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はるにれの木|北海道・豊頃町の幻想的なフォトスポット

エリア
十勝・日高
投稿日
最終更新日:2024年1月26日
推定樹齢150年、2本のハルニレが一体となった珍しい「はるにれの木」が北海道豊頃町にあります。

十勝川左岸の広い大地にポツンと佇み、美しい扇状に広がるはるにれの木がある景色は幻想的で、豊頃町を代表する観光スポット。フォトスポットとしても人気で、季節や時間帯、天候によって様々な姿を見せてくれるので何度も足を運びたくなります。

今回はそんなはるにれの木の魅力を写真を交えてご紹介していきたいと思います。

1.豊頃町「はるにれの木」

北海道十勝地方・豊頃町にあるはるにれの木の推定樹齢は150年。豊頃町から始まった十勝の開拓を見守り、今もこの地に力強く生き続けています。伐採されることもなく残っているのは昔からこの木に特別な魅力があったのだろうと思わずにはいられません。

はるにれの木

1本の大きな木のように見えますが、じつ2本の木が一体化したもの。
はるにれの木
ハルニレは北海道から九州まで日本でも広く自生しますが、特に北海道など寒冷地に多く、高さは最大35m、直径は2.5mにもなります。豊頃町のはるにれの木も高さは17m、直径1mと雄大な大地にぴったりの存在感。町の指定文化財、町木でもあり、豊頃町のシンボルとなっています。
はるにれの木
町民から愛されているだけでなく、テレビや写真集などでも全国に紹介されてきた他、十勝・池田町出身であるドリカムの「Eye to me」の歌詞に入っている「ハルニレ」がこの木であるとも考えられているそう。
はるにれの木

2.四季折々のはるにれの木

はるにれの木は春に花を咲かせますが、花は小さく、遠くからではわからないのでぜひ近くでも見てみてください。
夏になると視界に広がる緑が鮮やか!樹液を求め集めってきたクワガタを見ることができるかもしれませんよ。
はるにれの木
秋は辺りが秋色で染まり、夕焼けと共に撮影すれば黄金色に輝く草原の中に浮かぶはるにれの木が撮影できそうです。
はるにれの木
冬には真っ白な風景にポツンと佇むどこか儚い姿を見ることができます。
はるにれの木
辺りが雪で包まれた冬の朝日は幻想的なので、日の出前か遅くても午前中に見にいくことおすすめします。
はるにれの木
冬の早朝には落葉樹であることと氷点下10度を下回るのも珍しくない豊頃町ならでは景色「樹氷」も見ることができます。樹氷で白い花が咲いたよう見えるはるにれの木は寒い地域限定の光景。
はるにれの木
夜は辺りが真っ暗になるので星空がよく見えるのも魅力的です。冬は空気が澄んでいて豊頃町のある十勝は晴天率が高いので星空を見るのにぴったり。
はるにれの木
2021年から冬季限定で行われているはるにれの木のライトアップもあります。
はるにれの木
はるにれの木までの道のライトアップや休憩所には写真展示などもあり、イベントとしても楽します。
はるにれの木
朝日や星空とはるにれの木を撮影したい場合は三脚が必須アイテムです。周りの風景も入れて引きで撮影したい場合は広角レンズもあるといいでしょう。スマートフォンで撮影する場合は広さがわかるようにパノラマモードでの撮影もおすすめ!また氷点下の寒さは侮れないのでヒートテックやカイロ、スノーブーツや帽子などの防寒対策も忘れてはいけません。

3.はるにれの木の場所・アクセス

はるにれの木は帯広市街から車で40分ほど、十勝川の河川敷にあります。

道道320号線から曲がるポイントには看板も出ています。
はるにれの木
夜は街灯もなく真っ暗なので運転には充分注意が必要です。
はるにれの木
十勝川沿いに延びる道を1kmほど進むと、道沿いに休憩所と駐車場があります。
はるにれの木
休憩所(奥の白い建物)は冬は閉鎖しているそうで、手前の休憩スペース(画像右手の茶色い建物)へ。
はるにれの木
休憩スペースにはビュースポットの案内がありました。初めて来た方でもわかりやすくていいですね。
はるにれの木
駐車場からビュースポットまでは徒歩7分くらいです。階段を降りていくので特に冬は足元に注意。
はるにれの木
ビュースポットまでの道は多くの人が通っているおかげで踏み固められています。
はるにれの木
ビュースポットに到着!扇状に広がる枝が左右対称で美しく見えます。
はるにれの木
台風や風雪にも耐えこの場に佇み続けるはるにれの木は生命力を感じざるをいられません。多くの人を魅了するはるにれの木ですが、私も時間や季節を変えてまた訪れたくなりました!パワースポットとも言える場所に訪れて自然の力強さと美しさを感じてみてはいかがでしょうか。
はるにれの木

はるにれの木

住所
北海道中川郡豊頃町幌岡
HP
https://www.toyokoro.jp/site/kanko/1488.html

北海道在住フォトグラファー  平栗玲香

1990年生まれ、北海道帯広市出身のフリーランスフォトグラファーです。北海道観光マスター検定、十勝観光文化検定上級、フォトマスター検定準1級、生物分類技能検定3級取得。9年間東京でフォトグラファーをしていましたが、2023年に帯広に拠点を移しました。趣味はツーリング、ドライブ、キャンプなど北海道の魅力が一人でも多くの人に伝わることを目標に記事を書いています。

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