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冬の知床五湖をスノーシューで歩く!大自然知床をひとりじめ♪

エリア
網走・北見・知床
投稿日
最終更新日:2019年3月11日
冬の世界遺産知床には体験メニューがいくつかあります。その代表的なもののひとつは流氷ウオーク。もうひとつがこの、冬の知床五湖ツアーです。

流氷ウオークがあちこちで氷と戯れる人がいて人影も多く歓声が聞えるのに対し、ここ知床五湖は静寂を楽しむといってもいいでしょうか。まさしく超自然の世界。

雪と氷で覆われた知床五湖をスノーシュー(西洋かんじき)を履いて歩く♪冬ならではの楽しみをご紹介いたします。

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プユニ岬を越えて知床連山の懐を目指す

shiretoko-mountains-winterまず、流氷に覆われたオホーツクを見下ろすプユニ岬を通り、知床連山を一望にしながら、その懐に眠る知床五湖へと向かいます。

shiretoko-winter-trekking1夏とは違いひっそりとした駐車場でスノーシュ―に履き替えてスタート。普段なら、この地上遊歩道はヒグマが出没するため、ヒグマ活動期ならガイドツアーが規定になっており、活動期ではない季節でも最低限のレクチャーを受けて歩くことになるエリアです。

しかし、冬は基本的にクマたちも冬籠りの仮眠状態。そのまま彼らのねぐら付近を侵入させていただくことにします。

森を抜け急にひらけたらそこが2湖

shiretoko-winter-wood-scene森をしばらく歩き最初に気づくのは、夏場とは目線の位置が随分高くなるので一本一本の木々の見え方が全く違い、針葉樹の細い葉っぱのすぐそばをつたって歩いているのを実感。森の中に入ってきた!って、夏以上に感じることができます。
shiretoko-mountains-winter-and-sky歩くこと十数分、一番最初に出逢うのが2湖。夏場は一番大きく連山を目の当たりに湖面に山を美しく映すことが出来る人気の場所。いまの季節はそのシャドウがない分はちょっと見劣りするものの、逆に自分があっさりその影の場所に入っていける事に唖然としてしまう。
shiretoko-mountains-spring(ちなみに夏の風景がこちら)

緑に覆われたその景色のインパクトがあまりに強すぎるため、するするっと湖上真ん中に自分が居る事が出来るなんて感激。遠くからしか見る事のできない小島もあっさり目の前に。

静寂の究極のなかで

shiretoko-snow-and-steps最初にお伝えした知床五湖は静寂を楽しむツアーというコンセプト通り、あたりには何の音もなく時折空中を舞うオオワシやオジロワシたちのバッタバッタという羽根の音やどこからかに潜む小鳥たちのさえずり以外には何も聞こえません。

そしてみんな寝静まってしまったかと思いきや、風の音、水の滴る音、真冬でも昼間には氷が溶ける…という動きは歴然と存在しており、これが春の足音とともにその音は明らかに増し、春の音となって迫ってくるのを何度か言っているとその違いを感じることができます。

shiretoko-ezoshika-winterわたしたちの目線に現れるのはこの雪の中でエサを探して彷徨うエゾシカたち。時折、体力を消耗しつくして倒れてしまった亡骸にも出逢う事があるが、これも冬の知床の厳しい姿。目をそむけるわけにはいかない。こうして静かに生きるモノたちが静かに眠りにつくモノたちと大自然のなかでありのままの姿を見せてくれるのが冬の知床五湖です。

あまりに厳しく、あまりに儚い自然。それは本来、人などをとても寄せ付けないほどの世界なのだと実感させられる時間です。海岸線には流氷が接岸し静かな海。山や雪がすべての音をかき消して飲み込んでしまいます。ト―ベー・ヤンソンのム―ミンシリーズに「ム―ミン谷の冬」という編があり、ム―ミンが冬眠中に起きてしまうのですがまずは静寂です。

shiretoko-wood-include-man(大きな木の幹に入ってみる・・)

大自然の中のメープルシロップスイーツ

shiretoko-tree-shirakaba雪と氷の世界で静かに動いているものでは、メープルシロップがひたひたと枝を伝い凍りついた大自然スイーツが点在していることをネイチャーガイドさんが教えてくれました。早速、枝先のあるメープルシロップつららスイーツをパクっとしてみると、甘~い味覚がひんやりと口じゅうに広がります。まさかこんなおやつタイムがあろうとは。。。

アナと雪の女王の映画の中でオラフが登場するシーンに木々からガラスの様なつららがキラキラと垂れているシーンに御記憶がありませんか?わたしはその時ここの知床五湖の森にあった光景を真っ先に思い出しました。まさしくそんなシーンが続くのです。

本当の静寂感は広がりのある風景でさらに実感

shiretoko-goko-walking-wood-bridge5~2湖と1時間以上かかって周ってきただろうか最後に1湖へ。ようやく地上歩道に沿った道から夏場でいう高架木道と呼ばれる誰でも行けるポジションに辿りつきます。夏場は写真の順番を並ぶほどの人気スポットにも今は誰もいません(写真は早春のイメージ)。

shiretoko-and-ice-flow-sea知床連山とは反対側のオホーツク海には白い海が水平線一面に広がり、こちらも時が止まった海のようにしか見えません。そればかりか、さきほどまでは視界のない森の中を歩きながら感じていた静寂感が、大観望スポットまで来てさらにそのスケールが増した感があり、途轍もない超自然の冬だけに見せる姿に言葉も有りませんでした。このスケールの中に人は生かされている。住まわせていただいて居る。ここは自然の楽園です。

冬の知床五湖ツアーについて

shiretoko-winter-trekking2最後は冬の知床五湖を歩きたい方は、ガイド付のツアーに参加することが必要です。実施期間は1/22から3/22まで(2017年)、歩行時間はおおよそ3時間程度、ツアー費用は6,500円前後というのが一般的です。

また、自然保護の為、1日当たりの冬の知床五湖への入場人数が制限されています(1日150名まで※2017年)ので、早めに予約をするのがおすすめです。

冬の知床の観光情報はこちらからどうぞ→→知床斜里観光協会ホームページ

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