釧路・根室の海鮮が美味いおすすめの店|水揚げ日本一の釧路、さんま日本一の根室へ
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- 釧路・阿寒・川湯・根室
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- 最終更新日: 2026年9月22日
2つの港を抱えるこの一帯には、海産物を思いっきり楽しめる飲食店・スポットが多くあります。産地ならではの新鮮な魚、釧路名物の炉端焼き、全国に名の知られた回転寿司、スーパーにもご当地色豊かなお惣菜が並びます。地元ライターの目線で、釧路・根室の海鮮をご紹介します。
もくじ
釧路エリア
1.「勝手丼」釧路和商市場
釧路駅から歩いて5分。「釧路和商市場」の始まりは戦後、魚介類を売り歩いていた行商人が集まったことでした。1954年(昭和29年)に「和して商う」をモットーに発足し、釧路でいちばん歴史のある市場として親しまれています。
名物の「勝手丼」は、市場内の総菜店でご飯を買い、鮮魚店を回って好きな具材を購入し乗せてもらいます。満足のいく一杯にするなら、3,000円から4,000円程度は見ておきたいところ。


注意したいのが営業日。日曜が定休日で、日曜日に営業するのは月に一回程度と年末だけです。公式サイトのカレンダーで確認してから向かってください。ここでしか買えない前掛けや、シャレの効いた土産物コーナーもあります。

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- 住所
- 北海道釧路市黒金町13丁目25
- 営業時間
- 8:00-17:00 日曜日定休
2.「炉端焼き」岸壁炉ばた
釧路名物のひとつ「炉端焼き」。お客様の目の前で魚介を焼く今のスタイルは、1950年代、仙台で野菜を炉で焼く店のスタイルにヒントを得て、釧路の港に揚がる魚介を炭火で焼いて出した事がその始まりとされています。市内には炉端焼きの店が数多く集まります。

その炉端焼きを屋外で味わえるのが「岸壁炉ばた」です。幣舞橋のほとりにある釧路フィッシャーマンズワーフMOOに隣接し、今年は10月末まで、17時からラストオーダーの20時40分まで開いています。
会計は綴りチケット制。先にチケットを買って使う分かりやすい仕組みなので、帰りの支払いで驚くことがありません。魚介だけでなく肉やラーメンの店も入っていて、子ども連れでも困りません。初夏から秋の深まるころまでの、期間限定で楽しめる釧路の風物詩です。
- 住所
- 北海道釧路市錦町2丁目 釧路フィッシャーマンズワーフMOO
- 営業時間
- 17:00-21:00 営業期間:毎年5月第3金曜日~10月末
3.「さんまんま」魚政
「新・釧路名物」を掲げる「さんまんま」。秘伝のたれに漬け込んだサンマで、おこわを包んで炭火で焼いた逸品です。さんまんまを販売するお店は多数ありますが、今回ご紹介するのは代表格ともいえる魚政です。前述の岸壁炉ばたがあるMOO内1階に店舗を構えます。
焼きは店頭で実演していて、香ばしい匂いが施設の中まで届きます。待つあいだ、焼ける様子を眺めながらお腹が鳴るのも楽しみのひとつ。
味わう場所は店内のイートインスペースから幣舞橋と釧路川を眺めながら、あるいは外のベンチで潮風を感じながら。真空冷凍の商品もあり、持ち帰りやお土産にもたいへん便利です。
- 住所
- 北海道釧路市錦町2丁目 釧路フィッシャーマンズワーフMOO
- 営業時間
- 10:00-19:00
4.「海鮮丼・定食」釧ちゃん食堂
釧ちゃん食堂といえば、釧路市の隣・釧路町にある大型の「釧之助本店」が有名ですが、紹介したいのは釧路港に面したくしろ水産センター(マリントポスくしろ)にある「釧ちゃん食堂」です。
開店は朝7時。港で魚を扱うプロたちが、ひと仕事終えて朝ごはんを食べにくるお店。もとより観光客向けではないので、朝から量があって値段も良心的。ぜひおすすめしたいのが、朝定食。刺身を主役に、正統派の朝ごはんが食べられます。
もちろんこの時間から釧之助名物の海鮮丼も、釧路名物のスパカツも頼めます。営業は15時まで、市場が休みの日曜と祝日は休みですのでご注意を。
釧路駅前から車で7、8分の場所にあります。ホテルの決まりきった朝食ではなく、日本一の港で働く人たちと同じ朝ごはんを食べてみるのはいかがでしょうか。
- 住所
- 北海道釧路市浜町3-18 くしろ水産センター1階
- 営業時間
- 7:00-15:00 日曜日定休
5.「魚醤ラーメン」ら〜めん工房 魚一
和商市場のすぐ向かいに建つ「くしろたんちょう市場 ぐるめ館」。JR釧路駅から徒歩5分、2024年にリニューアルし、新しく清潔な館内はフードコートのように席が並び、各店で買ったものを持ち寄って食べられます。

そのなかの一軒が「魚一(うおっち)」です。北海道ミシュラン2017にも載ったラーメン店。釧路ラーメンは魚介出汁のあっさり味に極細の縮れ麺を合わせるのが特徴ですが、ここの看板は「魚醤牡蠣ラーメン」です。
使う牡蠣は釧路町仙鳳趾(せんぽうし)・老者舞(おしゃまっぷ)地区で育ったものを使用。魚醤と牡蠣が重なったスープは、もはやこれだけでごちそう。飲み干したくなるほどのコクがあります。
- 住所
- 北海道釧路市幸町13丁目1
- 営業時間
- 9:00-15:00(スープが無くなり次第終了) 水曜日定休
6.「海鮮丼・定食」海鮮炉ばた 橋本商店
魚一と同じぐるめ館にある「海鮮炉ばた 橋本商店」は昭和29年創業の鮮魚店直営の食堂です。私が訪ねた8月は、トキシラズの定食がいただけました。
トキシラズというのは、春から初夏に揚がる鮭です。秋鮭と違って産卵前のため、卵や白子に栄養を取られず、身に脂がのっています。定置網に入る数は少なく、1日に数尾という日もある貴重な魚。その定食が1,500円。日中にトキシラズを気軽に食べられる店はそう多くありません。魚屋の直営だからこその値段。一汐だけで焼き上げた身は、脂の旨味がしっかり乗っていました。海鮮丼もいいのですが、釧路の魚を食べたという実感はこちらのほうが強く残ります。
季節モノの魚を美味しくいただくなら、メニューも豊富で明朗会計。ぜひおすすめします。
- 住所
- 北海道釧路市幸町13丁目1
- 営業時間
- 8:00-18:00 水曜日定休
根室エリア
7.「ローカル回転寿司」多くは根室・釧路発祥
「北海道のローカル回転寿司は、ひと味違う」——そんな話を聞いたことはありませんか?
北海道を代表する回転寿司チェーンの多くはじつは道東生まれ。根室や釧路の港町から始まり、地元の新鮮な海の幸を握ってきたお店が数多くあります。その土地ならではのおいしさを身近な回転寿司で。本場中の本場である道東を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみたください。
回転寿司 根室花まる

北海道のグルメ寿司を語る際には外せない名店「根室花まる」は1994年、根室市に開いた1軒から始まりました。
いまでは地元旗艦店の中標津や札幌、函館など北海道だけにとどまらず、東京都内でも東京ミッドタウン八重洲店や銀座店、など10を越える圧倒的な店舗数を構えます。季節になると生サンマや生ホタテが食べられるほどの、ネタの新鮮さは当たり前。中でも「椀物(汁)」の美味しさも特筆ものです。
- 住所
- 北海道根室市花園町9丁目35
- 営業時間
- 11:00-21:00(LO 20:45) 月2日程度休業日あり。HPにてご確認ください。
祭囃子、回転寿司 まつりや
「根室生まれ釧路育ち」1994年に根室で開いた「祭囃子」が原点のお店です。
2001年に釧路市新橋大通へ「まつりや」を出し、十勝、札幌へと広げて道内に10店舗。「まつりや」では大きなネタと、創作寿司を含め250種類を超える豊富なメニューが人気のお店です。いつ誰と行っても、お腹の減り具合に合わせたチョイスができ、飽きることがありません。
- 住所
- 北海道根室市常盤町3丁目9
- 営業時間
- 11:00-21:00
回転寿司 なごやか亭
釧路市内の春採(はるとり)店が1号店で、全国に18店舗ある「なごやか亭」。メニューから「こぼれいくら」を注文すると、店舗内の全店員さんが手をたたき、店内の太鼓を叩いて「ワッショイ」の掛け声とともに威勢良くいくらを軍艦からこぼれるまで盛ってくれるパフォーマンスは必見です。

- 住所
- 北海道釧路市春採7丁目1−10
- 営業時間
- 11:00-21:15
8.「ライスセット」駅前札幌ラーメン
JR根室駅から徒歩3分の場所にある、老舗のラーメン屋です。「え?魚の話題なのにラーメン屋?」と思われたでしょうか。ラーメンは飾らない正統派な一杯で、裏切らない安心感があります。ただ、この店の本題はそこではありません。
セットの「ライス」が、もはや立派な一膳になっているのです。他店ならご飯と漬物で終わるところ、ここは多数のおかずに、店主手作りの季節の魚と汁が付いてきます。その付け合わせが絶品なのです。焼き魚なのか煮付けなのか。それとも刺身なのか。日によって変わる、抜群の旨さの魚を楽しめます。
何ならカツ丼を頼んでも魚とおかずと汁。カレーを頼んでも魚とおかずと汁です。魚の目利きが揃う根室で、地元の人が何十年も通う店。変な魚を出せば、いちばん先に見抜かれる街です。それでも愛され続けている事実が、季節の魚のうまさを保証しています。
- 住所
- 北海道根室市大正町1丁目16
- 営業時間
- 11:00-14:00、17:00-20:00 木曜日定休
9.根室ならでは惣菜「マルシェ・デ・キッチン」
国道44号線沿い、根室市役所の正面にある「マルシェ・デ・キッチン」は、1982年創業の地場スーパーです。地元の人が日々の買い物に通う店で、なかでも根室名物「エスカロップ」のお弁当や惣菜が充実しています。
その惣菜コーナーに、季節になると販売日限定で生さんま丼が並びます。火を通した加工品ではなく、新鮮でないと食べることのできない生のさんまが乗った丼が、スーパーの惣菜コーナーに並ぶのです。水揚げされた町のお店だからこそ成り立つ品です。
鮮魚コーナーには、訪れる季節ごとに他では見ないような鮮度抜群の魚が並び、見ているだけでも楽しいです。店内にはイートインのフリースペースが用意されていますので、気になった一品を、その場で味わえます。
- 住所
- 北海道根室市大正町1丁目32-1
- 営業時間
- 10:00-19:00
根室・釧路の海産物の旬
最後に、釧路・根室エリアの季節ごとの味覚をまとめます。
春から初夏の4月から7月は、トキシラズをはじめとするサケ・マスの季節。6月には貝殻島周辺の棹前(さおまえ)昆布が解禁されます。夏から秋にかけては、根室半島周辺でしか獲れない花咲ガニ。ゆでると鮮やかな赤に変わり、味噌仕立ての「鉄砲汁」でも味わえます。
さんまは8月中旬ごろから11月下旬ごろまで。最盛期の9月下旬には根室さんま祭りが開かれます。「海のルビー」と呼ばれる北海シマエビも、根室地方ならではの一品。釧路では近年はサバの水揚げも伸びて「北釧サバ」としてブランド化が進んでいます。
旬を目指して食べに行くのも、飲食店で旬を知るのも、どちらも旅の楽しさ。根室・釧路で新鮮な海産物を楽しんでくださいね♪
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山﨑 陽弘(やまざき あきひろ)
1975年、大阪府生まれ。32歳の時に「趣味のオートバイで訪れ、その雄大さに魅了された」北海道・道東に移住しました。現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、地域の魅力を発信しています。
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