北海道で2つしかない二酸化炭酸泉が楽しめる「五味温泉」|下川町
- 道北・稚内・利尻礼文
- 最終更新日:2021年6月22日
日本全国では30ヶ所、北海道内では2つしかない「含二酸化炭酸水素塩泉」の温泉を楽しめるのが「五味温泉」。
明治38年に、その一帯を管理していた五味勘三郎という男性が発見したことをきっかけに、温泉施設が設えられました。
1.「含二酸化炭酸水素塩泉」って?
含二酸化炭酸水素塩泉には、ナトリウム、マグネシウム、カルシウムが含まれています。
3種類が混在しているのは日本全国の温泉でも珍しく、北海道内では愛別町と下川町の2ヶ所のみ。
効果効能として、血行を良くして動脈硬化の予防や高血圧に効きます。
冷え性改善の効果も見込めるため、女性に嬉しい泉質でもあるのです。
飲料として飲む場合は、慢性的な便秘や糖尿病に効果があると言われています。
「心臓の湯」「美人の湯」といった通称で親しまれているのが特徴です。
2.町内からの定期バスが便利!
五味温泉は14.5度の冷泉で、湧いている温泉のところに宿泊施設がオープンしました。
何度かの増改築や休業を経て、1998年にお風呂が新設され、現在の姿になっています。
通常の温泉施設は、立地に併せて温泉を掘り出すのが通例ですが「五味温泉」は、その点が他の温泉とは少し違っています。
そのため森に囲まれた場所にあ理、市街地から車で5分ほどとちょっと距離があります。
ですが、自分の車がない方や観光に来たお客様向けに便利なのが、町内の無料シャトルバスです。
下川町のゆるキャラ「しもりん」がプリントされたバスは、一日に5便、1時間半から2時間ごとに走っています。
バスの時刻表はこんな感じ。「フレペ」とは町内のイベントスペース「ガーデニング・フォレスト フレペ」のこと、「末武」とは町内にある末武商店のことを指します。
町外から来た方は、バスターミナル前から乗り降りするのが一番わかりやすいかもしれません。
名寄方面や興部方面へ行く名士バスとの接続に合わせて、シャトルバスは発着しているそうなので、町外から来る方にとっても使いやすいですね。
3.入浴が半額になる!「お風呂の日」
2017年7月から、試験的に始まったのが「お風呂の日」。
町民であろうとなかろうと、毎月26日は「お風呂の日」として入浴が半額になります。
「少しでも温泉へ足を運んでくれる人が増えたら」という思いで始めた「お風呂の日」には、いつもの1.5倍くらいのお客様が押し寄せるとか。
毎日来る方や、常連さんのために配っている入浴券も、13枚入り1冊の入浴券セットは、4,000円。そのセット3冊を、1万円で販売しています。
このチケットを利用すると、1回あたり40円ほど安く入浴ができてお得です。
4.ゆったりくつろげる五味温泉内の宿泊施設
現在、五味温泉には毎日200人から300人くらいの人々が訪れます。
そのうちビジネスで宿泊するお客様と観光で訪れる方は半分ずつほど。町内の方はもちろん、士別や剣淵からもほぼ毎日日帰り入浴に訪れる方もおり、根強い五味温泉ファンがたくさんいます。
宿泊は、本館と別館を合わせて全部で17室。本館には和室が8部屋と洋室2部屋、別館には和室が7部屋あります。
最大で3人まで宿泊可能な和室
夕朝食付でも1万円弱で泊まれてとってもお値打ち。
朝食はトマトジュースが飲み放題。
下川で採れたフルーツトマトにそのままかぶりついているような濃厚なジュースで、お客様にも好評だとか。
朝食会場でもある食事処「りんどう」
2017年からは、学生さん向けに特別プライスの合宿プランも始めました。
通常8,525円の二食付きのプランが、学生限定で5,500円と格安に。
お料理は一人一膳ではなく、取り分け形式になり、アメニティ持参など通常プランとは違うところもありますが、すでに12月・1月と予約が入っているそう。
大学生の卒業旅行や、中高生の部活動の合宿などに重宝されそうです。
知る人ぞ知る五味温泉。喧騒を離れた森の中の秘湯に、ぜひゆっくりと訪れてみてはいかがでしょうか。
5.「五味温泉」詳細
住所:北海道上川郡下川町班渓
電話番号:01655-4-3311
開館時間:10:00〜21:00(受付終了は20:00)
チェックイン:14:00〜
チェックアウト:〜10:00
入浴料金:500円(大人)、300円(子ども)
休館日:月1回 月曜日(要連絡)
駐車場:有(無料)
公式サイト:http://gomionsen.jp/
こちらの関連記事もどうぞ
姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)