『支笏湖氷濤まつり』で幻想的な氷の世界を楽しむ
- 千歳・支笏湖・夕張
- 最終更新日:2024年1月26日
「支笏湖氷濤まつり」では一体どんな楽しみ方ができるのか。実際に行ってきましたので、詳しくご案内いたします。
もくじ
1.都市部に近い支笏湖は人気の観光スポット
「支笏湖」は32,000年前の火山活動によって生じたカルデラ湖で、市街地からほど近い環境にありながら、周辺には野生動物が多く生息しています。支笏湖の周囲は約42㎞、面積78㎢、最大深度は360ⅿを超えます。
夏のシーズン中には遊覧船、ボート遊びも楽しめます。支笏湖の透明度は9年連続で湖沼部門の日本一に輝く水質。「支笏湖ブルー」と呼ばれています。
観光客が降り立つ千歳空港からもほど近いことから、道内外をはじめ、海外からの観光客でにぎわいを見せる北海道有数の観光地です。
夜の支笏湖畔の様子。奥に見える赤い橋は「山線鉄線」。製紙工場の専用軽便鉄道として昭和26年まで運行していました。
その後千歳市に寄贈され、道路橋・歩道橋として長年利用されています。夜には美しくライトアップされます。
2.支笏湖の湖水で作られた氷のオブジェ
年が明け、寒さが頂点に達する季節になると、毎年開催される冬の祭典「支笏湖氷濤まつり」。会場となるのは千歳市支笏湖温泉。支笏湖の湖水を汲み上げ、スプリンクラーで吹き付けながら、氷のオブジェが造られます。
■ウェルカムゲート
支笏湖氷濤まつりの入場ゲート「ウェルカムゲート」の様子です。10数メートル続く長い氷のトンネルが、会場への期待感を高めます。凍り付きやすい場内の足元には歩きやすくするための工夫も施され、実行委員会の方のお心遣いが伺えます。
■ブルータワー レッドタワー
ゲートを潜り抜けると来場者を向かい入れるかのように立ちはだかる2つのタワーが。会場の象徴のように高くそびえ立つのが「ブルータワー」。力強さを感じる赤く照らされたタワーが「レッドタワー」です。
■氷濤神社
会場内には氷でつくられた「氷濤神社」が。
放射状に設置された出入り口が中央に集まる形状になっています。氷の表面に張り付けられているのはお金です。
お賽銭代わりにお金を張り付け、願いを込めている様子が見られます。こちらに張り付けられたお金は、今後のお祭り運営の資金に活用されるようです。
■氷の水族館
支笏湖ブルーがきれいなこちらの氷の建物。なかでは「氷の水族館」と題し「ヒメマス・アメマス・ニジマス・ブラウントラウト・ウグイ」が展示されています。
「支笏湖ブルー」の湖内をのぞき込んでいるような、神秘的な世界が広がっていました。
魚たちをライトアップした幻想的な展示。美術館のような美しさ。
■苔の洞門
支笏湖の観光名所としても有名な「苔の洞門」が氷の洞窟で再現されています。本家の「苔の洞門」には約30種類のコケが密生していますが、こちらの洞窟では針葉樹を壁や天井に張り巡らせて再現されています。
実際の「苔の洞門」は平成26年の水害により、現在は洞門内に入ることができないため、こちらの「苔の洞門」で疑似体験してみるのも良いですね。
■ビッグマウンテン
支笏湖畔に突如現れた「ビッグマウンテン」。大きく開かれた開口部から中へ入ると…。
10メートルほどの高さがあるアイスウォール。吹き付けた湖水が地層のような模様になっています。これは圧巻です。
空にはぽっかりと穴が開いています。まるで噴火口のよう。空の一部がくり抜かれ、すぎゆく雲の様子が見て取れます。
■展望台
階段を昇っておまつり会場を一望できる展望台へ!
展望台からの眺望。会場奥には支笏湖と、支笏洞爺国立公園にある恵庭岳が望めます。湖面に沈む夕日も美しい。
ライトアップされる夜は16:30から20:00まで。支笏湖がある千歳は、札幌に比べ降雪量はそこまで多くはありませんが、凍り付く寒さが厳しい場所でもあります。しっかりとした防寒でお祭りを存分にお楽しみください。
3.おわりに
いかがでしたでしたか。
夜には7色の光で彩られる「支笏湖氷濤まつり」。同じに見える氷の柱もよく見ると、一つずつ表情が違います。
昼の姿と夜の姿は全く違って見えますので、その表情の違いを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
- 住所
- 北海道千歳市支笏湖温泉(支笏湖ビジターセンタ隣接エリアにて開催)
- TEL
- 0123-23-8288
- 営業時間
- 10時~20時(ライトアップは16:30~20:00)
- 備考
- 入場料金:高校生以上500円 中学生以下無料
※こちらの記事内容は2017年「支笏湖氷濤まつり」の様子です。
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