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然別湖畔温泉ホテル風水 宿泊体験記|湖が手に届きそうな展望温泉としかりべつ湖コタンを満喫

エリア
十勝・日高
投稿日
最終更新日:2023年3月1日
秘湯の宝庫・道東。昔ながら愛されている老舗の温泉宿を訪ねることが、温泉マニアの旅の楽しみ方となっています。そこで今回は、2022年に開業100周年を迎えた「然別湖畔温泉ホテル風水」をご紹介。

濃い源泉かけ流しのお湯や、全室レイクビューのお部屋、北海道の幸が詰まったお料理など、北海道らしい大自然に触れてパワーチャージできる滞在を楽しめますよ。冬季には凍結した湖上に現れる氷上の村「しかりべつ湖コタン」にもアクセス抜群です。

1.然別湖畔に佇む一軒の秘湯宿

然別湖畔温泉ホテル風水
「然別湖畔温泉ホテル風水」が位置しているのは、然別湖の西湖畔。帯広市街から車で約1時間10分ほどでアクセスすることができます。然別湖は道内では最も高い場所(標高810m)にあり、大雪山国立公園唯一の自然湖です。
然別湖畔温泉ホテル風水
火山活動によって形成された然別湖の湖畔には71℃もの高温泉が湧いており、この温泉は湖畔唯一の宿である風水ただ1軒のみに供給されています。湖周辺は、原則として自然を改変してはいけない第2種特別地域とされ、豊かな大雪山麓の自然が守られているのも魅力です。

2.これぞ北海道!全室レイクビューのお部屋

然別湖畔温泉ホテル風水
「然別湖畔温泉ホテル風水」のお部屋は全室レイクビュー。お部屋に入ると、季節ごとに表情を変え楽しませてくれる「然別湖」がお出迎え。本館は7.5 畳と10畳、新館は10畳と特別室から選択できます。
然別湖畔温泉ホテル風水
筆者は冬に訪れたため、一面真っ白の然別湖が広がりました。湖上の雪が風にさらわれて雪煙を作り、向こうにはくちびる山と讃えられる然別火山群。お茶を淹れて温まりながら、部屋の中から冬の北海道の絶景を楽しみました。
然別湖畔温泉ホテル風水
畳の空間も落ち着きますね!また老舗のホテルでありながら、どのお部屋でもバス・トイレが付いているのは嬉しかったです。

3.湖に手が届きそう。源泉掛け流し大浴場で湯浴み

然別湖畔温泉ホテル風水
「然別湖畔温泉ホテル風水」の醍醐味と言えるのが、源泉掛け流しの温泉です。男女とも大浴場には内湯2つと展望露天風呂が1つ設けられています。15時から翌朝9時まで何度でも入浴可能です。
然別湖畔温泉ホテル風水
内湯はかなり広く、お部屋と同じくガラス越しにレイクビューを望みます。そこに源泉掛け流しのお湯がとめどなく流れており、秘湯らしい格別の趣です。もう一つの浴槽である寝湯で横になりながら、温泉の匂いと水面に映り込む然別火山群を眺めていました。
然別湖畔温泉ホテル風水
展望露天風呂は、まるで然別湖に手が届きそうなパノラマ。湖を一望しつつ鉄分の濃いお湯を堪能できます。まさに大自然の鼓動を感じ、そのパワーが流れ込んでくる温泉。入っていると痺れるような熱さと、お湯を出るとキリッとした寒さ、そのギャップも心地良いです。

なお温泉の温度はコントロールしているものの、高温泉から引いているので温度が44〜45℃と高くなってしまうことも。そんな時は脱衣所の電話で温度を下げてほしい旨をお伝えしましょう。

4.オショロコマの塩焼きも。北海道の幸が詰まった朝夕食を満喫

然別湖畔温泉ホテル風水
温泉やお部屋に加えて、贅沢なお料理が味わえることも「然別湖畔温泉ホテル風水」に宿泊する魅力です。まず夕食には北海道の山海の幸が詰まった和食会席膳をいただけます。しゃぶしゃぶやお刺身、お魚のあんかけなど、メインのお料理が盛りだくさん。
然別湖畔温泉ホテル風水
名物は、然別湖山麓の湧き水で育成された「オショロコマの塩焼き」です。あっさりとした味わいが特徴で、魚本来の旨味を素直に味わうことができます。地場でしかいただけない食材との出会いも旅の魅力ですね。
然別湖畔温泉ホテル風水
朝食はバイキング形式。品数も適度でバランスの良い内容でした。中でもインカのめざめをそのまま使ったポテトフライが絶品でした。また老舗旅館のカレーは何でこれほど美味しいのでしょうか。しっかり食べて活力を得ることができました。

5.滞在中は何度でも「しかりべつ湖コタン」へ

然別湖畔温泉ホテル風水
湖面全体が凍り付く厳冬期(例年1月末から3月下旬頃まで)にのみ現れる氷の村、しかりべつ湖コタン。

しかりべつ湖コタンは入場料500円で1シーズン有効。徒歩圏内にある「然別湖畔温泉ホテル風水」に泊まれば、ワンコインでチェックイン/アウトの2日間、日中と夜の雰囲気を両方楽しめるのが嬉しいところ。
然別湖畔温泉ホテル風水
チェックインの日に楽しみたいのは「Ice Bar」。イグルー(氷の家)の中で、氷のグラスに注がれたカクテルやドリンクをいただけます。イグルーの中は思ったより暖かく、キンキンに冷えたお酒が進みます。徒歩でお宿に帰れるので、思う存分楽しめますね。
然別湖畔温泉ホテル風水
チェックアウトの日には、しかりべつ湖コタンが営業開始になる時間に合わせて氷上露天風呂を訪れてみましょう。なんと湖の上の浴槽に「然別湖畔温泉ホテル風水」のお湯がひかれており、白銀の世界に心洗われる至福の入浴体験が待っています。混浴ですが、水着着用OKです。

しかりべつ湖コタンは3月下旬まで。夏は湖底線路と呼ばれるフォトスポット(実際は船を湖におろすガイドレール)が最近話題の然別湖。
然別湖は四季折々美しい姿で迎えてくれ、唯一無二の宿泊を過ごすことができます。ぜひ一度「然別湖畔温泉ホテル風水」に泊まってみてくださいね。

然別湖畔温泉ホテル風水

住所
北海道河東郡鹿追町北瓜幕無番地 然別湖畔
TEL
0156-67-2211
イン/アウト
15:00〜/〜10:00
HP
https://www.hotelfusui.com/

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日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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