自家栽培小麦のパンと物語の中のような風景。美瑛のパンカフェ「きっちん・ひとさじ」を訪ねて
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- 富良野・美瑛・トマム
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- 最終更新日: 2026年7月29日
丘の景色に溶け込む絶景パンカフェ

美瑛を代表する丘のひとつ・北西の丘展望公園のすぐそばにある「きっちん・ひとさじ」。駐車場からお店までは、「76歩」と書かれた看板を目印に、小道を歩いて向かいます。

歩いていくと、あたりにはなだらかな丘の風景が広がり、まるで景色の中へ入り込んでいくような感覚に。店先に積まれた薪や木の温もりを感じる建物も、この風景によくなじんでいます。お店にたどり着くまでののびやかな時間も、「きっちん・ひとさじ」を訪れる楽しみのひとつです。
農場で育てた小麦から生まれるパン

店頭には20種類以上のパンが並びます。どれも、ひとさじ農場で栽培した小麦「キタノカオリ」をベースに焼き上げたものです。
ひとさじ農場では、できるだけ市販の小麦粉に頼らず、自ら育てた小麦を使ったパンづくりを続けています。小麦を丸ごと挽いた全粒粉も取り入れることで、香りや旨み、栄養を余すことなく生かしているのが特徴です。

目指しているのは、「畑まるごとの味」が伝わるパン。その土地で育った小麦だからこそ生まれる風味を、一つひとつのパンに込めています。農家だからこそできるパンづくりへのこだわりが、多くの人を惹きつけています。
丘を眺めながら味わう、焼きたてのパン

パンを選んだら、目の前に丘が広がるテラス席へ。この日は、美瑛ジャージー牛乳を使った「タンネの白いパン」とフレンチトースト、自家製ハムを使った知床ポークのサンドイッチ、たまごサンド、クリームチーズのタルティーヌ、そして朝採れトマトのサラダをいただきました。

「タンネの白いパン」は、しっとりとやわらかく、小麦の香りと牛乳のやさしい甘みが印象的。フレンチトーストは中までじっくりと染み込み、ひと口ごとに豊かな風味が広がります。

自家製ハムサンドは素材の旨みをしっかりと感じられ、たまごサンドはほどよい塩加減と滑らかな口当たりが素朴なパンのおいしさを引き立てます。朝採れのトマトはみずみずしく、2歳半の息子も夢中になって頬張っていました。

風が丘を渡り、ゆっくりと雲が流れていく景色を眺めながら過ごす時間も、この店ならではの魅力。食後は敷地内を散策しましたが、どこを切り取っても美瑛らしい風景が広がっていました。
五感で楽しむ、ひとさじ農場の魅力

パンのおいしさはもちろんですが、「きっちん・ひとさじ」の魅力は、この場所だからこそ味わえる時間そのものにあると感じられます。農場で育てた小麦を使ったパンを、目の前に広がる美瑛の丘を眺めながらいただく。そんな体験は、この土地ならではです。

すぐ近くにはベーカリーの「ひとさじ農場製造所」やアイス屋さんの「もーぐりのいえ」もあり、あわせて巡るのもおすすめ。美瑛の景色と農場の恵みを、五感で楽しめるスポットです。
- 住所
- 北海道上川郡美瑛町大村大久保第1 協生
- 営業時間
- 金・土・日・月曜日 11:00〜15:00(売り切れ終了)
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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