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平取町・芽生(めむ)すずらん群生地~1年のうち3週間だけ一般公開される初夏の花畑

エリア
十勝・日高
投稿日
最終更新日:2024年6月17日
北海道の初夏を代表する花・すずらん。

日本の在来種のすずらんは北海道や東北の高地に広く自生しており、北海道日高地方にある平取町幌尻岳のふもと平取町・芽生(めむ)には日本一の広さを誇る野生のすずらん群生地があります。

約15ヘクタールの群生地は普段は入ることができませんが、毎年5月下旬~6月上旬の約3週間の期間のみ一般公開されます。
平取町の町花にもなっているすずらん。町が誇る芽生すずらん群生地に訪れてみました。

1.すずらん鑑賞会

2024年のすずらん鑑賞会は5月25日~6月2日の6時~18時、一般開放の期間は6月3日~6月9日の9時~16時で開催されました。

芽生すずらん群生地

すずらん群生地内には鑑賞路があり、赤い屋根の看視舎をスタート地点とし長さの異なる3つの散策ルートが設けられています。
最短ルートなら約490mで30分、最長ルートだと約840mあり1時間もあればしっかり見て周れるでしょう。
芽生すずらん群生地
入口から入って右側が例年開花が早く・すずらんが密生している箇所とのこと。
3つの散策ルートに共通して歩くエリアですので、体力に自信のない方は最短ルートでもしっかり見どころをおさえられますよ。
可憐なすずらんはとても可愛らしく、風が吹くとすずらんの上品な香りがふわりと漂います。
芽生すずらん群生地
一面に広がるすずらん、鑑賞路すぐの場所でもたくさん咲いていて近くで観察することができます。
芽生すずらん群生地
見た目は小さく、可憐な花ですがすずらんには強い毒性があり、摂取すると最悪死に至る場合もあるので決して触らず眺めるだけにしましょう。
芽生すずらん群生地
鈴がたくさん連なっていているような可愛らしいすずらん。見ているだけで癒されます。
芽生すずらん群生地
芽生すずらん群生地
すずらんの花言葉は「幸福の訪れ」「純潔」。幸福が訪れてくるような鈴の音が聴こえてきそう♪

フランスでは花嫁にすずらんの花を贈る風習があり、贈られた人に幸せが訪れるとされているそうです。
芽生すずらん群生地
芽生すずらん群生地は昭和50年以降、乱獲や倒伏で絶滅の危機にまで陥ってしまい、一時は公開禁止の期間もあったようです。

10年の歳月をかけて自然の状態に回復した今の群生地は鑑賞路やフォトスポットの整備、ボランティアの方々の協力があって成り立っています。
芽生すずらん群生地
芽生すずらん群生地
入口から近い場所にあるベルや、両脇にすずらんの丘があるフォトスポット。
私が訪れたのは鑑賞会前半である5月29日ですが、見頃は6月上旬のようでまだ咲いていない箇所もありました。

芽生すずらん群生地
鑑賞会の期間の9時~16時にはすずらんグッズ、トマトジュース、飲料水などを販売しており、土日はふるさと納税の窓口やカットステーキなどの軽食の販売される他、数量限定で行われる根付すずらんの配布※は毎年の恒例となっています。
※すずらんの育成状況などにより配布中止となる場合もあります。
芽生すずらん群生地 鑑賞会
すずらんをモチーフにしたピアスやヘアアクセ、ストラップなど可愛らしい小物も売っていました。
ニシパの恋人トマトジュース
平取町のふるさと納税で人気がある「ニシパの恋人トマトジュース」を飲んでみました。甘くて飲みやすい味わいです。 昭和62年に開発されたロングセラー商品だそうです。

2.平取町・芽生すずらん群生地アクセス


平取町にある芽生すずらん群生地は「占冠IC」または「日高富川IC」から車で50分程度です。すずらんの開花時期は、肌寒く感じることもあるので調整しやすい服装がおすすめ。
芽生すずらん群生地
駐車場は群生地の入り口前にあり、無料で利用できます。平日や一般公開の時期は軽食の販売がないので食事は別の場所で済ませましょう。

日本一大きな野生のすずらんの群生地に訪れて、可愛らしいすずらんと大自然に癒されにきてみてはいかがでしょうか。

芽生すずらん群生地

住所
北海道沙流郡平取町字芽生
TEL
01457-3-7703(平取町観光商工課)
HP
https://www.town.biratori.hokkaido.jp/soshikikarasagasu/kankoshokoka/kankoshokokakari/1/3/2/412.html

北海道在住フォトグラファー  平栗玲香

1990年生まれ、北海道帯広市出身のフリーランスフォトグラファーです。北海道観光マスター検定、十勝観光文化検定上級、フォトマスター検定準1級、生物分類技能検定3級取得。9年間東京でフォトグラファーをしていましたが、2023年に帯広に拠点を移しました。趣味はツーリング、ドライブ、キャンプなど北海道の魅力が一人でも多くの人に伝わることを目標に記事を書いています。

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