三立てで振る舞う「新得そばの館 レストラン玄穣」風味豊かな極上のおそばを堪能
- 富良野・美瑛・トマム
- 最終更新日:2023年9月14日
年間を通じて冷涼な気候で育てられたおそばは、風味豊かで上品な味わい。上質な香りと独特の食べ応えで、全国のそば通を虜にしています。
今回は、三立て(挽きたて・打ちたて・ゆでたて)で振る舞う「新得そばの館 レストラン玄穣」をご紹介!カジュアルに立ち寄りやすい、新得そばを代表する名店です。
もくじ
全国有数のそばの名産地・新得町
新得そばの栽培は、新得町の開拓とともに始まりました。栄養分をたっぷり蓄えた畑で栽培され、夜間でも涼しい気候の中で育ったおそばは、香り豊かで絶品だと話題に。
いつしか新得駅を通過する旅人や、地元での口コミによって人気が広がっていきました。平成2年には、全国そば生産優良経営表彰にて、最高賞である農林水産大臣賞を受賞。
その後も何度か受賞し、全国屈指のそばの名産地として知られるようになったのです。
新得そばをいただくなら「新得そばの館 レストラン玄穣」
「新得そばの館 レストラン玄穣」があるのは、新得市街から車で北に約7分ほど走った国道38号線沿い。サホロリゾートスキー場の少し手前に位置しています。
おそばといえばお昼だけ営業の個人店が多いイメージですが、こちらは新得そばを販売する「新得そば本舗」が手がけているお店。
お昼から夜まで通し営業をしているほか、年中無休なので、いつでも確実に新得そばをいただけるのが嬉しいポイントです。
お店に入ると目の前には、そば打ち道場(そば打ちスペース)が現れます。
道場内にある石臼製粉機で挽いたおそばを、手打ちの職人が心をこめて打ち、三立て(挽きたて・打ちたて・ゆでたて)でおそばを提供しています。
冷たいおそば好きには「せいろ(寒晒しそば)」
おそばといえば、まずスタンダードに「せいろ」でいただきたいもの。筆者が訪れた時には、冬季限定メニュー・寒晒しそばがあったので、「寒晒しそばのせいろ」を注文しました。
おそばは、自社のサホロ農園産のボタンそば。強いコシの中に、豊かな香りが口いっぱいに広がります。濃いめの出汁とも相性がよく、喉越しも抜群です。
通常のおそばと比べて一線を画すのは、確かにおそばに感じられる甘み。冷涼な気候だからこそ、より一層おそばの風味が増すという説明にも納得です。
山わさびをつけると、ピリッと辛いアクセントが鮮やか。食べれば食べるほど身体が綺麗になっていくような透き通った美味しさです。
温かいおそば好きには「新得地鶏そば」
温かいおそばでおすすめなのは、新得地鶏そば。昔ながらのかけそばの中に、大きな地鶏のお肉がごろごろと入っています。
コシが強い冷たいおそばとは異なり、柔らかくふわっとしたおそばも美味しいですよ。よりお出汁との一体感を楽しめます。
地鶏は一個一個がぷりっぷりで、お肉のしっかりとした旨味を楽しめます。おそばと地鶏を交互にいただきながら、最後にお出汁で流し込むのがたまりません。
完食する頃には、お腹も心もぽっかぽかです。最高に美味しいおそば、ご馳走様でした!
お土産にも最適!新得そばを自宅でも
「新得そばの館 レストラン玄穣」には売店も併設されています。今回いただいたおそば以外にも、違う品種のおそばを購入することができますよ。
一般的なお土産と比べリーズナブルで、保存期間も長いのでお土産にもってこい!ぜひ美味しいおそばを自宅でも味わってみてはいかがでしょうか。
- 住所
- 北海道上川郡新得町新得基線102
- TEL
- 0156-64-5888
- 営業時間
- 4月~10月11:00 ~17:30(L.O)土日祭日は18:30(L.O)
11月~3月16:30(L.O)
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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