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礼文島フェリーアクセスガイド|時刻表・運賃・予約

エリア
道北・稚内・利尻礼文
投稿日
最終更新日:2025年6月26日
旅行好きなら一度は訪れてみたい礼文島。夏にかけて極上のウニをいただけるほか、島中に高山植物が咲き誇り、利尻山登山をはじめとするアウトドアレジャーで賑わいます。

しかしそんな礼文島ですが、日本でも最果てと言える場所にあり、アクセスやスケジュールについて悩まれる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は礼文島入りに欠かせない礼文島のフェリーについて解説したいと思います。

礼文島のフェリー

航路、時刻表

礼文島 フェリー

礼文島へは、利尻島または稚内からフェリーが出ており、どちらもハートランドフェリーが運行しています。全て大型のフェリーとなっており車やバイクも積載可能、客席バリエーションも豊富です。

礼文島の港は香深(かふか)港。利尻島の港はメインとなる鴛泊(おしどまり)港と季節限定で発着する沓形(くつがた)港の2つ、稚内は稚内港から礼文(香深)行きのフェリーに乗船できます。

利尻島・礼文島ともに旅行のオンシーズンは6月~9月、高山植物が見ごろを迎え利尻岳に登山ができる期間と重なります。礼文島に往来するフェリーも旅行のシーズナリティに合わせ、オンシーズンとそれ以外(オフシーズン)で運行便数や発着の港に変更があります。

稚内~礼文(香深)

【オンシーズン 6/1~9/30】
・稚内発~礼文着
6:30~08:25
10:30~12:25
14:50~16:45
・礼文発~稚内着
8:55~10:50
14:20~16:15
17:10~19:05
【オフシーズン① 4/28~5/31、10/1~10/31】
・稚内発~礼文着
6:30~08:25
10:10~13:00※1
14:45~16:45
・礼文発~稚内着
8:55~10:50
13:25~16:15※1
17:05~19:00
【オフシーズン② 11/1~4/27】
・稚内発~礼文着
6:35~08:30
14:10~16:05
・礼文発~稚内着
9:00~10:55
17:05~19:00
※1 利尻島(鴛泊)経由便
※2 定時に運航する便の外、必要に応じて1日2便まで臨時便を運航することがあります。

利尻(鴛泊)~礼文(香深)

【オンシーズン 6/1~9/30】
・利尻発~礼文着
9:30~10:15
13:15~14:00
14:25~15:05※沓形発
・礼文発~利尻着
10:40~11:25
15:30~16:15
12:50~13:30※沓形着
【オフシーズン① 4/28~5/31、10/1~10/31】
・利尻発~礼文着
12:15~13:00
・礼文発~利尻着
13:25~14:10
【オフシーズン② 11/1~4/27】
・利尻発~礼文着
16:00~16:45
・礼文発~利尻着
16:25~17:10

運賃

礼文 フェリー
2025年6月時、最安クラス(2等自由席)の旅客運賃は、稚内~礼文が片道3,950円、利尻~礼文が片道1,800円。
2等以外には1等と特別室があり、料金は異なります。

車輌を積載する場合は、車長によって運賃が異なります。
4m未満 稚内~礼文片道24,270円、利尻~礼文片道7,920円
5m未満 稚内~礼文片道30,710円、利尻~礼文片道10,020円
※車両運賃には車1台と1名2等自由席の旅客運賃を含みます。

車長の目安は、軽自動車=4m未満、普通車コンパクトカー=5m未満です。車検証で各自ご確認ください。

予約

礼文 フェリー特別室・1等(ラウンジ・アイランドビューシート・和室)、2等指定席については乗船日の2ヶ月前の同日から予約できます。2等自由席含む当日券は出港の1時間前から販売開始です。
※船によって客席設定が異なります
※当面の間2等指定席を2等自由席として開放していることから(※1)、事前予約ができるのは1等客席および特別室のみとなります。

満車になることは稀ですが、自動車を積載する場合は事前に予約しておくと安心でしょう。ネット予約をしておけば5%割引が受けられます。予約については公式ホームページからWeb予約も行えるほか、電話予約も受け付けています。

参照:ハートランドフェリー

フェリーターミナルの概要・設備

礼文島:香深(かふか)港フェリーターミナル

礼文 フェリー
礼文島唯一のフェリーターミナルである香深港フェリーターミナル。観光案内所のほか宗谷バスのインフォメーションを備えています。

売店はありませんが、フェリーターミナルの真向かいにお土産屋さんが軒を連ねているのでチェックしてみましょう!

また港の周囲にレンタカー屋さんが2軒ほどあるほか、レンタルバイクを行なっているCAT ROCKでは原動機付自転車が島旅の足として重宝されています。
礼文 フェリー
やはり素晴らしいのは、利尻山のパノラマ。まるで島全体が山のように海上から立ち上がる山容が見事です。

まさに利尻島・礼文島を旅していることを象徴する素晴らしい写真を撮影することができますよ。
礼文 フェリー
フェリーターミナルの2階には、礼文島の海の幸を提供する「武ちゃん寿司」がお店を構えています。目玉は、夏の礼文島の恵みといえる新鮮なウニ。

オンシーズンにはウニの3貫盛りもメニューに並ぶので、海鮮丼に合わせてぜひいただいてみてください。濃厚で自然な甘さは、一度味わうと忘れられない美味しさです。

香深港フェリーターミナル

住所
北海道礼文郡礼文町香深村
HP
https://heartlandferry.jp/rebun/

稚内:稚内フェリーターミナル

礼文 フェリー
稚内フェリーターミナルは、JR稚内駅から800mほどと稚内市街地からも近い場所にあります。
港湾エリアに入ると飲食店や小売店なども無くなりますが、フェリーターミナルの中は設備が充実。
礼文 フェリー
1階にチケット売り場や売店、インフォメーションカウンターがあり、2階は待合所や軽食を中心としたレストランがあります。
レストランではホタテ塩ラーメンなどご当地グルメも楽しめます。営業時間は10:00~15:00(不定休)のお昼のみ。

稚内フェリーターミナル

住所
北海道稚内市開運2丁目7
HP
https://heartlandferry.jp/

利尻島:鴛泊港フェリーターミナル「海の駅おしどまり」

礼文 フェリー
利尻島のメインフェリーターミナルである鴛泊港。海の駅おしどまりが併設され、観光案内所や宗谷バスインフォメーション、飲食店、売店まで揃っています。

港の周囲にレンタカー屋さんが3軒ほどあるほか、レンタルバイクを行なっている雪国レンタルでは、オンシーズンには原動機付自転車が争奪戦になるほど人気です。

そんな鴛泊港フェリーターミナルの中で、まず特筆すべきがこのロケーション。港の向こうには、空へ向かってそびえる利尻山(りしりさん、標高1,721m)がそびえ立ちます。
礼文 フェリー
2階の待合室も広々としており、開放的な窓からは港のトレードマークとなっているペシ岬まで一望できます。

待合室の一角には「食堂丸善」があり、ホタテラーメンやスープカレー、うに丼などグルメに舌鼓を打つことができるのも魅力です。
礼文 フェリー
1階には利尻島のお土産が揃うショップも併設。名物の利尻昆布ラーメンをはじめとして、利尻山を落とし込んだバンダナやソックスまで、お洒落なアイテムもたくさん揃っています。

鴛泊フェリーターミナル

住所
北海道利尻郡利尻富士町鴛泊港町235
HP
https://heartlandferry.jp/rishiri/

利尻島:沓形(くつかた)港フェリーターミナル

礼文 フェリー
6月1日〜9月30日のオンシーズンのみフェリーが発着する沓形港フェリーターミナル。乗船券発売窓口、待合室が設置されているのみで、他の港と比べるとシンプルです。

ホテルアイランド・イン・リシリやホテル利尻といった大型ホテルがあるため、ホテルに宿泊するお客さんに利用されています。港から少し歩いた場所に1軒のレンタカー屋さんがあります。

鴛泊港に比べて静かで、離島らしい穏やかな時間が流れているのが魅力です。
礼文 フェリー
フェリーターミナルの周囲には、特産品を販売するお店があり、運行までの待ち時間にも観光を楽しめます。

中でも港からすぐの場所にある「RISHIRI ACTIVITY」は、SUPツアーや手ぶらCAMP、レンタサイクルなどのアクティビティを提供している会社。

沓形を拠点にすることで、利尻の楽しみ方が広がるかもしれませんね。利尻山への登山はしにくくなるので、その点だけ注意が必要です。

沓形フェリーターミナル

住所
北海道利尻郡利尻町沓形富士見町126
HP
https://heartlandferry.jp/rishiri/

終わりに~礼文島・利尻島移動モデルスケジュール~

複数パターンのアクセス方法があり、それぞれで所要時間も費用も異なるので、礼文島までどう行くか悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。
文末に、私が礼文島・利尻島へまで行った際のおおまかな行程をご紹介します。
マイカーを持っていかない、旅程の行き先が礼文島・利尻島だけであれば、利尻島までは飛行機が効率的かなと思います。
下調べも大変な利尻島・礼文島ですが、それも楽しみながらぜひ旅行の計画を立ててみてくださいね。

礼文島・利尻島移動モデルスケジュール

【1日目】
ANA新千歳空港12:30→利尻空港13:25
【2日目】
利尻島
【3日目】
利尻島 鴛泊港9:30〜礼文島 香深港10:15
【4日目】
礼文島 香深港15:30〜利尻島 鴛泊港16:15
【5日目】
ANA利尻空港14:05→新千歳利尻空港14:55

※利尻島を拠点に礼文島を日帰りで訪れるというスケジュールもありますが、余裕を持って2島をめぐるには旅程は5日間以上がおすすめ。
※新千歳空港以外に、丘珠空港-利尻空港も運行しています。乗継がある方は要注意。

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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