の拠点とするリピーターも多く家庭的な雰囲気です。

ここにはありのままの自然があります。

【観光情報】
★ロッジ・ヌタプカシウペ
住所:北海道上川郡東川町旭岳温泉
電話:0166-97-2150

4-3.勇駒荘

旭岳温泉でも最も歴史がある純和風の宿。
「日本秘湯を守る会」にも加盟しているこのお宿は敷地内から5か所もの大きな源泉を持ち、泉種が多彩。
全国的にも珍しい正苦味泉「マグネシウム」は絶対入っておきたいお風呂といえるでしょう。

自然の造形物を生かした野趣豊かでダイナミックな大浴場。
露天風呂も源泉や温度の違う様々なお風呂を年中違う味わいで楽しめます。

上質な秘湯で心と体を心行くまでとろかしてください。ロビーの旭岳の火山岩を使った暖炉も雰囲気満点。
のんびりゆったり旭岳の山懐を楽しめるようになっています。
絶対おすすめの宿の一つです。

【観光情報】
★湯元 湧駒荘
住所:北海道上川郡東川町旭岳温泉
電話:0166-97-2101
営業時間:日帰り入浴 ※別館・11:00~19:00 ※本館・13:00~17:00
料金:大人700円・子供350円(別館)
公式サイト:http://www.yukoman.jp

4-4.旭岳万世閣 ホテルベアモンテ

旭岳温泉画像提供:北海道無料写真素材DO PHOTO

道内では主要な温泉地にある万世閣。
その中でもベアモンテはヨーロピアンテイストの本格的なリゾートホテル。

サービスの質で定評のある万世閣グループの一翼を担うだけあって、上質なサービスと豪奢な内装で旅人を全力でおもてなし。
旭岳の豊かな泉質を心ゆくまで楽しむことができる大浴場や露天風呂で心ゆくまで温泉を満喫してください。

ロープウェイから歩いて5分、ホテル向かいには旭岳ビジターセンターがあるという抜群のロケーション。
すべてがゆったりとしている雰囲気に包まれた上質なお宿です。

【観光情報】
★旭岳万世閣ホテル ベアモンテ
住所:北海道上川郡東川町旭岳温泉
電話:0166-97-2321
公式サイト:http://www.bearmonte.jp/

5.旭岳温泉までのアクセス

旭岳温泉画像提供:北海道無料写真素材DO PHOTO

JR旭川駅前からならば旭岳温泉行きバス『いで湯号』利用 86分です。
1日3往復出ていますので、比較的利用はしやすいといえるでしょう。

自家用車、レンタカーを利用する場合は43㎞で約 60分です。
交通量はそれほど多くはありませんが、冬場は道路の凍結に十分注意が必要です。

夏場は富良野・美瑛方面へ主要交通路と重なる部分が多く、観光施設のそばは渋滞しがちです。
富良野方面からであれば、道道213号線か543号線が便利です。

おわりに

いかがだったでしょうか。
近年、旭山動物園や富良野・美瑛の人気向上に伴い旭岳温泉の人気は上昇中です。

美しい山、広大な自然、すばらしい温泉と北海道で楽しむ温泉としてはその条件をすべて兼ね備えている春夏秋冬楽しめる温泉街。
ぜひ訪れてみてください。

道外ではあまり知られていない秘湯。
道内からの観光客が多いという点もこの温泉地の魅力を証明するものではないかと考えます。
旅行上級者にこそおススメです。

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