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わざわざ食べたい!北海道特産物の旬×名産地まとめ16選

エリア
北海道全域
投稿日
最終更新日:2021年2月18日
グルメ王国北海道!農作物に海産物、多くの特産物があるだけに「いつ、なにが」旬の時期なのかを把握するのは少し大変です。

そこで今回は北海道の旬の特産物を季節ごとにご紹介していきます。

現地に行くにしても、お取り寄せするにしても旬の季節がわかっていれば取り逃すこともありません。

この記事を参考に、一番おいしい時期の特産物を楽しんでください!。

春~初夏1 トキシラズ(5~7月)

北海道 特産物

北海道の鮭の旬は一般的に秋ですが、春から夏にかけて沿岸を周遊している鮭を水揚げしているものをトキシラズと呼んでいます。その名の由来は、本来の時期とはずれた頃に取れることから「時知らずだ」となったところから来ているという説が濃厚。

鮭は産卵のために自分が生まれた川へと戻ってきた時に水揚げされるのが一般的ですが、トキシラズはアムール川生まれで春から夏に掛けて日本周辺を回遊している最中に水揚げされる鮭です。そのため、とても貴重な鮭で1日に多くて数匹しか水揚げされない高級食材。

北海道では白糠や釧路、厚岸で水揚げがされています。トキシラズはまだ産卵前のため、卵や白子を抱えておらず身に油がのっていておいしいのが特徴。銀色に輝きを放つきらびやかな高級鮭をぜひ賞味あれ。

春~初夏2 グリーンアスパラ(5~7月)

北海道 特産物 アスパラ
北海道に春を感じさせてくれる農作物のひとつグリーンアスパラ。収穫は地域差がありますが、おおよそ5~7月の間に行われます。グリーンアスパラの一番の旬は収穫時期の初期なので5月ころがおすすめ。

なぜかというと、アスパラは秋から冬に蓄えた根の栄養を使って春に成長し大きくなります。そのため、出始めは一番味が濃くて甘いんです!

収穫時期になると名寄市「なよろアスパラまつり」(例年5月最終日曜日開催)、富良野市「ふらの春のアスパラ祭り」(例年5月中旬)と各地で旬のアスパラを楽しめるイベントが開催されています。

春~初夏3 毛ガニ

北海道 特産物 毛蟹
北海道では1年中毛ガニの水揚げが行われています。オホーツク海側・噴火湾沿岸・道東沿岸・太平洋沿岸の4つのエリアで水揚げが可能です。それぞれのエリアは水揚げ時期が異なるので水揚げ時期が少しずつズレることで1年中おいしいカニを楽しめるのです。

その中でも一番注目を集めているのがオホーツク海側で水揚げされている毛ガニ。オホーツク海は海産物の宝庫ですが、冬には沿岸部に流氷が流れ着き漁はできません。これがおいしいカニへと成長するポイント!

流氷の下には大量のプランクトンが活発に活動し、そのプランクトンを食べて育った毛ガニは甘みのある上質な毛ガニとして水揚げされるのです。オホーツク海側で漁が解禁されるのは4月頃。毛ガニを購入するときは産地にも注目してみてください。

夏1 メロン

北海道 特産物 メロン
全国的に北海道はメロンの産地としても有名です。道内でもさまざまなエリアでメロンの生産が行われていますが、もっとも知名度が高いのが「夕張メロン」です。

夕張メロンは皮の表面にきれいな網目模様が特徴で、身は赤肉。夕張メロンというブランド名で販売されているものは、検査を受けある一定の規定を満たしていなければその名を付けることができません。そのため、夕張メロンで出荷されているメロンの味には優劣がなく安心しできるのも魅力のひとつ。

富良野で収穫されている「ふらのメロン」も人気が高く、5月から遅いもので10月まで販売しているロングランメロン。富良野では6~8月にラベンダーが旬を迎えます。その時期にもおいしいふらのメロンが食べられるので、見て食べて富良野を満喫してみてはいかがでしょう。

夏2 すいか

北海道 特産物 すいか
夏の風物詩のひとつ「スイカ」。北海道でも各地でさまざまな品種のスイカが生産され、収穫時期は7月上旬~9月上旬頃。北海道を代表するスイカブランド「でんすけすいか」はびっくりするくらいの大玉。皮のギリギリまで甘みがあり歯ごたえも抜群!黒緑色の見た目も高級感があり贈答用としても人気です。

スイカの果肉の色と言えば赤ですが、黄色い果肉が特徴的な「クリームスイカ」やラグビーボールのような楕円形をしたまるで恐竜の卵の形をしている「ゴジラの卵スイカ」など、味はもちろん見て楽しめるスイカが北海道ではたくさん生産されています。

夏3 エゾバフンウニ

北海道 特産物
エゾバフンウニはその名の通り、北海道に生息しているウニのこと。北海道ではエゾバフンウニに他にムラサキウニも生息していますが、見た目は大きく異なります。ムラサキウニは棘が5~7cmあるのに比べて、エゾバフンウニは棘が2~3mmと短く、どちらかというと見た目はかわいい印象。

エゾバフンウニの産地として有名なのが、ウニの聖地「積丹」と「利尻島・礼文島」です。ウニは昆布をエサとするため、良質な昆布が自生している利尻島・礼文島のエゾバフンウニは最高級品。

北海道各地でウニまつりが開催されていますよ!

晩夏1 とうきび

北海道 特産物 とうきび
とうきびは北海道の方言のひとつで「とうもろこし」のこと。夏のイメージが高いとうきびですが北海道の旬は8~9月と晩夏の頃。これは本州より暖かくなるのが遅いため、種まきの時期も遅くなるのが要因となっています。

北海道にはたくさんの品種が栽培されているので、お取り寄せをしようと思ってもなにを頼めばいいのか悩んでしまいますよね。もし品種に悩んだらとうもろこしの王様と呼ばれている「ゴールドラッシュ」がおすすめ。とにかく甘みが強く、これでもかというくらい身がぎっしり詰まっています。粒皮も柔らかいので口当たりもよく後味もさっぱり。

また、見た目が少し変わっている「ピュアホワイト」も人気の品種。平均糖度も15度とかなり甘く、粒が真っ白に輝いているのが特徴。ただ、北海道では生産量が少ない希少品種なので入手するのは至難の業。見かけたら迷わず購入を!

晩夏2 昆布

北海道 特産物 昆布
日本食に欠かせない昆布。じつは日本で食べられている昆布の約9割が北海道産の昆布というほど、北海道は昆布漁が盛んです。昆布漁は7~9月に行われるので夏の風物詩でもあり、海岸線をドライブしていると昆布を乾かしているところをよく見かけます。

昆布は北海道の全エリアで水揚げがされていますが、その特徴や味わいは異なります。中でもおすすめなのが、函館や恵山から噴火湾にかけて生息している真昆布です。上質な味わいでのだしで作る煮物は絶品に。肉厚な真昆布は細かく刻めば佃煮として食べることも可能です。また、同エリアで取れるがごめ昆布も健康にいいと注目を集めています。

秋1 鮭

北海道 特産物 鮭
秋になると北海道全域では鮭漁が始まり、身の引き締まったおいしい秋鮭を堪能できます。大きく成長した鮭が生まれ故郷の川に戻ってくるのが9~11月。その頃になると海に定置網を仕掛けて、鮭漁が盛んに行われます。産卵時期の鮭は卵や白子を成長させるために体脂肪を消費しているので、プリッと体が引き締まっているのが特徴。

鮭漁と同時にいくら作りも始まります。ぷりぷりとした甘いいくらは丼にしたら何杯でも食べられるほど超絶品です。

毎年9月下旬には鮭を使った鍋「石狩鍋」で知られる石狩では町の一大イベント「石狩さけまつり」が行われ、鮭づくしのイベントで来場客も盛り上がっています。

秋2 シマエビ(10月)

北海道 特産物 シマエビ
シマエビは別名「北海シマエビ」ともいい、茹で上げるときれいな朱色と白色の縞模様とることから「海のルビー」とも呼ばれています。北海シマエビの産地と言えば野付産が有名。野付さんの北海シマエビは資源保護のため、漁期が6月中旬と10月中旬のそれぞれ2週間ずつに規制されている貴重なエビです。食べれる時期が期間限定なのも、人気のひみつなのかもしれませんね。

食べ方としてもっともメジャーなのが塩ゆで。引き締まった身がプリッとしていて強い甘みが鼻までふんわりと香り美味!

毎年、シマエビの夏漁の時期に合わせて別海町では「尾岱沼えびまつり」が行われます。別海産の海の幸を楽しめる、開催60回以上と歴史のあるイベントです。漁獲時期に現地食べられる踊り食いや刺し身も人気なので機会があれば足を運んでみてはいかがでしょう。

初冬1 カキ

北海道 特産物 牡蠣
北海道の牡蠣の名産地といえば道東の厚岸町です。厚岸町は釧路市から車で約50分のところにある港町。厚岸町の沿岸は海水温が低く、成長が遅くなるという性質をコントロールして1年中牡蠣を出荷することに成功!

厚岸には海水と淡水の混ざっている汽水湖である「厚岸湖」が厚岸湾と繋がっているため、山からの栄養と海の栄養が混ざり合いプランクトンが豊富。良質な牡蠣に成長する地形が整っているのです。

毎年10月には「あっけし牡蠣まつり」が行われており生牡蠣の購入はもちろん、捕れたての牡蠣を炭火焼きしてくれる露天が軒を連ね、来場客に絶品牡蠣を提供してくれています。

初冬3 ホタテ

北海道 特産物 ほたて
北海道では各地でホタテの養殖が行われているため、1年中安定して楽しめる海の幸。日本海側とオホーツク海・根室海峡では養殖の方法が異なり、水揚げ時期もさまざま。

北海道稚内市のすぐ隣の「猿払村」は水揚げ量日本一を誇るホタテの産地。猿払村のホタテは貝柱がコリコリとして歯ごたえが抜群で、高級料理店のシェフも御用達。もうひとつの注目産地が道東の野付半島。野付産のホタテの特徴はなんといっても大きさ!湾状になった野付半島にはプランクトンが豊富でエサをたくさん食べたホタテは大人の手のひらより大きいサイズへと成長。甘みが強くとろけるような柔らかい上品な口当たりが楽しめます。

冬1 キンキ(1月)

北海道 特産物 キンキ
真っ赤な魚体と丸い目が特徴的なキンキは北海道を代表する高級魚。オホーツク海側と太平洋側の水温が低い深海に生息しており、道東ではメンメの名で親しまれています。

主に釧路と網走が産地として知られ、油がたっぷり乗っていて小骨が少ないことから小さな子どもからご年配の方でも食べやすい魚です。一般的には煮物や開きとして食べられることが多く、産地ではお祝い事にも使われる縁起のいい魚でもあります。

冬3 ニシン(2月)

北海道 特産物 ニシン
毎年2月頃になるとニシンが産卵のために日本海側の沿岸に接近します。北海道では1890年代に漁獲量が100万トンとピークに達し、それ以降は減少。近年、稚魚の放流などにより漁獲量が回復傾向にあり「北海道・サハリン系群」から「石狩湾系群」のニシンが増えてきています。

産卵のために接岸しているニシンは栄養を蓄えているので脂がたっぷり乗って、身がふわふわとしています。ほとんどが鮮魚として消費され、煮付けや、塩焼き、燻製などさまざまな調理方法で楽しめる魚です。

冬4 ヤリイカ(3月)

北海道 特産物 イカ
北海道のイカの街で知られている函館。イカといえば夏のイメージがありますが、函館で夏に捕れるイカは「マイカ」です。一方、冬には「ヤリイカ」が産卵のために接岸するため漁獲量が高くなります。

津軽海峡や日本海側で盛んに漁が行われ中でも道南松前町は特に水揚げ量が多く、釣りを楽しむ人たちで漁港もいっぱいに。マイカよりヤリイカは小ぶりではあるものの、刺し身にするとコリコリとした食感で甘みが口の中で広がるちょっとした高級グルメ!

冬5 ボタンエビ(3月)

北海道 特産物 ボタンエビ
函館近海の噴火湾で漁獲が行われるボタンエビは、エビの中では車海老や伊勢海老肩を並べるほどの超高級エビ。春に捕れるものは甘みがあり身がプリッとした食感が魅力。水揚げされてから1~2日経過したものは、身がとろっとしてさらに甘みが増し2つの味を味わえるのもボタンエビの楽しみのひとつ。

ボタンエビは冷凍で出回ることは多くありますが、漁が解禁となる3~4月頃には生のボタンエビのお取り寄せも可能なショップもあるので、ご自宅で最高級エビを堪能してみてはいかがでしょう。

4.おわりに

北海道には1年中、何らかの旬の季節がやってくるので休む暇がありませんね。

特産物の旬の季節には各地でイベントも行われています。グルメや体験イベントなどさまざまな催し物が開催されているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

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