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海の王者・シャチがもう目の前!知床・羅臼クルーズの凄さ!!

エリア
網走・北見・知床
投稿日
最終更新日:2024年5月10日
日本の最果て、知床・羅臼。知床というと知床半島の山の自然を思い浮かべる方が多いかと思いますが、海には想像をはるかに超える世界があることをご存じでしょうか?

知床半島の東側、羅臼の沖合では、イルカやクジラに加え、海の王者・シャチまで見ることができてしまうのです!今回はその凄さからはるばる外国各地からも観光客が訪れるという、羅臼のクルーズの様子を、「知床ネイチャークルーズ」の名物船長、長谷川さんにご紹介いただきましたので、どうぞご覧ください♪

はじめに

羅臼クルーズ・シャチこちらの写真を見て、果たしてどれだけの人がこの景色が『日本』であると感じて頂けたでしょうか?たくさんの雪に覆われた知床半島の山を背景に、今にもシャチの呼吸音が「ぶしゅー」と聞こえてきそうな幻想的な風景。

春先、シャチが回遊してくる知床羅臼沖、自分の足では踏み入ることができない海の生き物たちの楽園をご案内します。賑わいの海、豊潤の海へ・・・

大海原へ出航!!

クルーズはデッキとキャビンそれぞれに席があり、おトイレも完備で安心です。

知床ネイチャークルーズのクルーズ船天気が良ければ、目の前には北方領土・国後島が一望できます。左右に約120キロ、沖縄本島よりも面積が大きい国後島。
知床ネイチャークルーズのクルーズ船

マシンガントーク

知床ネイチャークルーズ・長谷川船長羅臼の海を知り尽くしている元漁師の船長。生き物たちの解説のみならず、羅臼の漁業の歩みや文化、歴史のことなども解説します。バリバリ羅臼弁でのマシンガントークをお楽しみ下さい(早口で聞き取れない場合は、通訳してもららえます。)。
※知床羅臼のすべてのクルーズでマシンガントークがある訳ではありませんのであしからず。。

白黒の・・・!?

羅臼クルーズ・イシイルカ春先に一番遭遇率が高い鯨類は、こちらのイシイルカ。

白黒のこの体を見て「シャチですか?」と聞かれる方もいらっしゃいますが、全長約2mの小型のイルカです。

高速で泳ぎ、海面から体をほとんど出さずV字にあがるしぶきが目立つ独特な泳ぎ方をします。

違和感に注目

羅臼クルーズの様子生き物との出会いは、その時の運次第。元漁師の船長の経験とデータ、そして人の目を頼りに生き物を探していきます。

羅臼沖で出会う可能性のある生き物の説明や見つけ方を専属のスタッフがレクチャー。お客様も一緒になって、探鯨、探鳥にチャレンジ!!どのように見えるのか、まずは目を慣らしてみましょう。

羅臼クルーズの様子

シャチとの遭遇率が高まる春先、流氷が去り植物プランクトンが発生し
そこへ集まる動物プランクトン。それを求めて小魚が集まり、鳥類、鯨類が集まる。
そのプランクトン類を求め、遥か赤道を越え南半球から渡ってくる鳥たちがいます。

羅臼・ハシボソミズナギドリ多い時では何万羽という群れになり海を黒く染める、ハシボソミズナギドリ。この鳥の大群が一斉に飛び立つ時、その湧き上がるような羽音に圧倒!!

羅臼・ハシボソミズナギドリハシボソミズナギドリが集まる場所には、同じプランクトン類を食べるミンククジラも集まり、上手に共生しています。

海の王者、シャチに出遭う

羅臼クルーズ・シャチに出会うシャチは必ず、群れ(家族)で行動します。

羅臼クルーズ・シャチその家族によって性格も異なり、興味を持って船に接近してくるシャチや警戒して距離を保とうとするシャチも。子シャチたちは母シャチに甘えたり、飛んだり跳ねたり無邪気に遊ぶ姿も見られます。

羅臼・シャチのジャンプ!

家の窓から見えてるぞ~

漁船からも船長へ「シャチがいた」との連絡がよく入りますが、道路や民家からも「自宅の窓からシャチが見えている」と連絡が入ることも。

陸にとても近い所でシャチが確認できるのも、羅臼の特徴です。近い時では、陸から1キロも離れていません。

羅臼の岸とシャチ

また、知床半島と北方領土・国後島に挟まれた根室海峡は湾状の海峡になっており、もちろん海なので波はたちますが、国内のホエールウォッチングでは特に穏やかな海と言えるでしょう。

羅臼の静かな海とシャチ羅臼の静かな海とシャチ

知床羅臼沖の【普通】は、【普通】ではない『異世界』!

まだまだ、知られていない知床・羅臼の海の魅力。毎年春先には、根室海峡にたくさんのシャチがやってきます。

残雪の知床連山をバックに、悠々と泳ぎ王者の貫録漂うシャチの家族。その壮大な光景を目の当たりにし、感動せずにはいられません。

その瞬間との出会い、生き物たちとの出会いは一期一会。二度と同じ時、同じ光景とは巡り合えません。日本で野生のシャチに出会える場所があること自体、あまり知らせていないのが現状です。

羅臼・シャチ野生の生き物を相手にしているので、100%出会える保証は出来ませんが、だからこそ、いつ何が起こるかわからない面白さがあります。

普段目にすることが出来ない瞬間をその目で見て、感じて、一緒に体験しましょう!!

防寒対策はしっかりと!!

羅臼クルーズ羅臼町は真夏でも20度前後。5月、6月は霧がかかることも多く沖合に出ると、風が当たり体感温度が下がります。そのためしっかりとした上着や手袋、帽子等を用意されることをオススメします。

船には貸し出しのレインウェアもございますので、お気軽にスタッフへお申し出ください。また、キャビンの中は暖房もきいております。

シャチが見れる確率は?

2019年の実績では、5月:56%、6月:71%、7月:39%、8月:9%と決して高くはありません。なお、例年のシャチが見られるシーズンは4月下旬~7月上旬となります。詳しいデータはこちらを参照ください。

なんとしてもシャチを見たい!という方は、羅臼に泊まって2日以上滞在するような、余裕を持った行程を組むことをおすすめいたします。

なお、7月から10月にかけては、世界最大級の生物、マッコウクジラが現れるシーズンとなりますので、こちらも魅力です♪

イルカ、クジラ&バードウォッチングクルーズ 基本DATA

今回ご紹介していただきました、「知床ネイチャークルーズ」さんのクルーズツアー情報をご紹介いたします。

夏季クルーズ:4月下旬から10月中旬
【シャチのオススメシーズンは、4月下旬から7月初旬】
出航時間:9時頃、13時頃 所要時間:約2時間半
※GWや夏休みシーズンなどの繁忙期に関しては増便となる事があります。
変則的になりますので、要お問い合わせください。
料金:大人8,800円、小人(3歳以上~小学生まで)4,400円、2歳以下無料。
運航条件:最少催行人数5名以上

【クルーズについての注意点】
・出航時刻や所要時間は多少前後する場合がございます。
・気象・海象によって欠航する場合もあります。
・クジラやイルカは野生の生き物ですので、100%出会えるとは限りません。出会えなかった場合、返金はありません。
・クルーザーは大型船と違い、波の影響を受けやすいため揺れますので、船内の移動など十分にご注意ください。
・カメラ等の波しぶきによる故障、船の揺れによる破損、持ち物の海中への遺失などについては自己責任となります。
・本船にはトイレも完備しております。
・船酔いが心配な方は、各自酔い止めの薬をご準備ください。船内および受付等では販売しておりません。

知床ネイチャークルーズ【 (株)知床ネイチャークルーズ
HP:https://www.e-shiretoko.com/

なお、羅臼でクルーズ船を定期運航している会社は、以下もございます。
詳しくはクリックして、各業者のページよりご覧くださいませ。
株式会社まるみ(羅臼の宿まるみ)(アルランⅢ世)
ゴジラ岩観光(カムイワッカ号)
観光クルーズはまなす

知床・羅臼の観光についての情報は、
知床羅臼町観光協会HP:https://rausu-shiretoko.com/

知床・羅臼へのアクセス


・女満別空港から車で約2時間40分
・JR網走駅から車で約2時間
・JR斜里駅から車で約1時間40分
・ウトロから車で約30分
・中標津空港から車で約1時間10分

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