小樽運河沿いの地域ブランドショップ「小樽百貨UNGA↑」
- 小樽・ルスツ・ニセコ
- 最終更新日:2024年12月23日
小樽に立ち寄った記念に素敵な品を見つけたいという人におすすめしたいのが、「小樽百貨UNGA↑」です。かつて関西や北陸から生活物資を運び、小樽を拠点に北海道各地へ届ける一方、小樽から海産物などを本州へ運んだ「北前船」。その歴史や文化のエッセンスを取り入れたオリジナル商品や特産品を販売しています。
歴史と現代が重なる場所で、小樽ならではのショッピングを楽しんでみませんか?
もくじ
1. 小樽ならではの贈り物が揃う「小樽百貨UNGA↑」
UNGA↑があるのは、小樽市指定歴史的建造物である「旧小樽倉庫」。交易で栄えた小樽の象徴とも言える築130年の石造りの倉庫をリノベーションし、「小樽を、贈る」をテーマに2019年12月にオープンしました。
場所はJR小樽駅から運河に向かって伸びる中央通りを下って、運河と出会う道を少し左に進んだところ。運河の散策の途中にも立ち寄りやすいロケーションです。
2. 海運で開けた街「小樽」と海の商船・北前船
「『小樽ってどんな街ですか?』と聞いた時、『運河』と『ガラス』のイメージ以外があまり知られていないですよね」と語るのは代表の高橋琢真さん。
北前船の寄港地として、かつては小樽を玄関口として北海道の産品が本州へと輸出され、また本州の物資や文化が小樽から道内各地に広められていきました。
こうした、あまり知られていない小樽と北前船の歴史をコンセプトとして誕生したのがUNGA↑。「運河」や「ノスタルジー」といったイメージの先にある、地域の歴史的価値や魅力を伝えたいという思いが込められた場所になっています。
3. ここでしか出会えないオリジナル商品や北海道の逸品
店内に一歩足を踏み入れると、歴史的な佇まいの外観からは想像できないモダンで開放的な空間が広がります。地元の企業と共同で開発したオリジナル商品や、地元の作家によるクラフト、全国の北前寄港地の商品などが置かれています。
店内に入ってまず目を引くのは、人気商品の一つ「小樽瓦焼バウム」。船の転覆を防ぎ、重心をとるために北前船の船底に積まれ運ばれてきたという瓦がモチーフになっています。北海道産の卵や小麦、バターを使用したバウムをキャラメルがコーティングした濃厚な味わいのお菓子です。
また手土産として人気だというのが、パッケージに小樽の名所をあしらった「小樽 めぐりたい」。縁起物の鯛をかたどったサクサクの最中の皮に、チョコレートと米パフを入れた最中チョコレートです。
個包装の「あいたい」も、ちょっとした贈り物にぴったり。
こちらのシックなパッケージがおしゃれな缶詰は、小樽で100年以上の歴史を持つ「北海製罐」と共同開発した「北海美味撰 HOKKAI CAN」シリーズ。「黒のさんま」や「銀ガレイえんがわ甘辛煮」、「いわしオリーブ煮 レモン」など6種類で、白米のおかずにもお酒のつまみにもぴったりです。
その他、小樽市内や近郊の後志地方のお酒や化粧品なども並び、観光のお土産選びにも嬉しいラインナップです。
4. 小樽で出会える北前寄港地のセレクション
北前吟撰コーナーには、かつて北前船が航路で立ち寄った寄港地各地の良品を取り揃えています。
地方色豊かな食器や雑貨などが並び、まさしく北前船から続く小樽の文化を感じさせるコーナー。道内在住の方にとっても、普段なかなか目にする機会の少ない地方の品々を一度に楽しめる貴重な場所となっています。
5. 地元作家が手がける、ここだけのオリジナルクラフト
店内の奥に足を進めると、小樽や後志地方、札幌近郊の作家の一点ものの作品を展示販売しているコーナーになっています。
ここでしか買えないオリジナルのアクセサリーやバッグのほか、小樽らしいキャンドルやガラス製品も並びます。
小樽百貨UNGA↑基本情報
小樽の歴史と文化をものづくりを通じて伝える「小樽百貨UNGA↑」。
小樽を訪れる際はぜひ足を運んで、ここでしか出会えない特別な一品を探しに、ぜひ一度足を運んでみてください!
- 住所
- 北海道小樽市色内2丁目1−20
- TEL
- 0134-65-8150
- 営業時間
- 11:00-18:00(年末年始休業あり)
- 備考
- 専用駐車場はございませんので、お近くの駐車場をご利用ください。
藤田花
1995年生まれ、静岡県出身。小樽市在住。新聞記者時代に歴史やグルメ、アクティビティなどについて約1000本の記事を執筆。2022年に北海道移住後はライターとして日本全国の観光の魅力を国内外に発信しています。
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