港町、小樽の春を楽しみたい!おすすめの見どころ&イベント
- 小樽・ルスツ・ニセコ
- 最終更新日:2024年4月1日
さらに寿司やお菓子など食も小樽の大きな魅力。1年中通して観光を楽しめます。
その中でも今回は、春の観光におすすめのスポットやイベントのご紹介をします。
観光地としては知られてはいないものの、この時期ならではの地元人気のスポット、桜の季節ならではの貴重なスポットやイベントを確認して、もっと小樽を満喫していただければ幸いです。
もくじ
1.春だから行きたい、春におすすめの小樽スポット
1-1.隠れお花見スポット「天上寺」
画像提供 小樽市産業港湾部観光振興室
国道五号線の入船十字街から少し山側の道路を進んでいくと、隠れお花見スポットの「天上寺」があります。
天上寺には約30本のソメイヨシノが5月上旬頃に開花。
天上寺のお花見人気ポイントとしては日本の佇まいと言える立派な外観と春の風物詩の桜、そして寺院の中には六地蔵・慈母観音・五劫思惟(ごこうしい)の阿弥陀様があり、桜とのコントラストがとても美しいことがあげられます。
天上寺に一歩入ると清らかで澄んだ空気感を味わうことができ、心がリラックスしてきますよ。
観光地からほど離れた場所に位置しているため、観光客が少なく隠れお花見スポットとされています。
1-2.どこを見渡しても桜!「手宮公園」
画像提供 小樽市産業港湾部観光振興室
小樽の中でも有名な「手宮公園」は地元の人もよく行くお花見スポットで、5月中旬~下旬にかけてエゾヤマザクラやソメイヨシノ約700本開花します。
手宮公園はお花見だけではなく、北方の限界と言われているクリ林や緑化植物園があり、ハイキングや散策として親しまれていますよ。
桜並木に沿ってゆっくりと桜を眺めながら散策するのがおすすめです。
手宮公園は山の上の方に位置しているので、手宮公園から眺める小樽の景色も桜と同時に堪能できます。
ちなみに小樽には野鳥がたくさん生息しているので、桜の木にとまっている野鳥を見ることができるかもしれません。
1-3.地元民憩いの場「平磯公園」
画像提供 小樽市産業港湾部観光振興室
さて次に紹介するのは、手宮公園と同じく地元の人ならだれもが知っている桜の名所「平磯公園」です。
平磯公園にはソメイヨシノやエゾヤマザクラ、ヤエザクラが約100本咲きます。
お花見シーズンになると日中には平磯公園内でジンギスカンをする人や、桜の周りを散歩する地元の人などで賑わい、憩いの場として親しまれています。
5月の中旬になると、3種類の桜の開花時期が重なるので一番の見頃になります。
3種類の桜が同時に咲いていると、とても綺麗でほっこりとした気持ちになります。
そして少し歩くと平磯公園の高台があり、そこから小樽の景色を眺めることができますよ。
夜には綺麗な夜景を見ることができる為、地元民の隠れデートスポットに利用されています。
1-4.春にしか見られない「幻の滝」
小樽の中でも幻と言われている滝があります。
それは桜の名所、手宮公園の下の崖にある「御膳水の滝」。
道道小樽海岸公園線の道路沿いの「手宮洞窟の脇」にあり、通り過ぎてしまうほどひっそりとしています。
なぜ幻かと言うと「雪どけの時期」や「大雨の後」にしか出現しない滝で、見ることができる期間が限られている為「幻の滝」と言われております。
その時期の水量により滝の勢いが変わるので、様々な表情を見ることができますよ。
車通りが多い場所なので、写真を撮る際には周囲に十分注意が必要です。
1-5.見ることができたら奇跡!「高島おばけ」
地元の人でも見たことない人がたくさんの「高島おばけ」。
一体何がおばけなのでしょうか。
実は春から初夏にかけて、小樽沿岸の石狩湾に蜃気楼が発生します。
その蜃気楼により対岸の景色が通常の大きさよりも細長く見えたり、大きく見えたりすることから高島おばけと言われております。
実は古い文献『西蝦夷日誌』『再航蝦夷日誌』にも高島おばけについて載録されています。
両文献とも幕末に蝦夷を探検した松浦武四郎が著したものです。
その文献には、高島おばけの景色が刻一刻と変わる様子が詳しく記されていますよ。
現在では春の風物詩として高島おばけは有名です。
蜃気楼の発生状況には、様々な条件がそろわないと発生しません。
地元の人でもめったに見ることがない高島おばけを、観光の際に見ることができたらとてもラッキーです!
2.春おすすめの小樽イベント
2-1.おたる梅酒祭り2024
画像提供 小樽市産業港湾部観光振興室
おすすめの梅酒を飲み比べすることができるイベント「おたる梅酒祭り2024」は、2024年4月12日~5月6日まで田中酒造亀甲蔵で開催されます。
梅酒を中心に、梅食品や限定梅酒、梅ワインなどが集結。
2024年は会期中の4月の毎土曜日完全予約制で梅酒の大試飲会も。
予約は公式HPからできますよ。
2022おたる梅酒祭り(亀甲蔵)
お酒以外梅製品やスイーツ、おたる梅酒祭り限定の商品も要注目です。
その他にも美味しい梅酒の飲み方も説明してくれるそうなので、この機会にご自身の好みにピッタリな梅酒を探してみてはどうでしょうか。
2-2.おたる春祭り※2024年開催日未定
画像提供 小樽市産業港湾部観光振興室
毎年5月中旬~下旬の3日間には、”小樽の食”が目玉となるイベント「おたる春祭り」が開催されます。
「おたべるトクトクきっぷ(3500円)」を使って、小樽市内の加盟店を食べて巡るグルメラリー。
小樽と言えば寿司、スイーツ、ラーメンとグルメは豊富ですし、街中には歴史的建造物が多く残るので楽しみながら観光できますよ。
またおたるトクトクきっぷの半券で参加できる商店街のわくわく抽選会もあり。
その他にもカラオケ大会やYOSAKOIソーランパレード、早食い大会、小樽アニメパーティーとコラボしたアニパなど、盛りだくさんの内容です。
3.春の小樽旅で知っておきたいこと
3-1.小樽の春の天気は?気温も知りたい!
暦上は春ですが、小樽の春は気温が低く冷え込む日が多いことが特徴です。
4月の平均気温は10.5℃、5月の平均気温は16.2℃となっており、道路には所々雪が残っています。
水たまりなど歩きにくい場所もあるので、観光する場合は滑りにくくソールがしっかりとした靴がおすすめです。
4月下旬から5月にかけては、スニーカーでも問題ありません。
3-2.防寒の服装がおすすめ!
4月に観光する場合であれば、スプリングコートに長袖のインナーがおすすめです。
5月の場合は上着を一枚持っていれば問題ありません。
風が冷たく感じる為、防風性のある上着や手袋があれば肌寒く感じるのを防いでくれます。
朝晩は冷え込む日が多いので、出歩く場合は防寒対策をしっかりとしましょう。
おわりに
いかがでしたか?港町小樽のディープな魅力は伝わりましたでしょうか。
春と言っても小樽の春は肌寒い春ですがその分、魅力がたくさん詰まっております。
季節によって変わる小樽のノスタルジックな街並みを、十分に満喫してください。
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