【2025年版】地元民が小樽雪あかりの路の歩き方を教えます!
- 小樽・ルスツ・ニセコ
- 最終更新日:2024年11月4日
そんな小樽で毎年開催されている、小樽雪あかりの路。1週間の開催にもかかわらず今や50万もの人が訪れる、人気のイベントです。
冬の北海道といえばさっぽろ雪まつりが最も有名ですが、小樽雪あかりの路は、もっと幻想的、ロマンチック、そんな言葉が似合うイベントになっています。
カップル向けのイベントと言っても過言ではないかもしれません。地元民からは、冬の北海道観光で見るべきは小樽雪あかりの路!と推す声もチラホラ。
今回は、そんな小樽雪あかりの路の事前準備から当日の歩き方までをレクチャーします!
もくじ
1.イベント概要
2025年の「小樽雪あかりの路」の開催期間は、2025年2月8日〜2月15日。
例年2月初中旬(建国記念日の週末)1週間ほどの開催となります。
イベントの会場は大小合わせて複数あり、小樽運河や手宮線跡地、天狗山展望台など、小樽市内の人気観光スポットが優しくゆらめくキャンドルの灯りで照らされます。2023年より新たな大規模会場として「運河会場B」と「北運河会場」を新設。運河沿いの3会場と手宮線会場(手宮線跡地にて開催)を軸に、ぶらり街歩きを楽しんでみてください。
ロープウェイを乗って天狗山山頂にある会場からは、美しい小樽の夜景を背景に、色とりどりの幻想的なあかりがまるで別世界のよう。
天狗山ロープウェイ乗り場へはバス(9番:天狗山ロープウエイ線)が通じていて、小樽駅前からは片道240円。ロープウェイは往復1600円です。
停留所の詳しい情報や、バスの時刻表などのインフォメーションは、都度中央バスのホームページをご覧ください。
2.小樽雪あかりの路開催時の気温・服装
開催期間の2月、北海道は真冬。1年の中でも最も気温の下がる時期になります。最高平均気温:-0.6℃、最低平均気温:-6.0℃というデータです(小樽市ホームページより)。
これに加えて夜間の開催となりますから、寒いのは当然。十分な防寒対策抜きに、このイベントは楽しめません!
なお、このくらいのアイテムは揃えておきましょう。
・ダウンやコートなどしっかりめのアウター。フードがあると○
・手袋
・マフラーやネックウォーマー
・カイロ(通常のものと靴用のもの)
もちろん個人差はありますので、冷え性や寒がりの方はさらに暖かさをプラスする工夫を。
3.当日は電車移動で!まずは運河沿いまで移動
イベント期間中、小樽運河周辺の駐車場は夕方から混み合います。可能ならJRを利用するのがベターでしょう。
2012年に改装が行われた小樽駅は、レトロ感を大切にした造りで、すでに港町・小樽のムードが漂います。
駅舎から出たあとは、まずはロータリーを横断するかたちで直進。交差点を直進して駅前通りを下っていきましょう。途中、あちこちでキャンドルの灯りが歓迎してくれますよ。
4.幻想的な小樽運河を満喫!
小樽の町並みを楽しみながら10分ほど通りを歩けば、有名な小樽運河とレンガ造りの倉庫群が見渡せるはずです。
以下2023年の各会場の様子をレポート。
運河会場A
例年多くの見物客が集まる運河会場。
小樽運河沿いの浅草橋から中央橋までのエリアを今年は「運河会場A」として、運河の水面に200個の浮き球キャンドルを設置。
散策路には、幻想的に周囲の風景を照らすアイスキャンドルが配置されています。
来場者が思い思いのメッセージを紙コップに手書きで綴る「メッセージキャンドル」も展示されています。
自作のキャンドルを背景に記念撮影を楽しむのも、良い旅の思い出となることでしょう。
運河と道を挟んで向かい側にあるグレーのレンガ造りの建物「運河プラザ」は、イベント期間中は夜間も解放されていて、中ではストーブがたかれています。
イベント関連ツアーの受付になっている他、グラスタワーが展示されていて、休憩におすすめ。
運河プラザの並びにある「出抜小路」の火の見櫓(展望台)からは、運河会場付近の風景をパノラマで一望できます。
意外と空いているので、穴場の撮影スポットですよ!
運河会場B
中央橋から龍宮橋までの小樽運河沿いは、今年初開催となる新会場「運河会場B」として展示を開催。
「運河の森」をコンセプトに、各種オブジェを「森」に関連するものに統一した、A会場とは異なるストーリー性のある展示が話題。動物や鳥など、生き物をモチーフとしたキャンドルや雪像は子どもたちに大人気です。
北運河会場
2023年から新たに造成された「北運河会場」。
小樽運河のシンボル「旧北海製罐第3倉庫」を含む北運河周辺のエリアに新会場を造成し、テントによる飲食物の販売も行われています。
雪あかりの路開催中は周辺の飲食店が混み合うため、ここで夕食を済ませてしまうのも◎
肉まんやおでんなどの温かい食事をはじめ、いちご飴やチョコバナナなど、ワンハンドで食べることができるスイーツも販売。屋外に長時間留まっていても暖をとれるよう、焚き火コーナーも設置されています。
また、「旧北海製罐」の建物もライトアップ!アイスキャンドルの灯りに負けず劣らずの存在感を放っています。
5.芸術村・手宮線会場へ
小樽運河周辺を楽しんだら、市街地中心部に向けて踵を返します。
小樽芸術村会場
旧三井銀行小樽支店・似鳥美術館・ステンドグラス美術館などの歴史的建造物や芸術施設に囲まれた「小樽芸術村会場」では、大人も子どもも楽しむことができる展示が盛りだくさん!
大型滑り台を勢いよくチューブで滑り降りるアクティビティは、雪の斜面を滑るスリルとスピード感を楽しむことができます。
手宮会場
これまではメイン会場のひとつとしてイベントが開催されてきた「手宮会場」ですが、今年は規模を縮小し、文学館美術館前に展示スペースを造成。
多数のワックスボールやメルヘンチックなモチーフのアイスキャンドルが並ぶ、可愛らしい雰囲気のエリアとなっています。
雪のくぼみにキャンドルを置いて、透明な氷塊で蓋をしたクリスタルのようなアイスランプ。
キャンドルの灯りが氷の内面に反射して、より明るく輝いています。
6.天狗山会場
第20回から大規模会場として展示が開催されている「天狗山会場」。
市街地からは離れていますが、小樽の街を一望できる夜景とアイスキャンドルのコラボはとても美しく幻想的です。
多くの人が足を運ぶ、人気会場のひとつとなっていますよ!
天狗山へ向かうには、小樽駅前のバスターミナルから出ているバスを利用しましょう。
所要時間は片道およそ20分で、小樽駅前のほか、手宮線会場や小樽芸術村会場のそばにあるバス停から途中乗車できる便もあります。
また、ロープウェイの乗車券とバス運賃がセットになったお得なチケットも販売されているので、公式サイトで詳細をチェックしておきましょうね!
7.おわりに
イベントの運営は実行委員会だけでなく、国内外から集まったボランティアの協力が欠かせません。
アイスキャンドルの設置や補修、点灯など整備業務のほか、会場内で催されるレクリエーションの受付や補助など、業務内容は多岐に渡ります。
ボランティアの受付は会期中「運河プラザ」で随時受付中。小樽雪あかりの路に裏方として携われるというのもおもしろいですね。
小樽雪あかりの路公式ページ
※一部写真ならびにイペントポスターは、小樽雪あかりの路実行委員会様より許可を頂き、掲載しております。
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