モアン山|緑の斜面にでっかい「牛」の字!夏・冬それぞれの“絶景・珍風景”
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- 釧路・阿寒・川湯・根室
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- 最終更新日:2026年2月9日
大きな「牛」の文字が刻まれているのは「モアン山」。中標津の大地を見渡す絶景と、地域の遊び心が詰まったモアン山の魅力を、地元民目線でご紹介します。
1.「牛」の字の謎

▲道道150号線、養老牛市街地から清里峠に向かう途中にあるモアン山▲
草原に大きく描かれた「牛」の文字がトレードマークのモアン山は、道道150号線を中標津町側から清里方面へ走る途中にあります。

▲広い牧草地に「牛」の字が飛び込んできます▲

▲モアン山と開陽台はライダーの定番目的地▲
山に描かれた「牛」の字は、縦約100メートル、横約70メートル。酪農地帯を象徴し牛乳の消費拡大を願い2005年、地元有志たちによって描かれたのが最初です。今もその文化が地元農協の青年部によって継承されています。

▲北海道遺産「根釧台地の格子状防風林」▲
また「牛」の文字だけでなく、モアン山頂上からは北海道遺産である「根釧台地の格子状防風林」を見渡す事ができる絶景スポットでもあります。
ただし数年前まで、モアン山からの眺めは”冬限定”の絶景でした。

というのも、モアン山一帯は「JAけねべつ」所有の牛の育成放牧地で、5月下旬〜10月末の放牧期間中はモアン山へは立ち入りができなかったのです。そのためモアン山の登山シーズンは冬季のみとされていました。

しかし、放牧が行われなかった2024年・2025年に、モアン山では夏季登山が解禁されました。 このスポット的な解禁を契機に、有志の取り組みとJAけねべつの理解・協力のもと、登山ルートの再整備が進められ、モアン山は夏にも登山を楽しめる山として少しずつ環境が整えられつつあります。
※2026年以降も夏季登山が解禁になるかは現時点では不明です。なかしべつ観光協会に問い合わせいただくのが、いちばん確実な方法でしょう。
参考:なかしべつ観光協会

▲冬には見られない三角点(右下)▲
2.スノーシューでモアン山の山頂へ

モアン山の魅力が際立つ、白銀の世界が広がる冬。この時期は、スノーシューで山頂を目指す登山が楽しめます。

▲冬は”雪見大福”のようなかわいい山容▲
なだらかな丘陵地を進むルートは、北海道らしい広々とした雪原の中を歩き、爽快そのもの。モアン山は標高約357mと低山ではありますが、頂上からは格子状防風林に囲まれた根釧台地の大パノラマ、西別岳や摩周岳といった名峰もくっきり。山全体が開けているため、広い空と大地のスケール感をたっぷり味わえます。

▲冬の格子状防風林▲
登山口から山頂まではゆっくり歩いて片道1〜1時間半ほどと初心者でも楽しめるルート。ただ、途中は風雪を遮るものが何も無いルートを歩くため、地吹雪などの天候の際は危険を伴います。十分な防寒対策が必要なのはもちろん、昨今は冬眠しない熊もいるので、熊対策も必須です。

▲登山序盤は防風林の中を歩く▲

▲摩周湖からの流れで、冬も凍結しない沢越えがあります▲

▲防風林を超えると景色がぱっと広がる▲

▲3月下旬頃には雪解けも進み、スノーシュー無しで登れるように▲

▲風を遮るものは何もない▲

▲登頂のご褒美。平日はひとり占めできる事も多数▲

▲我が家は山頂ランチが定番です▲
またルート上にはトイレがないため、事前の準備もお忘れなく。スノーシューの準備などガイド付きで安心して楽しみたい方は、後述する「なかしべつ観光協会」 のツアーも検討してみてください。
3.モアン山登山する方へアドバイス
モアン山の登山口は公共交通機関は一切無いため、車でのアクセスが必須となります。
場所はモアン山の南西、道道150号線沿いにあり、隣接するチェーン脱着場 に駐車される方が多いです。チェーン脱着場は登山者専用の駐車場では無く、本来は作業用の場所であるため、他車や除雪作業の妨げとならぬよう、十分な配慮を忘れずに利用してください。

▲駐車帯の真ん中は作業車のために開けておく事が暗黙のマナー▲
登山道からのルートは、地域有志の方々によって丁寧に整備されており、迷うことなく山頂を目指せます。なお、中標津町観光協会では例年秋(11月)と冬(2月)に、モアン山のスノーシューツアーを催行しています。安全に楽しみたい方や交通手段やスノーシューをお持ちで無い方、ガイドの案内でより深く学びたい方にはおすすめです。地域の方々の協力によって登山が実現している山だからこそ、マナーを守り、感謝を忘れずに歩きたいものです。
参考:なかしべつ観光協会
- 住所
- 海道標津郡中標津町養老牛

山﨑 陽弘(やまざき あきひろ)
1975年、大阪府生まれ。32歳の時に「趣味のオートバイで訪れ、その雄大さに魅了された」北海道・道東に移住しました。現役の男性看護師として地域医療・福祉にも尽力しながら、地域の魅力を発信しています。
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