「道の駅あびらD51ステーション」を楽しみつくそう!鉄道でいっぱいの展示・グルメを要チェック
- 千歳・支笏湖・夕張
- 最終更新日:2023年3月14日
129か所ある道の駅の中から、道内で唯一S L(蒸気機関車)を見ることができ、鉄道ファンや家族連れに大人気で、地元の方も多く訪れるという安平(あびら)町の「道の駅あびらD 51ステーション」をご紹介します!
1.D51鉄道資料館
「道の駅あびらD51ステーション」を訪れる方の多くは、道の駅の名前にもなっている「D51(デゴイチ)」と呼ばれる蒸気機関車を目的として来られています。
この地区にはかつて追分機関区という大きな機関区があり、空知地方や夕張から輸送される石炭を運ぶための中継地点の役割を担っていました。また、「国鉄最後のSL」が走行した地でもあります。
館内の鉄道資料館には、当時室蘭本線や夕張線などを走っていた「D51320号機」や貴重な資料などが展示されています。
こちらが「D51320号機」。昭和14年に製造され、北海道へ。昭和47年に追分機関区に転属となって、石炭輸送を主に行っていました。普段は資料館で展示されているのですが、春から秋にかけては屋外で展示されることもあるそうですよ。
1976年に追分機関区は火災に遭ってしまいったのですが、「D51320号機」は幸い焼失を間逃れたそう。
引退から現在に至るまで、国鉄のOBなどによって丁寧な手入れが続けられています。保存状態が素晴らしく、非常に歴史的な価値が高いと評価され、令和元年5月に日本遺産「炭鉄港」の構成文化財として認定されました。
そして、館内の至るところにある鉄道モチーフを探すのも楽しいんです!
正面入口の扉上にあるこの時計、かつて追分駅舎の入口で使われていた時計が寄贈されたもので、館内で使われています。
▲画像提供元:道の駅あびらD51ステーション▲
また、トイレにはこのようなかわいいSLが描かれていて、館内のどこにいても鉄道を感じられます。
2.特産品を使った安平グルメ
道の駅といえば、その土地の特産品を使ったここでしか食べることのできないグルメがたくさんあります!「道の駅あびらD51ステーション」ではどんなものが人気なのでしょうか。
館内には「D51ベーカリー」「D51CAFE」、そして購入したものを食べることができる飲食スペースがあリます。
小さなお子さま用の椅子や授乳室も用意されているのが嬉しいですね。
「D51CAFE」のメニューは軽食からガッツリメニュー、ソフトクリームなど幅広いラインナップ。ほとんどのメニューがテイクアウト可能!券売機で食券を購入する際に店内飲食かテイクアウトかを選び、カウンターに向かいましょう。
数あるメニューの中でおすすめしたいのが「とり天おろしうどん」。醤油、生姜などで下味をつけた鶏胸肉の天ぷらが2つと香ばしいごぼうの天ぷら、そして大根おろしがたっぷり!大根おろしはさっぱり食べられるだけでなく、体を温めてくれます!うどんは北海道産の小麦を使用し、細麺でありながらもちもちの食感。冬はあたたかいつゆ、夏は冷たいつゆで提供されています。
そして、ベーカリーでは安平町ならではの素材が使われている「菜の花はちみつバターパン」が人気No.1!
安平町の菜の花畑で採取した「菜の花はちみつ」がパンの中だけでなく表面にも使われています。バターとはちみつは相性抜群!テイクアウトした場合は軽くトーストするのがおすすめ。
カフェとベーカリーでは毎月、限定メニュー・商品が登場するそうなので要チェックです!
ソフトクリームは定番の「D51もくもくソフト」と期間限定のソフトクリーム1種、計2種類が提供されています。
▲画像提供元:道の駅あびらD51ステーション▲
「D51もくもくソフト」は、蒸気機関車「D51320号機」から出る煙をイメージされたもの。この灰色は竹炭で色付けされていて、味は美味しいミルク味。見た目からは想像できないほどクリーミーで、ミルクの味が濃いです。
期間限定のソフトクリームは、黒千石・かぼちゃ・カンロ・ロイシーコーンなど町内産の野菜などを使ったフレーバーが提供されています。素材そのものの風味をしっかり感じられると人気だそう。(写真はかぼちゃソフトクリーム)
そして道の駅といえばお土産!道の駅限定の商品がたくさんある中で、売れ筋の商品は冷凍の「ケンボロー豚ジンギスカン」。
ジンギスカンのように豚肉に味付けをしている商品。ケンボロー豚は町内の農場で飼育されているものを使用。脂がさっぱりとし、肉の旨みが濃いのが特徴で、部位はバラ肉を使用しています。
▲画像提供元:道の駅あびらD51ステーション▲
玉ねぎなどと一緒に炒めて食べるとご飯のおかずにぴったり!キャンプなどアウトドアシーンでもそのまま焼くだけなので、おすすめです。
3.農産物直売所「ベジステ」
「道の駅あびらD51ステーション」には農産物直売所「ベジステ」があり、町内や周辺の地域で採れた農産物などが販売されています。別棟で営業していて、旬の野菜を買い求めに町内外から多くの方が買い物に来られます。(冬期は道の駅館内へ移動)
▲画像提供元:道の駅あびらD51ステーション▲
中でも人気なのがトマト!年間で最も売れている農産物だそうで、夏期は品種も数も多くなります。
取材時は「フルティカ」という品種が並んでいました。冬でもこんなに真っ赤なトマトが食べられるのですね。
▲画像提供元:道の駅あびらD51ステーション▲
追分地区の特産品である「アサヒメロン」は、糖度が14度以上など厳しい出荷基準をクリアしたもののみ出荷されます。厳しい基準があるゆえ、出荷量が少なく貴重なメロンで、7月頃に「ベジステ」でも販売されるそう。
4.安平を感じられるイベントも多数開催!
安平町では緑肥や作物として栽培する菜の花が5月中旬から咲き始めます。追分地区を中心に見ることができ、近年は多くの方がその美しい風景を写真に収めようと訪れています。
▲画像提供元:道の駅あびらD51ステーション▲
5月下旬の週末には『菜の花さんぽ』というイベントを開催。道の駅では菜の花グルメの提供だけでなく、畑の場所や町内の飲食店を案内する案内所が設置され、畑を巡る巡回バスの発着点にもなっています。(菜の花畑は毎年場所が変わりますのでご注意ください)
冬には雪を思いっきり楽しむイベント「冬遊び!HOT4DAYS」を開催。先日も多くの方が訪れ、冬ならではのアクティビティを楽しんでいたそう。
また、「D51320号機」にまつわる鉄道関連のイベント、炭鉄港のイベントも定期的に開催されています。
5.おわりに
「道の駅あびらD51ステーション」は車で新千歳空港から約30分、札幌市内からは約1時間のアクセス。旅行の寄り道に、ちょっとドライブしたいときの目的地におすすめのスポットです。
kino
大阪府生まれ。2020年4月に北海道に移住。国内旅行業務取扱管理者、北海道移住後に北海道観光マスターと北海道フードマイスターを取得。北海道の魅力や食の豊かさなどをご紹介します。
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