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サファイアブルーの絶景!摩周湖が最も神秘的に輝く瞬間|冬の摩周湖

エリア
釧路・阿寒・川湯・根室
投稿日
最終更新日:2023年11月28日
北海道の湖の中でもっとも美しいのはどれ?と聞かれれば必ず名前があがるであろう、摩周湖。

人を寄せつけぬ神々しさで、アイヌ民族からは「カムイ・トー(神の湖)」と呼ばれるほどの神秘の空間が広がります。そんな摩周湖が、さらに神秘的になる瞬間が冬に訪れます。

それが摩周湖の半結氷。毎年1月下旬から2月20日頃までの間に摩周湖は結氷シーズンを迎えます。

その結氷が進行中の姿が特に美しいのです。白い結氷が引き立て役となり、サファイアブルーの湖面が輝きを放ちます。

冬の摩周湖の氷結

1.青さのひみつ

青色の冬の摩周湖なぜこんなに青いのでしょう?

摩周湖は透明度が高い上、非常に深い(最大深度212m)ため、これほどの独特の青さが出ると考えられています。火山地帯であるため、温泉成分等も影響しているかもしれません。

実際、夏に見る摩周湖の岸の色は緑がかった青をしています。この時期は夏より透明度が高くなり、また白の世界に浮かぶ青が視覚的によりいっそう映えてくれます。

2.その年、日時によって変わる結氷

摩周湖の氷結1

摩周湖の氷結2

摩周湖の氷結3結氷のしかたはその年によってさまざま。一度として同じものはありません。

日によっては午前と午後でも変わる時があります。岸から凍ったり、全面的にまだら模様になったり、結氷進行中に雪が降ったり降らなかったりと。

今年はどんなアートが見られるかワクワクしますね。

3.結氷の楽しみ方

摩周湖・冬のハイキング摩周湖の結氷を最大に楽しむにはどうしたらいいでしょうか?

オススメは第1展望台から第3展望台方面へのスノーシューハイキングです。第一展望台に比べ、さらに間近で迫力ある姿を見ることができます。

スノーシューとは西洋かんじきのこと。これを普段はいている靴に装着すれば、雪にズボっと埋まることなく雪上ハイキングを楽しめます。

たまに普通の靴でチャレンジしている方がおりますが、皆さん埋まって靴がドロドロになって撤退していますので、スノーシューか腕に自信のある方はスキーを履いてのハイキングが最適です。

摩周湖冬トレッキングの様子昼でもマイナス5~10℃くらいの日もありますが、ハイキング中は暑いくらいになる事も多いです。

しかし耳や指先、足などはしっかり防寒しないと相当冷えますので、ここは過剰なくらいしっかりした装備が必要です。使い捨てカイロもいくつか用意しましょう。もちろん食料、水の用意も。

雪に覆われた摩周湖畔スノーシューを旅行中持ち歩くのは大変だし、初めて摩周湖の冬を歩くのは不安だな~という方もいらっしゃることでしょう。

上の写真のように、雪庇(せっぴ)という近づくと突然崩れる造形もあります。

そう、ここは管理されたテーマパークではなく、大自然と対峙する神々の庭。装備や知識の不足はそのまま命取りになることもあります。

そんな方は摩周湖を知り尽くしたガイドさんが案内するツアーに参加するのも手です。地元の川湯温泉にあるツーリズムてしかがでは、そんな方のためのツアーを用意しています。

【ツーリズムてしかが】https://sotoasobi.net/company/541
スノーシューや長靴もレンタル(スノーシューツアー参加者対象)をしていますので、手ぶらで参加できるのが嬉しいですね。

4.道中のアート

摩周湖の樹氷ハイキング中には木々に凍りついた雪や、気温がマイナス15℃くらいまで冷え込んだ日には朝方に霧氷が見られます。

霧氷は午前10時を過ぎるとはらはらと舞い落ちることも。これも桜吹雪のような美しさです。

摩周湖の氷の模様 湖面に幾何学的アートが描かれてることもあります。

サファイヤブルーの摩周湖氷の大地に川が流れているような結氷。結氷のパターンはいろいろありますが、氷の白の中に青が混ざると特に美しくなりますね。

これほどの神秘的な景色を前にすると、寒さも感じずただただ感動が溢れ出てきます。遠路はるばる来て良かったと思う瞬間です。。

5.過去の結氷データ

冬の摩周湖の全景参考までにここ数年の結氷データを挙げてみますと・・・

2010年「凍り始め2/14-ベスト2/20-その後全面結氷せず解氷」
2011年「凍り始め2/9-その後すぐ溶けてまったく凍らず終了」
2012年「凍り始め1/21-ベスト2/5-全面結氷2/11」
2013年「凍り始め1/14-ベスト2/12-全面結氷2/14」
2014年「凍り始め1/24-ベスト2/12-その後全面結氷せず解氷」

となっています。

ベストに合わせるのは簡単ではありませんが、見ることができれば一生の思い出になるような絶景が待っています。
ぜひ皆さまチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ベストを挟んで前後1日計3日間くらいが見ごろですが、それ以外にも突発的にいい感じに結氷が広がっている時もあります。摩周湖にはライブカメラがあるので、そちらを確認しながらタイミングを計るのもよいでしょう。

時間帯的には晴天の11時から12時頃が光が強く当たり、特に輝きが増して見えます。9時半から10時に第1展望台をスタートするとよいでしょう。

6.アクセス


釧路空港より車で1時間20分
女満別空港より車で1時間20分
JR摩周駅より車で20分
道東自動車道足寄ICより車で2時間

冬季間は摩周湖第1展望台まで自動車通行可能となっており、そこから川湯温泉方面はゲートにより通行止めになっています。

7.あとがき

1月下旬から2月の摩周湖は比較的天候が安定しており晴天の日も数多くあります。霧の摩周湖の異名がありますが、この時期の摩周湖は霧の発生はほとんどありません。前述のように昼間でもマイナス5℃くらいまでの日もありますので防寒対策を万全に。

ちなみに摩周湖が見えると婚期が遅れる、出世が遅れるという話がありますが、これは霧で何も見えなかったお客さんをなぐさめるためにバスガイドさんが作った作り話ですので、婚期を気にする方も安心して晴れの摩周湖をご覧下さい。逆に晴天の摩周湖は人生を前向きにさせるような素晴らしいパワーを持っておりますよ。

この時期にしか見られない特別な摩周湖、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

画像提供:Tomoki Kagoshima
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