MENU
SEARCH
現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、臨時休業や営業時間短縮など、サイト内でご紹介している施設・店舗でも営業内容が通常と異なる場合があります。

世界自然遺産・知床の自然・動植物の魅力

エリア
網走・北見・知床
投稿日
最終更新日:2025年11月18日
2005年7月17日。皆さんはこの日が何の日かわかりますか?答えは、知床が日本で3番目の世界自然遺産に登録された記念日です。

改めてなぜ知床が世界自然遺産になったのかをご紹介します。

知床世界自然遺産の位置

知床半島空撮北海道北東部に突き出した知床半島。斜里(しゃり)町と羅臼(らうす)町にまたがるこの地とその沿岸の海(7万1100ha)が世界自然遺産に登録されました。これは現在5つある日本の自然遺産(屋久島、白神山地、知床、小笠原、奄美大島・徳之島・沖縄北部・西表島)の中でもその登録地域(核心域)は最大の広さです。

なぜ遺産になったの?

世界遺産というくらいだから、よくわからないけれどすごいのだろう…なんて思っている方も多いかもしれません。知床の何が高く評価されたのか。そこには「生態系」と「生物多様性」というキーワードがありました。

海から陸へとつながる生態系

知床のヒグマとサケ知床の海は冬、流氷に覆われます。流氷が運ぶ栄養分によってプランクトンが養われ、オオワシやアザラシなどがその恵みを受けます。

また同じく海の栄養を蓄えたサケもふるさとの川を遡上し、そこでヒグマなど山の生き物の餌になったり、死体が土に返って森を豊かにしたりします。このような命の循環が、貴重な生態系としてとても高く評価されました。

希少な動植物が生きる環境

シレトコスミレもう一つのポイントは、生物多様性とよく言われますが、希少な動植物がたくさん生きていることです。

北海道内で140羽程度しかいないと言われる絶滅危惧種のシマフクロウ、同じく絶滅危惧種の可憐な高山植物シレトコスミレなどのほか、知床の代名詞的な動物でもあるヒグマ、エゾシカ、アザラシ、トドなど、たくさんの大型ほ乳類も高い密度で暮らしています。

知床の動物エゾリス・エゾシカ

自然を守る「人」も重要

知床の山々このような知床の自然を次代に受け継ぐためには、それを守る人の存在も重要です。

知床・斜里町では約40年前から「しれとこ100平方メートル運動」を行ってきました。これは当時乱開発の危機にあった開拓跡地を全国からの寄付(100平方メートル=1口8,000円)によって取得し、原生の森を復元する事業です。このような長年の活動の蓄積も評価の対象になりました。

自然遺産についても現在、さまざまな科学的調査に基づいた画期的な保護管理が行われています。
100平方メートル運動についてはこちらから

知床世界遺産センター世界自然遺産についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ世界遺産センターを訪れてみてください!大きなパネル展示で、わかりやすく知床を解説しています。

知床世界遺産センター
北海道斜里郡斜里町ウトロ西186−10
TEL:0152-24-3255
開館時間
夏期(4月20日~10月20日・無休)/8:30~17:30
冬期(10月21日~4月19日・毎週火曜日休館)/9:00~16:30
年末年始(12月29日~1月3日)休館

知床へのアクセス


知床半島の観光拠点は、知床五湖や観光船の乗り場が近い「斜里町ウトロ地区」。
以下はウトロまでの所要時間、距離です。
女満別空港より
・車で2時間15分、98km
・知床エアポートライナーで2時間15分
中標津空港より
・車で2時間、97km(知床峠経由、冬季通行不可)
釧路空港より
・車で3時間30分、180km
知床斜里駅より
・路線バスで1時間

知床の観光についての詳しい情報は
知床斜里町観光協会
北海道斜里町本町29番地8
TEL:0152-22-2125

知床南東部・羅臼の情報はこちらから
知床羅臼町観光協会
北海道目梨郡羅臼町本町361-1
TEL:0153-87-3360

【関連記事】
~知床の海の魅力!羅臼で楽しむクルーズ~
・海の王者・シャチがもう目の前!知床・羅臼クルーズの凄さ!!
~知床・羅臼岳のトレッキング体験~
・【日本一遅い?7月に桜が咲く】羅臼湖トレッキング体験記!
~知床のシンボル・知床五湖を歩いてきました~
・知床五湖ガイドツアーに参加しました!【世界自然遺産・知床】
~一度は体験したい冬の遊び!知床・流氷ウォーク~
・流氷ウォーク【体験記】流氷の上を自由に歩く特別な体験!

★知床旅行の計画をたてよう★
知床特集

こちらの関連記事もどうぞ

姉妹サイトのご紹介(よかったら見てね)

沖縄の旅が100倍楽しくなる旅行サイト 九州の旅が100倍楽しくなる旅行サイト