MENU
SEARCH
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、臨時休業や営業時間短縮など、サイト内でご紹介している施設・店舗でも営業内容が通常と異なる場合があります。

源泉かけ流しの露天風呂と北海道の美食を満喫。白金温泉「森の旅亭びえい」宿泊体験記

エリア
富良野・美瑛・トマム
投稿日
最終更新日: 2026年9月30日
北海道美瑛町を代表する温泉地、白金温泉。その森の奥にひっそりと佇むのが「森の旅亭びえい」です。

十勝岳連峰の雄大な自然を背景に、白樺やエゾマツが広がる敷地には、和の趣あふれる客室や温泉が森に溶け込むように点在。北海道の旬を盛り込んだ会席料理とともに、ゆったりとした時間を過ごせます。

今回は、露天風呂付きの離れ客室に宿泊。美瑛の自然に包まれながら過ごす、贅沢な一夜を体験してきました。

美瑛観光の拠点・白金温泉とは?

森の旅亭びえい
北海道のほぼ中央に位置する美瑛町。その市街地から車で約30分、十勝岳連峰の麓に広がる温泉地が白金(しろがね)温泉です。
森の旅亭びえい
美瑛を代表する絶景スポット「青い池」や「白ひげの滝」にほど近く、観光の拠点としても人気のエリア。雄大な自然に囲まれた静かな環境で、観光を楽しんだ後はゆっくりと温泉で疲れを癒やせます。
森の旅亭びえい
白金温泉の泉質は、ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉。肌あたりがやわらかく、湯上がり後も体の芯からぽかぽかと温かさが続くのが特徴です。
森の旅亭びえい
そんな白金温泉に佇む「森の旅亭びえい」。十勝岳連峰の麓、豊かな森に囲まれたロケーションで、美瑛らしい静かな時間を過ごせる温泉宿です。

森に包まれる露天風呂付き離れ客室へ

森の旅亭びえい
宿に到着してまず印象に残ったのは、建物が森の景色にすっと溶け込んでいること。十勝岳連峰を望む自然の中に、白樺やエゾマツ、トドマツが広がり、宿全体がまるで森の一部のような佇まいです。
森の旅亭びえい
館内へ入ると、玄関棟から大浴場や食事処、客室棟へと続く渡り廊下(回廊)がのびています。敷地の高低差を生かした造りになっているため、廊下を歩くたびに少しずつ景色が変わり、宿の中を散策しているような気分に。深い軒を備えた切妻屋根の建物も、落ち着いた和の雰囲気を醸し出しています。
森の旅亭びえい
今回宿泊したのは、全5室だけの離れ棟にある露天風呂付き客室。広々とした純和室は天井が高く、木の温もりを感じる落ち着いた空間です。窓いっぱいに広がるのは、美瑛の森。椅子に腰掛けて景色を眺めているだけでも、時間がゆっくり流れていくようでした。

源泉かけ流しの湯で味わう至福のひととき

森の旅亭びえい
森の旅亭びえいの魅力のひとつが、白金温泉の源泉をそのまま楽しめること。宿泊した離れ客室の露天風呂は、滞在中いつでも好きなタイミングで湯に浸かれます。
森の旅亭びえい
露天風呂付き客室でも、衛生管理のため塩素を加えている宿は少なくありません。しかし、森の旅亭びえいは正真正銘の源泉かけ流し。湧き出たばかりのお湯は無色透明ですが、空気に触れることで鉄分が酸化し、茶褐色や黄褐色へと変化していきます。湯からほのかに漂う鉄の香りも、天然温泉ならではです。
森の旅亭びえい
浴槽は青ヒバ造りで、湯気とともに木のやさしい香りが立ち上ります。こんこんと注がれる湯に身を委ねていると、時間を忘れてしまうほど。夜は静かな森に耳を澄ませ、朝は澄んだ空気を感じながら湯に浸かる――そんな贅沢な時間を何度も楽しめるのは、客室露天風呂ならではの醍醐味です。
森の旅亭びえい
特に印象に残ったのは、夜や翌朝に入浴したとき、湯面にうっすらと浮かんでいた温泉成分の膜。源泉かけ流しならではの証ともいえるもので、その湯をそっと体になじませながら浸かる時間は格別でした。

白金温泉は、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効能があるとされ、「杖忘れの湯」の別名でも知られています。痛みが和らぎ、杖を忘れて帰ってしまうほどだったという言い伝えが、その名の由来なのだとか。
森の旅亭びえい

出典:森の旅亭びえい

もちろん、大浴場も見逃せません。木々に囲まれた露天風呂では、聞こえてくるのは風が葉を揺らす音と水のせせらぎだけ。静かな森に包まれながら湯に浸かるひとときは、美瑛ならではの贅沢な時間でした。

北海道の旬を味わう贅沢な会席料理

森の旅亭びえい森の旅亭びえいでぜひ楽しみたいのが、北海道の旬をふんだんに取り入れた会席料理。夕食では「道産膳」として、美瑛をはじめ道内各地から届く食材を、一品ずつ丁寧に味わえます。
森の旅亭びえい
最初に並ぶ前菜は、大助(オオスケ)の南蛮漬けや塩水ウニの旨ジュレ、滝川産合鴨ロース、イチジクの胡麻クリームがけ、穴子の棒寿司、長芋の昆布巻きなど、彩りも豊か。前菜からこだわりが伝わってきて、「この後はどんな料理が出てくるのだろう」と自然と期待が膨らみます。
森の旅亭びえい
続く御椀は、天の川をイメージした一皿。胡麻豆腐と鮑を合わせた澄まし仕立てで、羅臼昆布と静岡県産鰹節から引いた一番出汁が素材の持ち味をやさしく引き立てます。オクラや銀杏が夜空に輝く星のように添えられ、目でも楽しめる一品でした。
森の旅亭びえい
お造りには、津軽海峡・戸井産のクロマグロをはじめ、ボタンエビや真鯛が登場。なかでも戸井マグロは、大ぶりながらきめ細かな身質で、噛むほどに濃厚な旨みが広がります。どのネタも鮮度が良く、北海道の海の豊かさを実感しました。
森の旅亭びえい
美瑛産そば「キタミツキ」を使った一口蕎麦は、しっかりとしたコシと豊かな香りが印象的。白いそばの花が咲く美瑛の丘を思い浮かべながら味わいました。さらに、天使海老と美瑛産野菜の天ぷらは、素材の甘みを引き出す絶妙な揚げ加減で、軽やかな口当たりです。
森の旅亭びえい
特に印象に残ったのが、道産和牛の自家製ローストビーフ。60℃で3時間かけてじっくり火を入れた肉は驚くほどしっとりやわらかく、噛むたびに肉本来の旨みが広がります。なめらかなマッシュポテトや美瑛産野菜との相性も抜群でした。
森の旅亭びえい
締めは、北海道産ゆめぴりかの新生姜炊き込みご飯。生姜の爽やかな香りがお米の甘みを引き立て、地元産トマトの漬物や赤出汁とともに最後まで飽きることなく楽しめます。食後には富良野・中山農園のメロンと水羊羹が並び、北海道の恵みを存分に味わえる夕食となりました。

北海道の恵みが詰まった贅沢な朝食

森の旅亭びえい
朝食も、夕食に負けないほど充実した内容でした。運ばれてきたのは三段重。蓋を開けるたびに料理が現れ、朝から会席料理をいただいているような贅沢な気分になります。
森の旅亭びえい
上段には新鮮なサラダやヨーグルト、香の物、中段には函館産のイカそうめんと小鉢、下段には脂ののった銀鮭や出汁巻き玉子、大根おろしが並びます。さらに、具だくさんの味噌汁も付き、朝からしっかりと北海道の味覚を楽しめました。
森の旅亭びえい
中でも印象に残ったのは、北海道産「ゆめぴりか」のご飯。炊き立ては一粒一粒がつややかに輝き、もっちりとした食感と甘みが際立ちます。あまりのおいしさに、思わず何度もおかわりをしてしまいました。
森の旅亭びえい
どのおかずもご飯との相性は抜群。銀鮭はほどよい塩加減で、口の中に脂の旨みが広がります。函館産のイカそうめんはしなやかな食感の中にほどよい歯ごたえがあり、噛むほどにイカ本来の甘みを感じられました。美瑛産の野菜もみずみずしく、この土地ならではの素材の良さを改めて実感します。
森の旅亭びえい
今回は夕食・朝食ともに、2歳半の息子用の食事もお願いしました。夕食はエビフライやハンバーグ、オムレツ、うどん、おにぎりが並ぶお子様膳、朝食も鮭や玉子焼き、サラダに加え、茶碗蒸しやスイカまで用意していただき、大人顔負けの内容です。
森の旅亭びえい
息子も夢中になって頬張り、ほとんど残さず完食。その姿を見ながら食事を楽しめたのも、この滞在の思い出のひとつでした。大人だけでなく、小さな子ども連れでも安心して宿泊できる、温かな心配りを感じるお宿です。

森の旅亭びえいで過ごす、特別な時間


美瑛の森に抱かれるように佇む「森の旅亭びえい」。源泉かけ流しの温泉に浸かり、北海道の旬を味わい、静かな森を眺めながら過ごす時間は、この宿だからこそ味わえる贅沢でした。青い池や白ひげの滝を訪れる際はもちろん、宿でゆっくり過ごすことを目的に訪れたくなる一軒です。

森の旅亭びえい

住所
北海道上川郡美瑛町白金10522-1
HP
https://www.biei-hotel.com/
イン/アウト
15:00~18:00/11:00

ホテルのご予約はこちらからどうぞ

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

こちらの関連記事もどうぞ

姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)

沖縄の旅が100倍楽しくなる旅行サイト 九州の旅が100倍楽しくなる旅行サイト

エリアから選ぶエリアから選ぶ

注目のタグから検索注目のタグから検索

  • 人気記事ランキング

    昨日

    1ヵ月

  • 北海道ラボをフォロー北海道ラボをフォロー

    • Facebookをフォロー
    • Instagramをフォロー