十勝牧場｜これぞ北海道！一直線にのびる白樺並木の絶景

: 十勝・日高

: 最終更新日：2024年2月14日

北海道の自然の風景で有名なもの一つとして挙げられるものとして、白い幹が印象的な白樺並木を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし白樺並木が北海道のいたるところにある、ということはありません。
今回は白樺並木の代表的なスポットとして、北海道の真ん中、十勝地方にある「十勝牧場の白樺並木」を紹介したいと思います。

1.十勝牧場とは

十勝牧場とは、帯広市のおとなりに位置する音更町（おとふけちょう）にある公営の牧場。
肉用牛、乳用牛や道産馬（どさんこ）などの研究や改良・繁殖などを行う牧場で、一部の場所を除き立ち入ることはできません。
観光スポットとしての十勝牧場は、入り口から施設へと続く約1.3kmの白樺並木と、白樺並木入り口から約5km奥にある展望台の２か所となります。

2.十勝牧場の白樺並木

十勝牧場　夏
十勝エリアの代表的な絶景スポットのひとつともいえる、十勝牧場の白樺並木。その魅力は画像をご覧いただければ一目瞭然！
入り口横に駐車スペースがありますので、そこに車をとめて、入り口から奥に向けて写真をとるのが一般的でおすすめです。

十勝牧場の白樺並木は、朝のNHK連続ドラマ小説「マッサン」のロケや映画などでも使われた絶景。

新緑の季節や青々とした葉が繁る夏もいいですが、秋の黄昏や冬の静寂も雰囲気があります。
十勝牧場　冬
ただしこの風景はずっと続くとは限りません。その理由は十勝牧場の白樺並木が「いい年齢」になっていること。白樺の寿命はおよそ100年と一般的な木々よりも短いのですが、この並木の白樺は長いもので80年になるものも。
そこで2014年から一部より伐採し植樹する取り組みを進めているとのことです。

3.十勝牧場の展望台

さて、並木道を十分に楽しんだあとは、牧場の奥にある展望台へ。
途中、牧場の眺めや里山らしい風景を楽しむことができるのも魅力です。
十勝牧場　周辺風景
ちなみに展望台までは並木道から約5km。歩いて行くとなると、後半から坂もありなかなかのハードワークとなりますので、ご注意を。
展望台からは、周り一帯に広がる牧草地や、北側に広がる十勝の山々の美しい景色を楽しむことができます。

4.十勝牧場への行き方

帯広の郊外に位置する十勝牧場。ここでは、レンタカーとバスでの行き方をご紹介します。

・レンタカー・車で十勝牧場へ行く場合

　JR帯広駅および帯広市内中心部から北へ向かって約17km、30分程度で十勝牧場に到着します。
　札幌・釧路など遠方から行く場合は、道東自動車道の音更帯広インターへ。インターより約8km、10分程度で到着します。

・バスで十勝牧場へ行く場合

　帯広駅に隣接する帯広駅バスターミナル４番乗り場から北海道拓殖バスが運行する路線バスに乗り、白樺並木前バス亭で下車、所要時間37分。
　51番の然別湖（しかりべつこ）行き、52番の鹿追営業所行き、53番の新得駅前行き
バスを利用する場合の注意事項とおすすめ
【その１　バスの本数に注意】
この区間は１日１１本運行ですが、この路線は学生の利用が多いため、うち５本は土曜・日曜・祝日は運休。本数が限られるため、あらかじめ時刻表を見て計画の上行くようにしましょう。
▶北海道拓殖バス　路線バスページ

【その２　冬は雪と寒さに注意】
十勝牧場の並木道や白樺並木前バス停の周辺には雪を避ける場所や暖をとる場所がありません。吹雪が予想される日などは避けてください。

【その３　フリーパス「ビジットトカチパス」がおすすめ】
ビジットトカチパスを買えば、１日2,000円、２日3,000円（小人はそれぞれ半額）で十勝エリアの路線バス（十勝バス・北海道拓殖バスの２社が運行するバス）が乗り放題。白樺並木のほかにも観光をしたい方や、片道1,000円の帯広空港～帯広市内バスを利用する方は買っておいて損はありません。
購入場所：帯広駅バスターミナル・とかち帯広空港

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