大雪山の自然に抱かれる「層雲峡オートキャンプ場」の魅力をレポート
- 旭川・層雲峡
- 最終更新日:2022年9月8日
キャンプ場というと、テントのイメージが強いですが、実はコテージやバンガローを備えているキャンプ場も多く、普段アウトドアをしない方でも快適に過ごせます。今回はその中でもイチオシの「層雲峡オートキャンプ場」をご紹介します。
もくじ
1.層雲峡オートキャンプ場へのアクセス
(写真2)国道近くにある静かなキャンプ場
北海道屈指の温泉地・層雲峡温泉から国道39号線を、南へ車で約10分ほど走った場所に「層雲峡オートキャンプ場」は位置しています。
周囲に観光スポットや施設等はなく、静かな自然に囲まれているのがポイント。北海道らしい雄大な自然の中で、素朴な宿泊体験が楽しめます。
2.層雲峡オートキャンプ場の魅力
それでは「層雲峡オートキャンプ場」の魅力をご紹介していきましょう。
宿泊料金がお手頃なだけではなく、充実した設備や清潔感など、キャンプ場初心者にも嬉しいポイントがたくさんあります。
2-1.清潔感も抜群!充実した設備
▲今風の週末移住コテージ▲
コテージやバンガローの数が多く、設備としても充実しているのが「層雲峡オートキャンプ場」の特徴です。
層雲峡オートキャンプ場には、「週末移住コテージ」と「通年型コテージ」の2種類のコテージがあり、従来のキャンプ場らしい昔ながらの建物というより、とても清潔感のある現代的な建物。居室内はフローリング敷きでとても明るい印象です。
週末移住をコンセプトとした週末移住コテージには、2段ベッドに加えリビングと土間があり、暖房まで完備されている充実ぶり。通年型コテージの室内は照明、電源、暖房のみとシンプルですが、車を横付けできたり、コテージ前に専用の焚火台があったりBBQができるなど、アウトドアライフのツボを押さえた設備があります。
▲カフェのような炊事棟▲
どちらのコテージも寝具は備え付けてありませんが、マットレスが置いてあるので快適に過ごすことができます。
▲居心地の良いウッドデッキ▲
また共用の炊事棟についても、「おしゃれなカフェ!?」と思うほど綺麗ですし、トイレも洋式で、とても清潔感がありますよ!
▲シンプルなバンガローの室内▲
バンガローは、オーソドックスかもあります。つシンプルな設備・見た目ですが、電源
料金 |
週末移住コテージ7500円(1棟) 通年型コテージ6,500円(1棟) バンガロー4,000円(1棟) オート区画サイト1,500円(1区画) フリーテントサイト500円(1張1泊) ※ウインターシーズンにコテージを予約すると別途暖房費500円が必要です。 ※連泊の場合は、1日ごとに清算となります。 ※当日空きがあれば泊まれますが、予約するのがおすすめです。 |
2-2.リーズナブルで家族でも利用しやすい
コテージ・バンガローは1棟での料金になるので、人数で割れば割るほどお得になります。例えば家族4人で“週末移住コテージ”を借りると、1人あたり1,875円。バンガローであれば1人あたり1,000円になります。
「層雲峡オートキャンプ場」のロケーションでは、他に検討できる宿泊先が層雲峡温泉になりますが、1人あたり1万円以上は見たいところ。比較すると、かなりリーズナブルに宿泊できます。
▲コテージは車でも乗り付け可能▲
また通年型コテージとバンガローであれば、宿泊する棟に車を横付けして、テントやタープも設営できます。プライベート空間を作ってくつろいだり、BBQなどを楽しむことも可能です。
お得に、そして家族水入らずの時間を過ごすのに最適ですね。1棟1棟ゆったり空間が取られているので、元気の良いお子さんがいても安心です。
2-3.大雪山登山の拠点に便利!
▲日本一早い大雪山の紅葉(黒岳)▲
日本一広い国立公園でもある「大雪山国立公園」。百名山・旭岳(あさひだけ、標高2,291m)や、層雲峡温泉からアクセスしやすい黒岳(くろだけ、標高1,984m)をはじめとして、「層雲峡オートキャンプ場」は、大雪の山々の登山拠点になります。
▲山の名前がついたバンガロー▲
せっかく良いお宿に泊まるのであればゆっくりしたいですが、登山旅行のように”寝られれば良い”というスタイルにも、コテージやバンガローはもってこいです。ちなみにバンガローには山の名前が付けられています!
主要な山の登山口へのアクセス時間 |
旭岳:大雪山旭岳ロープウェイまで車で約1時間30分 黒岳:層雲峡温泉・黒岳ロープウェイまで車で約10分 赤岳:銀泉台まで車で約45分 緑岳・沼めぐり:大雪高原山荘まで車で約1時間 |
2-4.層雲峡温泉にもアクセスしやすい
▲層雲峡温泉まで車で約10分▲
北海道屈指の温泉地である「層雲峡温泉」に近いことも大きな魅力でしょう。層雲峡オートキャンプ場ではチェックインすると、日帰り入浴施設「大雪山バーデハウス 層雲峡 黒岳の湯」の割引チケットがもらえます。
10時〜21時30分まで営業しているので、夜にゆったりと温泉に入ることができます。この温泉がとても素晴らしいのです。
▲渓谷美を楽しめる露天風呂▲
無色透明・低張性弱アルカリ性高温泉のお湯は、身体に染み渡るようなしっとりとした肌触り。湯の花の多さも、温泉の効能を感じさせますね。
また3階の露天風呂では、層雲峡の渓谷美を楽しみながら入浴が楽しめます。
キャンプ場でも温泉でも、大雪山の自然に抱かれるような時間を過ごせる。そういう意味で、キャンプ場からの黒岳の湯は、とても満足度が高いですよ。
3.北海道ならではの自然に感動!
▲非日常の朝焼け▲
最後に、層雲峡オートキャンプ場をチェックアウトした際に撮影した写真を1枚載せておきます。
キャンプ場での朝焼けを撮影したのですが、この1枚で、美しい自然に囲まれた層雲峡オートキャンプ場らしい非日常の時間を感じていただけるのではないでしょうか。
時計の時間とは離れて、陽の光とともに起床し、澄んだ空気と朝焼けに癒される。この瞬間も、北海道旅行の印象的な思い出となってくれるはず。ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 北海道上川郡上川町清川
- TEL
- 01658-5-3368
- 営業時間
- サマーシーズン:4月29日〜10月30日
ウインターシーズン:11月8日〜翌年3月14日
- イン/アウト
- 13時〜21時までの間に管理事務所の受付にてチェックイン。チェックアウトは10時。
- 備考
- <施設>
駐車場1ヶ所
週末移住コテージ15棟
通年型コテージ10棟
バンガロー26棟
オートキャンプサイト11ヶ所
フリーサイト
シャワー1ヶ所
ランドリー1ヶ所
共同炊事棟5ヶ所 ※炊事場前に灰捨て場あり
トイレ4ヶ所
テニスコート・ソフトボール場・コミュニティ広場あり
ゴミステーションあり(無料)
※ヒグマが出没すると、キャンプ場が閉鎖になることあり
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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