たきかわ紙袋ランターンフェスティバル|市民が作る優しい灯が街を彩る特別な一夜
- 旭川・層雲峡
- 最終更新日:2024年1月24日
滝川市で1年のうちたった一夜のみ開催されるこのイベントは、滝川市民や有志らが作成した 15,000点以上の「紙袋ランターン」が街の一部を優しい灯りで照らす、点灯時間わずか3時間のとても短いお祭り。
開催当初は市民を中心とした見物客がほとんどでしたが、回を重ねるにつれ、市外や道外、時には海外からも見物に訪れる人が増えてきたそうです。
あたたかい灯りに小さな街が賑わいます。
1.駅前商店街を彩る紙袋ランターンの優しい光
通常開催では、通称「ベルロード」と呼ばれるJR滝川駅前の 駅前商店街を歩行者天国にし、紙袋ランターンを並べて夜の闇を彩ります。
ベルロードで行われた開催当日の様子
会場には甘酒やコーヒーなどを無料で配布する「ふるまい処」も設置されます。
ふるまい処の様子
駅前の市営駐車場にも紙袋ランターンが並べられ、こちらでは市内の飲食店がテントブースで飲食物の販売も行っています。
雪の上に並んだ紙袋ランターンを眺める子どもたち
たきかわ紙袋ランターンフェスティバルは、たった1日、紙袋ランターンに灯りが灯るのは3時間だけですが、イベント前後には、滝川市内各所・近隣地域でミニイベントが開催され、地域一体となってイベントを盛り上げます。
江部乙駅にて点灯された紙袋ランターン
2.市民や有志らが製作する紙袋ランターン
近付いて紙袋ランターンを眺める子ども
たきかわ紙袋ランターンフェスティバルの目玉とも言える紙袋ランターン、そのほとんどは市民の製作希望者が個人で作るもの。
滝川市内の学校や福祉施設などでは、授業やレクリエーションの一環として、はたまた紙袋ランターン作りのワークショップも盛んに開かれ、小さな子どもからお年寄りまで幅広い年代の方が製作し、イベント当日は自分や知人の作品を嬉しそうに眺める人たちの姿が見受けられます。
紙袋ランターンの材料は、実行委員会から配布される紙袋や家庭にある手持ちの紙袋。
切り絵や貼り絵を施したり絵を書いて装飾したりした紙袋に、もう1枚紙袋を重ねてランターンを作ります。
北菓楼の紙袋に切り絵を施した紙袋ランターン
できあがった紙袋ランターンの中に光を灯すと、外側の紙袋を切り抜いた部分が優しく光り、イラストや装飾が浮かび上がってきます。
手書きのイラストを施した紙袋ランターン(提供:山崎美幸さん)
3.2024年概要
第22回 たきかわ紙袋ランターンフェスティバル
2024年2月17日 17時~20時
HP:たきかわ紙袋ランターンフェスティバル実行委員会
※本記事の画像および動画は、一部を除き、たきかわ紙袋ランターンフェスティバル実行委員会様よりご提供いただきました。
カフェ&スイーツ好き主婦ライター 三澤恵梨子
北海道滝川市出身。現在は札幌市在住の主婦ライター。
20代前半でカフェ巡りにはまり、仕事の合間を縫ってこれまでに道内外で500軒近いカフェ&スイーツ店を訪問。
ライターとして活動しつつ、全国47都道府県のカフェを訪問するのが夢。
食のことを中心に、北海道の美味しいものや綺麗な景色の情報をお届けするべく、常にアンテナを張り巡らせています。
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