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十勝牧場冬の風物詩「馬追い運動」｜大迫力！雪原を走るばん馬がすぐ目の前に
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- 十勝・日高
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- 最終更新日：2024年2月14日
音更町にある（独）家畜改良センター十勝牧場（以下「十勝牧場」という）で運動不足解消や安産のために行われる「馬追い運動」はテレビや新聞にも紹介されており、道外の観光客にも人気がある冬の風物詩です。
無料で一般公開もされているので間近で馬たちが力強く走る様子が誰でも見られます。
もくじ1.馬追い運動とは
馬追い運動は、冬の間に厩舎やパドックで過ごすことになる馬たちの運動不足解消のために行われます。健康維持や体作りの目的もありますが、特に重要なのが出産シーズン（２～５月）を目前とした妊娠馬の安産のため。胎児が過大して難産になるのを防ぐ目的もあります。
十勝牧場で飼育されている馬はサラブレッドの2倍の重さにもなる農用馬。重さ1t前後の馬たちが１周800mのコースを一斉に走ります。
一般公開の期間は、例年1月中旬から2月末ごろの平日のみ。9時半から30分〜1時間ほど実施されていて誰でも見学できます。
2.足音、息遣いがすぐそこ！馬追い運動を見学
雪原を走る馬たちを写真に収めようと馬追い運動の見学に行ってきました！
30分前に到着するとすでに10人くらいの人が来ていました。カメラマンにも人気がある場所なので写真を撮るなら最低でも30分前には来た方が良さそうです。
運動開始時刻になるとさらに人が多くなり、大きなばん馬が見学者の目の前を通ってコースに出てきました。
コースに入ると職員が乗った馬に追われ一斉に走り出します！コースの直線上に見学場所があるので正面から走っている姿を見ることができます。
大きな地鳴りのような足音を立てながら力強く走る姿は大迫力！お腹が大きく膨らんだ妊娠馬はさらに大きく見えます。こんな大きいお腹で重さ1t近い身体を支える足の力の強さに驚きを隠せません！
次の周を走るために見学者の前を曲がっていきます。すぐ目の前を走り抜けていくので正面だけでなく、横からも走る姿を見られるのも嬉しいです。胸や前足が筋肉隆々で農用馬としての貫禄を感じました。
群れで見るとその迫力に怖さすら感じてしまったのですが、顔をよく見ると愛らしい表情が見られて心が和みました。
当日は3群に分かれてそれぞれ3周走ったのでシャッターチャンスが何度もあって撮るのも楽しかったです！
馬追い運動見学エリアから車で5分の場所に観光スポットとして人気の白樺並木があるのでついでに立ち寄ってみました。新雪が降った翌日は地面も真っ白になり、青空とのコントラストが美しい！緑繁る夏とは異なる清く静謐な景色、馬追い運動の見学と合わせて立ち寄ってみることをおすすめします。
3.場所・アクセス
▲引用元：（独）家畜改良センター十勝牧場「場内案内図」▲
音更町駒場にある（独）家畜改良センター十勝牧場はJR帯広駅から車で約30分、帯広空港からは約1時間の場所にあります。
馬追い運動の見学のための駐車場は2箇所。見学場所の目の前にある第一駐車場に行く場合は家畜伝染侵入防止ため車両消毒が必要です。
水垢が気になる場合は車両消毒機のすぐ近くの第二駐車場を利用するといいでしょう。第二駐車場から見学場所までは徒歩で10分くらいです。
氷点下にもなる冬の朝に行われるので防寒対策が必要です。日差しがあると厚着をしていれば暖かく過ごせますが風がある日や曇りの日はカイロなども使ってしっかり対策しないと寒いので注意しましょう。
- 住所
- 北海道河東郡音更町駒場並木8-1
- 備考
- 入場や見学についての注意点を公式HPにてご確認のうえお越しください。
北海道在住フォトグラファー 平栗玲香
1990年生まれ、北海道帯広市出身のフリーランスフォトグラファーです。北海道観光マスター検定、十勝観光文化検定上級、フォトマスター検定準１級、生物分類技能検定３級取得。９年間東京でフォトグラファーをしていましたが、2023年に帯広に拠点を移しました。趣味はツーリング、ドライブ、キャンプなど北海道の魅力が一人でも多くの人に伝わることを目標に記事を書いています。
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