あれ、こんなに便利なバスがあったの?ひがし北海道周遊観光バスを解説!
- 北海道全域
- 最終更新日:2019年3月1日
しかしながらそこは広大な大自然ゾーン。車(レンタカー)でないと効率よく巡ることができないという印象が強く、実際に行ったという方はまだまだ少ないのが実情です。
ところが、昨年(2016年)から期間限定で、札幌を起点に道東をぐるっと巡る観光バスが走り出しました。それが「ひがし北海道周遊観光バス」。4日間をかけて札幌から東のはての知床まで巡り、道中観光まで楽しめるとあって注目されています。
ということで今回は、「ひがし北海道周遊観光バス」の魅力、ポイントを、ざっとかいつまんでご紹介いたします!
1:ひがし北海道周遊観光バスとは
ひがし北海道周遊バスとは、2016年から期間限定で道東を運行している観光バス(ツアーバス)。札幌を起点に層雲峡や帯広・十勝川(秋のみ)を経由して知床に至る、計4ルートを走ります。
運行期間は秋期と冬期で、約150日程度。全ルートに乗車しぐるっと1周すると約900km、最短3泊4日で広大なひがし北海道の見どころを効率よく巡ることができます。
・いつ走ってるの【期間】
ひがし北海道周遊観光バスが運行する時期は大きく分けて、秋と冬。
秋 2017年9月1日~11月2日
冬 2017年12月9日~3月17日(年末年始除く)
なおバスにより運行初日と最終日が異なりますので、ご確認ください。
・どこを走るの【区間】
ひがし北海道周遊観光バスが運行する区間は、以下のとおり。
どの区間も1日1往復します。
秋:札幌~層雲峡、層雲峡~知床(ウトロ)、知床(ウトロ)~帯広・十勝川温泉、帯広・十勝川温泉~新千歳空港・札幌の4区間
冬:札幌~層雲峡、層雲峡~知床(ウトロ)、知床(ウトロ)~帯広・十勝川温泉の3区間
なお冬は3区間ということで札幌~帯広間が走っておりませんが、同区間を走る都市間バス(ポテトライナー、とかちミルキーライナー、まりも急行札幌号)やJRなど多くの便が出ております。
・料金はいくら【費用】
ひがし北海道周遊観光バスは各区間にある停留所で乗降可能。ということで、最低2,000円~最大で7,000円。ちなみに秋版の4区間すべて乗ると23,500円(大人)です。
・乗るためには【予約】
ひがし北海道周遊観光バスは予約制の観光バス。2日前(17時)まで、公式サイトからインターネットで予約ができるので便利!
決済手段もクレジットカードかコンビニ決済(日本語予約のみ)も可能。Webで予約してあとは乗るだけなので楽ちんです。
・どんなバス【仕様】
ひがし北海道周遊観光バスは道内の観光バス業者数社で分担して運行。基本的には中型の観光バスですので居住性も悪くありません。
また車内はwifi完備。また運転手の他スタッフも同乗しているので安心です。
・その他【注意すること】
1:ひがし北海道周遊観光バスの法的な運行形態は日帰りツアーという扱い。ですので、予約後、出発の10日前から取消料が発生します。
2:ひがし北海道周遊観光バスを利用する条件として、道東および道北エリア内で宿泊をしていることが条件です。また乗車の際には宿泊していることの証明(行程表やクーポン、予約画面など)を提示いただく必要がございます。
2:秋版の見どころ
次は、各区間の見どころをご紹介いたします!まずは秋から。
・知床五湖【層雲峡→知床コース】【知床→層雲峡コース】
世界自然遺産・知床を代表するスポット。紅葉シーズン、秋色の知床もまた魅力です。
・天に続く道【知床→帯広コース】
見わたす限りまっすぐの道が続く、約18kmの直線道路の基点。北海道は広い、を実感するスポットです!
・摩周湖【帯広→知床コース】【知床・帯広コース】
神秘の湖として知られる湖。よく晴れた日に見られる、摩周ブルーと呼ばれる青い湖面が見れるのか、もしくは「霧の摩周湖」か。若干の運も試されます。
・阿寒湖【帯広→知床コース】【知床・帯広コース】
マリモとアイヌ文化が根付く道東随一の観光スポット。昼食はニジマスやワカサギ、ジビエもおすすめ。
・オンネトー【帯広→知床コース】【知床・帯広コース】
深い森の中に佇む、見るたびに色がかわるといわれ、五色沼ともいわれる神秘の湖。
・旭山動物園【札幌→層雲峡コース】【層雲峡→札幌コース】
「行動展示」が有名な、国内有数の人気動物園!迫力あるシロクマなど見どころたっぷり。
・富良野・美瑛【層雲峡→札幌コース】
青い池の秋、紅葉はおすすめ。また「四季彩の丘」のお花畑は秋も楽しめます。
3:冬版のみどころ
・網走流氷観光砕氷船「おーろら号」【層雲峡→知床コース】【知床→層雲峡コース】
道東の冬のハイライトといえばやはり「流氷」。網走道の駅では「おーろら号」に乗船するための時間を確保しております。運航時期:1/20~3/末 ※乗船料は現地支払。事前予約が望ましい。
・博物館網走監獄【層雲峡→知床コース】
明治以降長い歴史をもつ「網走刑務所」を保存・公開した野外博物館。日本一過酷といわれた刑務所の様子を興味深く知ることができます(画像は当時の入浴を再現した展示)。
・層雲峡温泉氷瀑まつり【札幌→層雲峡コース】【知床→層雲峡コース】
寒さ厳しい層雲峡の冬を彩る名物イベント。大きな氷像がライトアップされ幻想的な美しさです。
・旭山動物園【札幌→層雲峡コース】【層雲峡→札幌コース】
旭山動物園の冬といえば「ペンギンパレード」が人気。夏シーズンとはまた違う楽しさがあります。
・知床、流氷ウォーク【層雲峡→知床コース】【帯広→知床コース】
流氷に覆われる真冬の知床の楽しみといえばこちら!流氷の上に乗ったり、海に落ちたり。知床ならではの体験です!
・冬の摩周湖【帯広→知床コース】【知床→帯広コース】
画像提供:Tomoki Kagoshima
1月下旬から3月にかけ、一面氷に覆われる冬の摩周湖。特に凍りはじめの時期は、写真のようなサファイヤブルーの絶景を見ることができるかも。
関連記事:サファイアブルーの絶景!摩周湖が最も神秘的に輝く瞬間|冬の摩周湖
・阿寒国際ツルセンター【知床→帯広コース】
白い大地に美しい姿を見せる、タンチョウ。冬は多い日で300羽もの群れを見ることができます。
4:冬なら「ひがし北海道エクスプレスバス」でさらに楽しもう!
さて、ひがし北海道周遊観光バスの運行時期の一部、1月20日~3月11日の期間中については、道東内の各地を巡る13路線の期間限定バス「ひがし北海道エクスプレスバス」が運行。
各拠点からこちらのバスに乗り継ぐことで、流氷船「ガリンコ号Ⅱ」が運行する「紋別」や、オオワシと流氷のコラボレーションが楽しめる「羅臼」、見渡す限りの海が凍る絶景が楽しめる「野付半島の氷平線」、期間限定のSL列車が発着する「標茶」など、さらに行動範囲や時間の選択肢が広がります。
ぜひ冬の道東を旅したいという方は、あわせてチェックしておきましょう。
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期間限定の観光列車【SL冬の湿原号|流氷物語号】が人気!JR釧網本線に乗って楽しむ冬のひがし北海道、見どころ&旅の魅力をご紹介いたします!
【ひがし北海道公式】詳しくはこちらから
おわりに
以上、ひがし北海道周遊観光バスを紹介させていただきました!
一度行くとその奥深さにハマってしまう人も多い道東。便利なバスを活用して、カップルやグループ、一人旅で、ぜひこの機会に旅してみてはいかがでしょうか♪
(詳しくはこちらから↓↓)
※ひがし北海道周遊観光バスは国土交通大臣認定・広域観光周遊ルート「アジアの宝 悠久の自然美への道 ひがし北・海・道」における周遊観光バス運行実証事業として運行いたします。
※画像キャプション・地図:Explore the Wonderlandサイトより提供
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