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北海道の流氷を満喫したい方へ!流氷情報・楽しみ方まとめ!

エリア
網走・北見・知床
投稿日
最終更新日:2021年3月16日
毎年真冬になると、北海道の東側、オホーツク海等にやってくる流氷。遠くかなた、シベリアから流れ着く白い氷のかたまりを求めに、日本中から多くの観光客が訪れます。
きっとあなたもいつかは行ってみたい、もしくは今年こそ、と思っているのではないでしょうか?

とはいえ、実際に流氷を、いつ、どこで、どうやって見ればいいのか、わからないという方も多いのではないでしょうか?普段めったに行く機会のない、北海道のさらに東だけに、なおさらですよね。

ということで、流氷をこの目で見たい!という方のために、北海道で流氷を楽しむのに知っておきたい事を、まとめてご紹介いたします。

あなたもぜひ、勇気と時間をもって、流氷に逢いに来てくださいね!

1.流氷とは

流氷は水面(海面)を漂流する氷のかたまりのこと。北海道で見られる流氷は、オホーツク海のはるか北、サハリン北東部の海で生まれた流氷が流れ着いているとされています。
(出処:北海道立オホーツク流氷科学センターGIZA http://www.giza-ryuhyo.com/ryuhyoinfo/Q&A.html

そして北海道の流氷は、北半球では最も南で見る事ができる流氷=流氷の南限、でもあり、とても貴重なものであります。

また、流氷が来る記事としては、例年1月20日過ぎ頃に初めて観測され、1月末頃~3月上旬頃がおよそ流氷のシーズンとされています。

流氷イメージ

2.流氷情報収集に便利なサイト4種

さて、実際に流氷を見に行こうと思った時に気を付けなければいけないのが、その時、そこに流氷があるかどうかということ。流氷はシーズン中、実際には海や風の流れにより動くもの。行っても見れなかった、ということを避けるため、予め情報を確認し、必要に応じてみる場所を変える事も必要です。
ということで、流氷情報を得るのに便利なサイトを4種ご紹介いたします。

1.海氷情報センター(第一管区海上保安本部)

北海道の流氷関係者の多くがまず参考にするのがこちらのサイト。
こちらでは、各沿岸からの目視での観測情報を伝える「沿岸観測情報」と、オホーツク海の流氷の分布が分かる「海氷速報」を期間中毎日更新。
今、流氷がどのあたりまで来たか、どこにあるかがというのが分かる、とても便利なサイトです。

沿岸観測情報
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/engan/engan_jp.html
海氷速報
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/ice_chart/ice_calendar.html

2.JAXA 地球観測研究センター オホーツク海の海氷分布情報

http://sharaku.eorc.jaxa.jp/cgi-bin/adeos2/seaice/seaice.cgi?lang=j&mode=large&sen=P1AME&area=okh&pro=IC0
衛星による流氷分布が一目でわかるサイト。風向きなどもあわせて確認ができるため、このサイトを見つつ予測を楽しむこともできます。

3.Twitter 流氷なび

https://twitter.com/ryuhyonavi
こちらは、網走から知床、羅臼にかけての日々の流氷情報を中心に、ツイッターで毎日更新。
「今日ここで流氷が見れた」等のリアルな情報はもちろん、悪天候時の通行止め情報なども
教えてくれる素晴らしいサイトです。

4.Twitter 流氷なう

https://twitter.com/ryuhyonow_
こちらの「流氷なう」は、紋別やその北の雄武町等の流氷情報を日々教えてくれるサイト。
オホーツク流氷科学センターさん等が中心となり生の情報を紹介、とっても役に立つサイトです。

3.船から楽しむ流氷

続いては、流氷を楽しむ上で外せない、流氷船をご紹介いたします。
基本的にはこの3パターンと思って頂ければ間違いありません。

3-1.ガリンコ号Ⅱ

もんべつ流氷まつり
まずは紋別から発着する「ガリンコ号Ⅱ」!ガリンコ号Ⅱの特徴は船首についているスクリュー装置。これでガリガリッ、ガリガリと流氷を割って進む迫力がなんといってもこの赤い船の魅力です!

通常1日5便出航、2月はこれに早朝のサンライズクルーズ、夕暮れのサンセットクルーズが加わり計7便の運航です。
https://o-tower.jp/publics/index/23/

3-2.おーろら号

沖に浮かぶおーろら号
次は網走から発着する「おーろら号」。正式には網走流氷観光砕氷船おーろらです。

おーろら号の砕氷の仕組みはガリンコ号Ⅱと異なり、船首から氷に乗りかかり船の重みで流氷を割る仕組み、そのため通常の同サイズの船の倍の出力をもつ、パワフルな船です。

最盛期の2/1~3/14に1日5便、一部期間の金・土・日はこれにサンセットクルーズも加わります。
https://www.ms-aurora.com/abashiri/index.html

3-3.羅臼バードウォッチングクルーズ

流氷クルーズ©:知床ネイチャークルーズ
最後はオホーツク海から知床半島を挟んだ裏手側、根室海峡に面した知床羅臼からのクルーズ。

先の2クルーズとは異なり、オホーツク海よりも砕けた氷が広がる海の為、小型のクルーザーで見学するのが羅臼スタイル。その為流氷とも近く、また海の魚などを狙うオオワシなどの貴重な野鳥が大群で空を舞うという、世界でも類のないクルーズが楽しめるのが特徴。世界中から野鳥ファン、カメラ愛好家がわざわざやってくるのです。

約4業者が運行、早朝・午前・午後の3クルーズが行われます。
http://www.rausu-shiretoko.com/

4.流氷ビュースポットいろいろ

続いては、陸から流氷を楽しむのにおすすめしたい流氷見物スポットを、7か所厳選してご紹介いたします!

・オホーツクタワー

オホーツクタワー
紋別にある、オホーツク海に突き出た地上3階建てのタワー。海上から、海中の流氷の下の世界も楽しむ事ができます。

・能取岬

能取岬
網走市の北、オホーツク海と「能取湖」の間に突き出た岬。眼下に流氷を見わたす光景はまさに絶景です!

・JR北浜駅

JR北浜駅近く
オホーツク海=流氷に一番近いJR駅として有名なのが「JR北浜駅」。冬シーズンになると観光列車「流氷ノロッコ号」(2016年が最後の運行)が停車し、人気を集めていました。

2017年から新たに「流氷物語号」が運行開始。車窓や簡素な駅からの絶景が楽しめます。

【関連記事】
流氷のオホーツク海がすぐそば!観光列車「流氷物語号」の魅力

・以久科原生花園

以久科原生花園
斜里町の海岸近くにある原生花園。駐車場から高台に上がればそこは流氷の世界!海岸に降りればゴロゴロする流氷に触れることもできます。

・フレペの滝

フレペの滝から
世界自然遺産・知床にある景勝地。断崖絶壁から流れる凍りつく滝、そして一面に広がる流氷と、この時期ならではの絶景を楽しめます。
なおこちらの滝へ行く場合は、余程慣れている方でない限り、現地のトレッキングツアー等に参加するようにしてください。

・羅臼国後展望塔

羅臼国後展望台
羅臼の流氷の魅力として挙げられるのは、根室海峡に浮かぶ流氷とその先に望む北方領土、国後島。郷愁を誘う風景はまさに羅臼ならではです。

・野付半島

野付半島への道
根室海峡へ突き出す日本最大の砂嘴として知られる、道東・野付半島。半島に続く道路を走ると、左手には流氷が浮かぶ海、右手は凍りつき白い大地となる内海と、神秘的な光景が広がります。

5.流氷で遊ぶ

ここでは、船やビュースポットだけでない、流氷にまつわるこの時期ならではの遊び・体験をご紹介いたします。

・流氷ウォーク

ryuhyo-walk-image
知床・ウトロなどを中心に注目を集める体験。真冬でもぬれずに温かい特殊なドライスーツを着て、流氷の上を歩いたり、はたまた流氷が浮かぶ海に落ちてみたり。子供から大人まではしゃぐこと間違いなしの人気メニューです。

・流氷乗馬

網走原生牧場観光センターで楽しむ事ができるメニュー。流氷が押し寄せる海岸沿いを乗馬、トレッキング。馬に跨りながら眺める流氷はまた格別です。

・流氷ヘリコプタークルージング

北清ヘリシス
流氷の街、網走から気軽にヘリでクルージング。空の上から海を埋める流氷のダイナミックさに感動!

・流氷熱気球フライト

気球から見た流氷
気球に乗ってオホーツク海に広がる流氷や雪の大地を一望!小清水・清里町周辺で体験できます。

その他、初心者向けではありませんが、流氷を海の下から除く流氷ダイビングなるものも。ダイビング好きの方であれば、ぜひ体験したいメニューです。

流氷ダイビング

おわりに

以上、北海道の流氷にまつわる情報やおすすめ等、ご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
十分に学習をすれば、あとは行ってみるだけ!
ぜひあなたの目で、耳で!流氷を感じて、楽しんでみてくださいね。
流氷は気が付けば去ってしまうもの、行きたいと思った時が行きドキですよ♪

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