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「ファットバイク」で雪上サイクリング体験レポート!道の駅・自然体感しむかっぷでレンタルしてみた

エリア
北海道全域
投稿日
最終更新日:2022年3月9日
近頃、雪の中をファットバイクで楽しむアクティビティが広まりつつあるのをご存じですか?

主に雪国のスキー場でファットバイクをレンタルしたり、大会も開催されているんですよ。

「雪の上を自転車で走る」なんて今まで考えてもみませんでしたが、安定感のあるファットバイクであれば、ある程度の新雪だってグイグイ行ける。

どこまでも続く雪景色の中を自転車のスピードで走ってみれば、いつもとは違った景色が見えてきました。

ファットバイクとは?

ファットバイク 雪上

ファットバイクという自転車は、その名の通りタイヤが太いスポーツ自転車のこと。具体的には、そのタイヤの太さは4インチ(約10センチ)以上と、マウンテンバイクのそれの2倍以上の太さが基本です。

悪路でもこなせる走破性をもち、一部に熱狂的なファンのいる、マニアックな自転車として知られています。

道の駅・自然体感しむかっぷで発見!

道の駅・自然体感しむかっぷ ファットバイク
とある日、美瑛・富良野の冬景色を満喫した筆者、帰路で占冠ICから新千歳空港を目指す際、たまたま休憩しようと立ち寄った「道の駅・自然体感しむかっぷ」で、なんとファットバイクのレンタサイクルを発見しました。
道の駅・自然体感しむかっぷ ファットバイク
お話を聞いたところ、料金は1時間300円。

冬にサイクリングができるなんて夢にも思っていなかったのですが、これほどリーズナブルにファットバイクを借りられる機会は中々ないため、好奇心の赴くまま早速レンタルをしてみました。

早速ファットバイクをレンタルしてみました!

ファットバイク
乗車をしてみた率直な感想としては「なかなか走れる」ということ。あまり雪が深いところに行くとハンドルを取られますが、舗装路へ積もった雪程度なら、なんということはなく進むことができます。

最初は轍に沿って走っていましたが、ふわふわの雪の上を滑るように走る方が楽しいと気づいてからは、むしろ轍のないところを見つけて走っていました。

ファットバイクで走り回ってみた所感

ファットバイク
それではファットバイクを楽しむ中で、感じた所感をつらつらと綴ってみます。

まずペダリングの重さについて。タイヤ自体の抵抗が大きく、雪上という事もあり、一般的な自転車ほどのスピードはでません。マックススピードは、ランニングで走るのと同じかそれより少し早い位でしょうか。

ファットバイク
しかし雪の上を切り拓くように走ることには向いています。ブロックタイヤでしっかり雪を掴んでくれるので安定感が抜群です。

ただ、シャーベット状になった道を下るときには、滑ってしまうこともあるので、スピードを出しすぎないように心がけましょう!また、一気にブレーキをかけると危ないので、停まる前から断続的に効かせておくと安心です。

ファットバイク
その一方で再確認したことは、自転車に乗ると細やかな発見で溢れているということ。

例えばこちらは、千才橋(ちとせばし)を通過した時の一枚。占冠に流れる「鵡川(むかわ)」がアイヌ語の語源であることを知りました。なんということはない場所にも、アイヌの伝承が根付いているのですね。

車では素通りしがちな場所でも、自分なりの目線でディープに楽しめるのが、自転車の醍醐味だと思います。

ファットバイク
最後は、道の駅の方がオススメしてくれた「占冠支線」へ。道の駅から10分ほどの場所にあるのですが、こちらが本当に素晴らしい道でした。

ファットバイク 雪上
昨日の降雪により、ふかふかの極上の路面となっていたのです。新雪の上を、まるで童心にかえったように無我夢中で走りました。

そして道の両側には、純白の雪原が広がります。曇りがちな1日でしたが、ラストは青空も覗かせてくれ、青と白の織りなす世界を楽しみ尽くすことができました。雪が積もると、とりとめのない場所でも、絶景に変わる。北海道の風景のポテンシャルの高さを垣間見られた気がします。

たった1時間でしたが、冒険心を大いに満たしてくれるレンタサイクルに感謝!手ぶらでも気軽に利用できるため、ぜひ新千歳空港から美瑛・富良野を目指される際には、立ち寄ってみてくださいね。

道の駅・自然体感しむかっぷ

住所
勇払郡占冠村字中央(国道237号沿い)
TEL
0167-39-8010
備考
レンタサイクル利用時間:9時〜16時
レンタサイクル料金:300円(1時間)、500円(4時間)、1000円(8時間)
※ヘルメットやグローブは無料で借りられますが、冬に利用する場合、防寒手袋の持参が必須です。
※申込時に身分証明書が必要になります。
営業時間
年末年始(12/31〜1/3)

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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