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大雪山の西山麓。広大なキャンプ場「旭川市21世紀の森」のバンガローへ泊まってきました!

エリア
旭川・層雲峡
投稿日
最終更新日:2023年9月6日
旭川郊外にあるキャンプ場「旭川市21世紀の森」。1周約14kmもある広大な敷地の中に、キャンプ場やバンガローをはじめとした宿泊サイトが設けられ、公園やレジャー施設が整備されています。

そんな北海道らしい雄大なキャンプ場。実はバンガローの設備がとても充実していたり、秘湯に入浴できたり、ペット連れに優しかったり、嬉しいポイント満載なんです!

今回、実際に筆者がバンガローに泊まってきたので、「旭川市21世紀の森」の魅力をレビューしたいと思います。

1.旭川市21世紀の森のアクセス


「旭川市21世紀の森」があるのは、旭川市街から車で約40分の場所。大雪山旭岳の西山麓にあたります。道に迷うこともなく、路面状況も良いのですが、民家のほとんどない山間部にある点だけ注意が必要です。
旭川21世紀の森

▲広々としたふれあい広場・キャンプ場▲

夜ご飯を食べる場所やコンビニも全くないため、あらかじめ済ませてくるか事前に食料を購入しておきましょう。

2.旭川21世紀の森の基本施設

「旭川市21世紀の森」には宿泊研修ゾーン、ファミリーゾーン、21の森、ふれあい広場の4エリアに、様々な種類の宿泊設備が点在しています。
旭川21世紀の森 地図 マップ

▲「旭川市21世紀の森」HPより引用▲

 

2-1.宿泊研修ゾーン:タルハウス・ログハウス

旭川21世紀の森 タルハウス

▲ツーリングのお客さんに人気のタルハウス▲

宿泊研修ゾーンにある「タルハウス」。その名の通り、昔醤油を仕込んだ大きな樽に屋根を被せたような簡易な宿泊施設になっています。室内には、靴置きとコンセントだけ。必要最低限の設備ではありますが、愛用しているツーリングのお客さんも多いです。同ゾーン内には炊事場とトイレがあります。

ログハウスは大人数での研修に対応していて、講堂、研修室、調理室、トイレにシャワー室も建物内に備わっています。

2-2.ふれあい広場、21の森:キャンプ場

旭川21世紀の森

▲ペット同伴サイトがあるのは嬉しい▲

ふれあい広場と21の森には「キャンプ場」が設けられています。テントを張ってキャンプをする場合、予約不要(ただし当日の受付は必要)という気軽さがいいですよね。
エリア内には炊事場にトイレ、キャンピングカーほっとステーション(電源有りサイト/電源有料)もあります。ふれあい広場にはペット同伴サイトもあります。

2-3.ファミリーゾーン:コテージ、キャンプ場

旭川21世紀の森

▲8棟のバンガローが整然と並ぶファミリーゾーン▲

旭川市21世紀の森の中で一番メインのキャンプエリアであるファミリーゾーン。キャンピングカーほっとステーションと、キャンプサイトにペット同伴サイトを備えており、コテージやワンワンハウスが並びます。
旭川21世紀の森

▲屋根付きのバーベキューハウス▲

もちろん炊事場、トイレもありますし、バーベキューハウスや総合案内所にも近く初心者でも安心してアウトドアを楽しめます。

3.バンガローに泊まってきました!まるで貸切の別荘

旭川21世紀の森 バンガロー

▲見た目も綺麗なバンガローへ▲

キャンプ場のバンガローには数々泊まってきた筆者ですが、「旭川市21世紀の森」のバンガローの設備の充実ぶりには本当に驚きました。
旭川21世紀の森 バンガロー 室内

▲綺麗なフローリングと広々とした空間▲

まず寝るスペースがとても広いです。ロフトベッドも設けられ、上下それぞれに3人は余裕で寝ることができます。またフローリングも綺麗で、まるで別荘みたいにくつろぐことができました。
旭川21世紀の森

▲鍋やフライパンもあり!自炊設備も申し分なし▲

ガスコンロやポットも置かれており、自炊にも事欠きません。洗剤も用意されているので、皿洗いもできちゃいます。自宅にいたら当たり前のことですが、旅先では嬉しいポイントですね。
旭川21世紀の森

▲掃除の行き届いた洋式トイレ付き▲

また綺麗な洋式トイレも設置されています。このクオリティで1棟5,000円以下は本当にすごいです!寝具はないため寝袋は必要ですが、とても快適に過ごせました。

4.宿泊者限定の秘湯が素晴らしい

旭川21世紀の森 森の湯

▲公衆浴場を思わせる味のある佇まい▲

じつは、「旭川市21世紀の森」に泊まったお客さんだけが利用できる温泉があります。それは敷地の一番奥側に位置している「森の湯」です。

なんと利用料金は100円。それでいて加温加水なしの源泉掛け流しのお湯には入れます。泉質は、低張性アルカリ性高温泉。
旭川21世紀の森 森の湯

▲気持ちの良い源泉掛け流しの温泉を堪能▲

肌に染み渡っていく透明のサラッとしたお湯です。適度な湯加減ということもあり、いつまでも浸かっていられます。山奥にある秘湯感もたまりません!
森の湯は13:00~20:00の営業です。

5.近くにはマニアックなスポットがいっぱい

旭川21世紀の森

▲朝霧に包まれる旭川市21世紀の森▲

北海道の屋根と言える大雪山の山麓に広がる「旭川市21世紀の森」。忙しなさは皆無で、自然の流れにしたがって時間が過ぎていきます。

朝日に照らされて起床し、少しキャンプ場の周囲を散策してみると、清々しい時間を過ごせますよ。キャンプ場の中心にあるペーパンダムを見渡す水辺広場がオススメです。
旭川21世紀の森 羽衣の滝

▲しなやかに流れ落ちる羽衣の滝▲

最後に余談ですが、旭川市21世紀の森の周辺には、知る人ぞ知る名所がたくさんあります。
例えば、マイナスイオンたっぷりの「旭岳源水公園」や、愛山渓とつながる「旭川峠(ダート)」、天人峡の先に佇む「羽衣の滝」や、1ヶ月間しか開通しない「道道1116号線」など。
旭川21世紀の森

▲大雪山が育む生命の水▲

少々難易度高めのところもありますが、どれも冒険心を満たしてくれるスポットばかりです。
旭川21世紀の森

▲快適ですが、寝袋だけ忘れずに!▲

いかがでしたでしょうか。北海道旅行の拠点となる「旭川市21世紀の森」。バンガローが充実しており、宿泊者しか入れない秘湯もある素晴らしいキャンプ場です。ぜひ一度利用してみてください。

また、キャンプや車中泊を快適に過ごしたいならJackery(ジャクリ)ポータブル電源の活用がおすすめです。
皆さまのキャンプのお役立ちになれば幸いです。

旭川市21世紀の森

住所
北海道旭川市東旭川町888番地
TEL
0166-76-2454
HP
http://www.asahikawashi21seikinomori.net/
営業時間
5月1日~11月30日 9:00-17:00(受付時間)
イン/アウト
16:00/10:00
備考
※チェックイン・アウトの場所は以下になります。
総合案内所(0166-76-2454):バンガロー・ワンワンハウス・キャンプ場
ログハウス(0166-76-2108):タルハウス・キャンプ場
※キャンプ場のみどちらでもOK
※バンガロー、ログハウス、タルハウス、ワンワンハウスは要事前予約
<料金>
キャンプ場 / ファミリーキャンプ場 1名300円
※高校生は200円、中学生以下は無料
バンガロー 1棟4,720円
ワンワンハウス 1棟4,720円
タルハウス 1名780円、高校生以下1名460円
<その他施設>
総合案内所
ログハウス
森林学習展示館
水辺広場
森の湯
バンガロー8棟
ワンワンハウス1棟
タルハウス8棟
炊事場4ヶ所
バーベキューハウス1ヶ所
トイレ9ヶ所
ゴミ集積所
キャンピングカーほっとステーション3ヶ所
ペット同伴サイト2ヶ所
ドッグラン1ヶ所
サッカー場、パークゴルフ場、展望台あり
<特別にご注意ください>
※焚火(焚火台利用の場合含む)、花火は禁止
※発電機、アイドリング禁止
※バーベキューハウスは事前予約必須。AM11:00~PM21:00(バンガローに宿泊者がいない場合PM15:00まで)ファミリーキャンプ場内でのBBQ等の飲食はPM21:00で終了して下さい

日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平

1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。

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