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日本一のカルデラ、屈斜路湖に広がる絶景の雲海【津別峠・美幌峠・摩周湖展望台・藻琴山】

エリア
釧路・阿寒・川湯・根室
投稿日
最終更新日:2020年2月5日
ひがし北海道のほぼ中心に位置する日本一のカルデラ地形「屈斜路カルデラ」。摩周湖、屈斜路湖を有するこのカルデラで発生する雲海が、近年にわかに注目をあつめています。

今回は、津別峠(つべつとうげ)をはじめとした雲海スポットからの絶景、雲海を楽しむ為に知っておきたい事を、詳しくご紹介いたします。

1.カルデラ外輪山の様々な角度から楽しむ雲海ロマン

津別峠の雲海雲海というと、ロープーウェイ乗ったり登山などをしなければなかなかお目にかかれない風景と思われがちですが、屈斜路雲海は車で簡単に見に行くことが出来ます。また、展望ポイントも4カ所ほどあり、様々な角度から楽しめるのも屈斜路雲海の面白いところです。

津別峠

津別峠の雲海6月から秋にかけて屈斜路雲海を望む定番ポイント。正面からの日の出も素晴らしい。
※2016年の水害の影響で、屈斜路湖側から津別峠に上る道道が通行止めとなっておりましたが、2018年5月25日より開通となる予定です。

美幌峠

美幌峠の雲海雲海ポイントとしては一番低い展望台のため雲の海に飲まれる事もありますが、雲海が見えた時には雲の海を間近に感じることの出来る場所でもあります。

摩周湖第三展望台

摩周湖の雲海屈斜路カルデラの雲海を楽しみながら朝の摩周湖も楽しめる。屈斜路雲海の発生率と較べると確率は下がるが、摩周湖で発生する雲海が見えることも・・・。ダブルで雲海が楽しめるポイントです。また、雲海がない快晴の摩周湖もまた魅力的ですよ♪
※冬季は摩周湖第三展望台への県道は閉鎖されております。摩周湖第一展望台までは行くことができます。

藻琴山(ハイランド小清水)

藻琴山からの雲海屈斜路カルデラ外輪山の中で一番オホーツク海に近い展望台。ひがし北海道を埋め尽くす大雲海の際には、屈斜路カルデラはもちろん、オホーツク方面の雲海も見渡すことが出来るポイントです。

※クリックすると大きくなります。
屈斜路湖雲海マップ

北海道雲海特集

2.最高の雲海を見るために知っておきたい事

2-1:朝、何時頃に行けばいいの?

雲海は主に夜明け頃に発生いたします。たまに昼頃まで雲が残り観察できる事もありますが、大抵の場合、9時頃までに雲が消えてしまいます。

オススメの時間帯はやはり日の出の頃ですね、朝焼けに始まり、日の出から差し込む光が雲海を照らしてゆく様子はまるで生き物のよう、刻一刻と変化する幻想的な風景は大自然の神秘そのものです。寝坊しても、朝食前の時間帯であればかなりの確率でご覧いただくこともできますよ。

ちなみに津別峠の場合の日の出時間は次の通りです。

夏至 3時35分
7月22日 3時55分
8月22日 4時29分
9月22日 5時04分
10月22日 5時39分
※2015年の情報です。ご参考まで。

屈斜路雲海神々しい光と雲の演出、”エンゼルステップ”。

2-2:おすすめの服装について

せっかくの美しい風景も寒さで落ち着いてご覧になれない事もあるので、暖かい服装でお出かけ下さい。気温的にそれほど低くなくても、標高の高いところは思った以上に風があります。体温が奪われて体感気温が下がるので、フリースなど暖かいインナーに防風性の高い上着の組み合わせが良いかと思います。

津別峠からの朝日津別峠より。雲海に出会えなくても最高の夜明けに出会えることも。

2-3:どこに泊まれば便利なの?

宿泊施設は、津別峠からご覧になる場合は津別町の宿泊施設、美幌峠からご覧になる方は屈斜路湖周辺の宿泊施設。藻琴山、摩周湖第3展望台からご覧になる方は川湯温泉の宿泊施設が便利です。

美幌峠から日の出美幌峠から望む朝焼け。雲海に負けない絶景です。

2-4:いつからいつまで見れるの?

屈斜路雲海イメージ雲海は通年ご覧になることができますが、6~8月にかけて発生率が高くなります。

屈斜路雲海の発生するプロセスは大きく分けて2通りあります。

ひとつは、水温と気温の温度差により湖水が揮発、または空気中の水蒸気が霧となってカルデラを埋め尽くすパターン。

もうひとつは、寒流が流れ込む釧路沖の海、ここに南からの暖かい空気が流れ込むと、大規模な霧が発生しそれらが標高の低い東北海道の太平洋側を埋め尽くします。霧はどんどん内陸まで押しよせ外輪山に囲まれた屈斜路カルデラに流れ込み逃げ場を無くして溜まることとなります。

湖水から発生する雲海は通年、海から押しよせる雲海は夏期に発生しています。

美幌峠の冬の雲海美幌峠から望む冬の雲海。

3.複数の雲海スポットを1日で楽しむ!

雲海の楽しみは宿を出発するところから始まります。雲海の朝、宿を出発する頃はどんよりとした曇り、または霧に包まれています。そんな中、展望ポイントに近づくにつて標高が高くなり、やがて雲を突き抜けて天空の壮大な雲海に出会うこととなります。

津別峠の雲海津別峠からの雲海。雲の切れ間に和琴半島を望む。

アイデアとして、とりあえず一番標高の高い津別峠に登り屈斜路カルデラを一望して、他の展望台があたりが見えていれば、他の展望台に移動していろんな角度から雲海を楽しんでみるのもよいかと思います。

また、摩周湖の日の出も神秘的です。運が良ければ摩周&屈斜路のダブル雲海に遭遇できるかもしれません。摩周湖第3展望台で日の出を迎えてそれから屈斜路湖方面(津別、美幌)でご覧になる逆パターンもありです。どこで日の出を迎えるかはあなた次第ですね。

雲海雲が多い日の雲海。様々な表情を見せます。

4.屈斜路湖の雲海を楽しむ現地ツアー

さて、現地では雲海を楽しむガイド付ツアーも複数あります。初めての場所で自分たちだけで行くのは不安・・、という方は、ツアーに参加すると安心ですね。

摩周湖第三展望台から雲海を楽しむ 摩周・屈斜路雲海ツアー
実施:ツーリズムてしかが
TEL:015-483-2101
設定日:6月1日~10月10日(例年)
詳しくはこちらをクリック

津別峠雲海ツアー
実施:ランプの宿森つべつ(※宿泊者割引あり)
TEL:0152-76-3333
設定日:6月1日~10月31日(例年)
詳しくはこちらをクリック

屈斜路湖雲海ツアー(摩周湖雲海)
実施:レジャーガイド遊び屋
TEL:0167-22-0534
設定日:2019年6月1日~2019年10月14日
開催期間いつきましては、順次更新していきます。
詳しくはこちらをクリック

屈斜路湖雲海ツアー(冬期間も実施)
実施:屈斜路原野ユースゲストハウス(※宿泊者限定です)
TEL:015-484-2609
設定日:年末年始除く通年実施 
詳しくはこちらをクリック

5.雲海情報を得る

さて、雲海を見に行こう、というときに知りたいのが直前の情報や状況ですよね。そんな方におすすめなページを紹介します。

美幌峠雲海予測ページ
http://www.bihoro-k.com/unkai/

津別峠ライブカメラ
https://www.town.tsubetsu.hokkaido.jp/60camera/

おわりに

2017年6月の雲海発生率は津別峠で57%、昨年の7月は51%でした。確立でいうと2日に1回見えることとなります。言葉では語り尽くせない大自然が作り出す壮大なファンタジーをその目に焼き付けてみませんか。

津別峠の雲海

雲海を楽しみたい方におすすめのパッケージツアー
北海道雲海特集

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