MENU
SEARCH
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、臨時休業や営業時間短縮など、サイト内でご紹介している施設・店舗でも営業内容が通常と異なる場合があります。

ところ遺跡の森(北見市常呂町)で謎が多いオホーツク人のルーツに触れてみよう

エリア
網走・北見・知床
投稿日
最終更新日:2019年3月11日
北見市常呂町、オホーツク海を望むサロマ湖の程近くに「ところ遺跡の森」(ところいせきのもり)はあります。

ここにはオホーツク文化独特の生活がわかる場所が今も良好な状態で残っているとても珍しい貴重な場所。
その重要さから国の史跡に指定され、現在も遺跡の研究や保存、整備が進められています。


今回は見どころがたっぷり!「ところ遺跡の森」をご紹介していきます。
はるか大古に想いを馳せながら遺跡を肌で感じると、とてもロマンを感じますよ。

1.ところ遺跡の森はどこにある?

ところ遺跡の森はサロマ湖とオホーツク海の隔たりのすぐ近く、道道サロマ湖公園線(どうどうさろまここうえんせん)沿いにあります。

目印となるのは大きな駐車場。向かいには観光ホテル「サロマ湖鶴雅リゾート」もあったり、景勝地の「ワッカ原生花園」などがあり、サロマ湖観光のスポットとして散策する人も多い場所です。

【関連記事】
日本最大の海岸草原!道東の花の楽園・ワッカ原生花園とは?

2.ところ遺跡の森はどんな場所?

ところ遺跡の森イメージ

このところ遺跡の森は東京大学大学院人文社会系研究科と常呂町が協力し合い過去に発掘された土器や住居などを整備、展示している場所です。
森を散策すると当時の竪穴住居を復元したものや、あちこちにある跡地などを見て回る事ができます。

この場所は1957年(昭和32年)から発掘調査が始まり、2017年(平成29年)で60周年を迎えています。
現在も遺跡の発掘作業を継続し、北海道の先史が学べる場所として注目をあつめています。

3.ところ遺跡の森で見る事のできる資料館

ところ遺跡の森イメージ

ただ森を散策するだけではもったいない!
この森には発掘された資料を展示している施設が3つあり、歴史や土器、発掘された埋蔵物なども見る事ができます。

ミニシアターがあったり、当時の生活が分かる模型があったりと森の散策をする前に訪れてみるのも良いでしょう。

3-1.ミニシアターで歴史を時系列で知る事ができる「ところ遺跡の館」

ところ遺跡の森イメージ

常呂遺跡がどのような経緯を辿って今に至るのかをミニシアターや沢山の資料で学ぶ事ができるのが、遺跡の森に入ったところにある「ところ遺跡の館」。

時系列で時代を見ていく事で、発掘された資料がどのように変化していくのかを知ることができます。

ところ遺跡の森イメージ

3-2.当時の精巧な模型に見入る「ところ埋蔵文化財センター」

ところ遺跡の森イメージ

広大な常呂地域の遺跡で発見された資料などを保存・展示しています。

樺太アイヌ(からふとあいぬ)の生活が分かる民俗資料や住居の精巧な模型なども展示。
奥の部屋にある東大研究室の資料室には入れませんが、60年間蓄積された資料の量に驚きます。

ところ遺跡の森イメージ

3-3.わかりやすいパネルで遺跡の謎に迫る「東京大学所資料陳列館」

ここは東京大学の遺跡発掘調査の研究成果の一部が公開されています。

沢山の資料と分かりやすく解説されたパネルで、より深くオホーツクの謎を知る事ができます。
大学の施設ですが、無料で入れます♪

ところ遺跡の森イメージ

4.もっと遺跡の事を知ろう!「ガイドブック」

「ところ遺跡の館」の受付で「ガイドブックを下さい」と申し出るともらえるこの小冊子。

中にはパンフレットよりも詳細に遺跡や文化の説明、森で見る事のできる珍しい草花の事まで載っています。

無料でいただけるので資料としていただくと良いですよ!

5.おわりに

ところ遺跡の森は先人達の生活を知る事が出来る貴重な場所。
オホーツク人はどこから来てどこへ行ったのか。未だ謎が多い人種として更なる研究・発掘調査をしています。

そんなミステリアスで世界的にも貴重なこの森へ是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
大古に繁栄した人々の想いにほんの少し触れられるかもしれませんよ!

6.基本情報・アクセス

ところ遺跡の森施設
ところ遺跡の館
住所:北見市常呂町栄浦371
電話:0152-54-3393
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月29日~1月5日)
観覧料:個人:(一般)280円(高校生・大学生)160円(小中学生・70歳以上)無料
    団体:(一般)240円(高校生・大学生)130円(小中学生・70歳以上)無料
※障がい手帳をお持ちの方、幼稚園や小・中学校の教育活動における引率の方など、観覧料が免除になる場合があります。詳細についてはお問い合わせください。
ところ埋蔵文化財センター
住所:北見市常呂町栄浦376
電話:0152-54-3167
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日・祝日の翌日・年末年始(12月29日~1月5日)
観覧料:無料
東京大学所資料陳列館
開館時間:9:00~17:00
休館日:火曜日(祝日は開館)・年末年始(12月26日~1月7日)
観覧料:無料
ところ遺跡の森URL:http://www.city.kitami.lg.jp/docs/7209/(北見市HP)

こちらの関連記事もどうぞ

姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)

沖縄の旅が100倍楽しくなる旅行サイト 九州の旅が100倍楽しくなる旅行サイト

エリアから選ぶエリアから選ぶ

注目のタグから検索注目のタグから検索

  • 北海道ラボをフォロー北海道ラボをフォロー

    • Facebookをフォロー
    • Instagramをフォロー