紅葉絶景の宝庫!札幌の奥座敷・定山渓周辺の紅葉スポット4選
- 札幌・定山渓
- 最終更新日:2024年9月19日
例年9月下旬から色づき始め、10月に見頃を迎える定山渓の紅葉。
定山渓温泉街を筆頭に、温泉街から車で30分圏内に複数の紅葉スポットがありますので、それぞれ個性豊かな紅葉を楽しみましょう。
定山渓周辺の紅葉スポット
今回ご紹介するのは、①定山渓温泉街、②豊平峡ダム、③八剣山、④札幌国際スキー場の4スポット
①定山渓温泉
定山渓温泉街では、豊平川にかかる「二見吊橋」「月見橋」「定山渓大橋」など“橋”が主な紅葉スポット。
初めての方には、温泉街の西側にある二見公園から続く散策路「二見定山の道」の散策をおすすめします。
二見公園入口から定山渓の紅葉の名所と言われる「二見吊橋」を渡って川沿いまで下りて行くことができます。
▲二見吊橋と定山渓温泉街▲
▲二見吊橋から見る豊平川▲
散策路はちょっとしたハイキングコースのようで、歩きやすい靴を履いていた方がいいかもしれませんが、頑張って歩く価値は十分にあります!
豊平川の水辺から見る紅葉の景色は、川のせせらぎと相まってなんとも言えない幸せな気分にさせてくれます。
「二見定山の道」から温泉街に戻り、温泉街を散策。
温泉街のほぼ中央にある「定山源泉公園」には足湯もあり、紅葉を楽しみながら足湯に浸かることもできます。
- 住所
- 北海道札幌市南区定山渓温泉東4丁目314−1(定山渓スポーツ公園無料駐車場)
②豊平峡ダム
「札幌市の水がめ」と呼ばれる豊平峡ダムは、定山渓温泉街から車で15分ほど南に行ったところにあります。
急な斜面をみっしりと埋め尽くす紅葉が見事で、個人的イチオシのスポット。
環境保護のため、一般車両の通行は制限されており、ダムから3キロほど離れた駐車場に車を止め、そこからは徒歩かハイブリッド電気バスに乗ってダムへ向かいます。
ハイブリッド電気バスの料金は、往復/大人1,000円、子供500円です。
バスを利用せず徒歩でダムに向かう場合は片道30分程度かかりますが、途中にも紅葉絶景ポイントがあるため、あえて徒歩で向かう方も少なくありません。
ダムまでの道中で見られる絶景ポイントを2つご紹介。
▲「水源の森100選」豊平峡 「九段の滝」▲
▲「水源の森100選」豊平峡 「千丈岩」▲
これでももう十分素晴らしい景色ですが、目的地はまだまだ先。歩みを進め、途中長いトンネルを2つ抜けるとそこに広がるのは・・・
絶景であった!
紅葉シーズンには観光放水も行っており、運が良ければダムの放水の水しぶきに虹がかかって見えることもあるそうです。
- 住所
- 札幌市南区定山渓840番地先
- 備考
- 電気バスは11月初旬より冬季休業にはいります
③八剣山
八剣山はその名の通り、八本の剣が突き立っているような切り立った岩が山頂にそびえ立つ山で、定山渓温泉街からは車で10分ほど。
標高は498メートルで、山頂までは大人の足で1時間ほどで登ることができるそうです。八剣山周辺では果樹栽培が盛んで、のどかな景色と紅葉のコンビネーションも北海道ならでは。
麓にある「八剣山ワイナリー」にはワインの醸造所をはじめアートギャラリー、キッチン&マルシェ、焚き火キャンプ場などがあり、キッチン&マルシェではワインやアート作品などを買うこともできます。
また、収穫時期に合わせてあおぞら市や感謝祭などのイベントも開催され、紅葉とともに秋の味覚を楽しむこともできます。
- 住所
- 札幌市南区砥山194-1
④札幌国際スキー場
定山渓から20キロほど北、車で25分の場所にある札幌国際スキー場。
冬は札幌市内から日帰り出来る都市型スキー場として親しまれていますが、秋には「札幌国際スキー場秋祭り」が開催され、紅葉と秋の味覚を求める観光客で賑わいます。
「札幌国際スキー場秋祭り」の期間中に運行する「紅葉ゴンドラ」では、山頂に進むに連れて徐々に色濃くなる紅葉の中を、ゆっくりと浮かぶように進むゴンドラで、紅葉の頂上を目指す・・・そんな体験もできます。頂上からは天気が良ければ小樽港も望むことができ、絶景の「ひとり占め感」は言うことなし!です。
- 住所
- 札幌市南区定山渓937
- 営業時間
- 2024年10月1日~10月20日 9:30〜15:30(上り最終乗車/15:00)
- 備考
- 料金:中学生以上1,500円 小学生800円
紅葉をもっと楽しくさせるイベント・バス
紅葉シーズン(例年9月末~10月)中、八剣山ワイナリーや札幌国際スキー場では週末を中心にあおぞら市やキッチンカーが出店するイベントが恒例。
また定山渓温泉街でも、定山渓マイスターと一緒に温泉街を巡る紅葉お散歩ミニツアーが開催されるなど、紅葉をめいっぱい堪能するためのイベントが多数用意されています。
①紅葉かっぱバス
「紅葉かっぱバス」は定山渓観光協会が運行する定山渓五大紅葉バスの一つ。地元の観光ボランティアのバスガイドさんが定山渓の見どころスポットや、思わず「へえ~!」と言ってしまうような定山渓の豆知識も教えてくれます。
途中、八剣山ワイナリーと札幌市アイヌ文化交流センターに停車し、施設の中を見学することも可能。
バスの受付・乗り場は定山渓観光案内所で、料金は大人・子供同一料金で700円。 時間にすると1時間10分ほどの観光バス旅行ですが、満足感は◎!「紅葉かっぱバス」に乗ってから、気になった見どころスポットに足を運んでみるのもいいかもしれません♪
紅葉かっぱバス以外にも、定山渓では「豊平峡ダムライナー」「紅葉ゴンドラライナー(札幌国際スキー場ゴンドラ)」「定山渓ファーム無料シャトルバス」「かっぱライナー(八剣山エリア)」など紅葉観光のための観光バスが運行していました。
どの路線も10月上旬から10中~下旬までの運行。車が無くてもスケールの大きな紅葉をたっぷり堪能できます♪
(参考)バスで行く定山渓五大紅葉:https://jozankei.jp/godaikoyo/
②定山渓ネイチャールミナリエ
定山渓温泉街にある二見公園から二見吊橋までが、クリエイティブ集団「NAKED}によるプロジェクションマッピングやイルミネーションでライトアップ。川のせせらぎや虫の声がより際立つような幻想空間、昼間とは異なる定山渓の風景が楽しめます。
定山渓温泉街の宿泊者限定で楽しむ事ができます。
(参考)定山渓ネイチャールミナリエ:https://jozankei.jp/event/luminarie/
おわりに
紅葉の名所・定山渓はどこを切り取っても絶景しかない風景に圧倒されてしまいました。
日一日と深くなっていく紅葉の素晴らしさ。
自分が見ている風景を、全部カメラに収めることができないもどかしさ。
何より自分で見ているものが信じられなくなるような美しさ。錦秋、とはこのことを言うんだろうな、と実感。
定山渓の紅葉は例年10月上旬から見ごろ。
気候に大きく影響されるので、紅葉情報は事前によくチェックしてくださいね。
その時その瞬間に見た人だけにしかわからない感動を味わいに、定山渓へでかけてみてください。
忍冬
北海道札幌市生まれ札幌市在住。動物が好き、自然が好き、北海道が大好き。生まれ育った北海道を地元目線でご紹介します。
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