芦別岳と桜がコラボレーション!「東大演習林樹木園桜並木」ひとときの絶景|北海道を象徴する春景色
- 富良野・美瑛・トマム
- 最終更新日:2023年4月13日
メジャーな桜名所が数多くある中で、今回は雪山×桜という時期限定のコラボレーションが楽しめる富良野の「東大演習林樹木園桜並木」をご紹介します。
1.「東大演習林樹木園桜並木」へのアクセス
「東大演習林樹木園桜並木」が位置しているのは、富良野市の南部。
富良野市と南富良野町・金山をつないでいる国道38号線(北海道ガーデン街道)沿いに、300本近いエゾヤマザクラが植わっています。
富良野市街から車で約15分、新千歳空港から道東道を経由して車で2時間弱の場所です。
東大演習林樹木園とは、1899年に林学の教育と北方林業の研究を目的に設置された樹木園。所定の手続きを踏めば、一般の方でも資料館の見学や園内の散策ができます※1。桜並木については無料開放されているので、気軽に立ち寄ることが可能です。
※1 例年5月初旬~10月後半平日9:00-16:00
- 住所
- 北海道富良野市字山部第一苗圃
- 備考
- 桜の見頃:5月上旬〜中旬
2.ソメイヨシノより色の濃い「エゾヤマザクラ」
「東大演習林樹木園桜並木」で見られるのはエゾヤマザクラです。本州でよく見られるソメイヨシノより北海道ではメジャーな品種で、花の色がソメイヨシノよりも濃く、花が開くと同時に朱色の葉が芽吹くので、木全体が鮮やかに鑑賞できます。
野山に自生しているほか、街路樹としても好んで植えられています。同じエゾヤマザクラでも咲く場所によって咲く時期や色も異なり、野趣ある佇まいが魅力です。
3.富良野の春を代表!芦別岳とのコラボレーション
桜名所としてはややこじんまりとしている「東大演習林樹木園桜並木」ですが、醍醐味は時期限定のコラボレーションにあります。それは芦別岳(あしべつだけ、標高1726m)を主峰とする夕張山地の雪山と、桜並木のコラボレーションです。
南富良野町や金山から富良野方面へ北上すると、道の向こうに夕張山地を一望できます。桜が咲く時期には、まだ北海道の山々は冬の様相。冬と春が同居する絵画のような絶景に出会えますよ。
また雪山×桜も大変美しいですが、青空と一緒に眺めれば、北海道らしいスケール感も味わえます。路側帯が広がるポイントがあるほか、大きなパーキングがあるので、そちらに車を止めて、心ゆくまで雄大な北海道の春景色を満喫しましょう。
交通量が多いので、道路を横切るときはよく注意してください。そしてラストにはぜひ、この道を車で走ってみてくださいね。
ツーリングしているバイクもたくさん見かけましたが、とても気持ち良さそうです。
あまり春の印象が少ない富良野ですが、雪山と桜のコラボレーションのように春ならではの絶景があり、閑散期のためゆったりと旅行を満喫することができます。
北海道らしいのどかな時間と風景を楽しみたい方にオススメです。
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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