黒岳ロープウェイ観光情報| 大雪山のベストルート!雲海に出会える山岳ロープウェイと絶景の黒岳登山
- 旭川・層雲峡
- 最終更新日:2024年5月10日
黒岳ロープウェイは層雲峡温泉から大雪山系の黒岳5合目を結び、さらに5合目からはリフトで黒岳7合目までアクセス出来るため多くの登山愛好家に利用されています。
5合目の展望台からは層雲峡や大雪山周辺のパノラマを。7合目からは黒岳山頂まで片道1.5時間の本格登山のほか、約30分ほどのトレッキングコースもあり、体力に合わせて大雪山を楽しめるのも魅力。
今回はそんな「黒岳ロープウェイ」の魅力や基本情報について簡単にご紹介!
1.黒岳ロープウェイの楽しみ方
黒岳ロープウェイに乗り、層雲峡の神々しい地形を横目に一気に標高を上げ、眼下に広がるダイナミックな大雪山系の山並みを眺める時間は、思わず息を呑む感動的なひとときです。
黒岳5合目に近づくと、鋭利な岩峰がそびえ、北海道の屋根と言える世界を捉えられるように。
1-1.黒岳駅展望台(5合目)
黒岳ロープウェイから黒岳リフトに乗り換える黒岳駅(黒岳五合目)の上にある展望台がイチオシスポット。谷筋に石狩川が流れ、早朝と日中の寒暖差の大きい層雲峡では、霧が発生しやすく、雄大な雲海に出会えることがあります。
最も雲海が発生しやすいのは7月で約35%。よく晴れ、無風で、気温が低いという3条件が揃った時に現れます。周囲に広がるダイナミックな山並みとのコラボレーションは、北海道らしい大スケールの絶景です。
1-2.黒岳登山
黒岳7合目から黒岳山頂までの標高差は500m弱、山頂まで約1時間半で、北海道屈指の山岳パノラマが楽しめるだけあってとても人気の高いルートです。
前半は、樹林帯の間を抜ける好展望の道。つづら折りの後半、王冠のような形をした”マネキ岩”が、黒岳山頂近くの目印です。登頂すれば、山並みに吸い込まれるような圧倒的な山岳パノラマ!神々の遊ぶ(カムイミンタラ)と呼ばれる、大雪山の世界観を味わえます。
体力に少し自信が無い方は、7合目にある「黒岳カムイの森のみち」に挑戦してみてはいかがでしょうか。往復約30分、散策路の先には展望台があり、あまりょうの滝を見ることができます。
ちなみに7合目以降にはお手洗いが無いので、リフトに乗られる方は5合目の黒岳駅で済ませましょう。
1-3.日本一早い紅葉
厳しい気候条件をもつ大雪山系は、日本一早い紅葉が訪れることで知られています。9月上旬からナナカマドやダケカンバが色づき、中旬から下旬には山肌を埋め尽くすように紅葉が展開します。9月下旬から徐々に紅葉が下に降りて、層雲峡では10月上旬から中旬に見ごろを迎えます。
まるで黄色や赤色の絨毯のように展開する紅葉は格別。黒岳へ登頂しなくても、7合目付近でも紅葉を存分に鑑賞できることから、観光のお客さんからの人気も高いです。
2.黒岳ロープウェイ料金
【黒岳ロープウェイのみ】
大人:2,600円 小人:1,300円
【黒岳ロープウェイ・リフト共通券】
大人:3,300円 小人:1,650円
シーズンを通じて料金は一緒ですが、始発や終発の時間が変わるのでご注意ください。
当日の運行状況や天気など詳細は黒岳ロープウェイ&リフト公式ホームページにてご確認ください。
●2024年4月1日~2024年5月31日
ロープウェイ8:00~16:30 ペアリフト運休
●2024年6月1日~2024年9月30日
ロープウェイ6:00~18:00 ペアリフト6:30~17:30
●2024年10月1日~2024年10月15日
ロープウェイ6:00~17:00 ペアリフト6:30~16:30
●2024年10月16日~2024年11月30日
ロープウェイ8:00~16:30 ペアリフト運休
売店情報
黒岳ロープウェイの山麓駅には売店やカフェがあります。売店では黒岳グッズをはじめとして、さまざまなお土産が用意されおり、カフェはアウトドアブランドコロンビアが運営するおしゃれ空間!ぜひロープウェイの乗車前後にチェックしてみてください。
3.アクセスと駐車場
黒岳ロープウェイの発着駅がある「層雲峡」までは旭川市街から車で約50分。途中、上川層雲峡ICまで旭川紋別自動車道(無料)を利用した方が早いです。旭川市街から路線バスも通っていますが、早朝便がないため、利便性から車をオススメします。
駐車場はいずれも無料という点が嬉しいところ。黒岳ロープウェイに隣接した駐車場(60台)以外に、層雲峡公共駐車場(182台)も利用することができますよ。黒岳登山の方は、ロープウェイの始発に合わせて訪れれば、駐車場が埋まる心配もありません。
- 住所
- 北海道上川郡上川町層雲峡
- TEL
- 01658-5-3031
- 営業時間
- 時期により異なる
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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