馬のふるさと、日高|初めての方におすすめの観光スポット10選
- 十勝・日高
- 最終更新日:2019年3月11日
他の地区にくらべるとインパクトのある観光地は少ないですが、太平洋と原野が織りなす広大な風景は訪れた人に驚きと感動を与えます。
そして、日高といえば日本一の競走馬の産地。
競走馬の牧場の7割近くが日高にあります。ここでかわいい子馬や往年の名馬にあえるのも大きな魅力!
今回は、初めて日高を訪れたひとにおすすめの観光スポットをご紹介します!
もくじ
1. 門別競馬場(日高町)
1997年に完成した門別競馬場は、日本で最も新しい競馬場です。
Photo by Wikipedia/馬面長伊奈
ガラス張りの場内では悪天候のときも寒さや雨を気にすることなくレースを楽しむことができます!
ここで開催されているのは地方競馬の「ホッカイドウ競馬」ですが、馬の産地に開設されている競馬場らしく、大きなコースです。
外回り1,600m・ゴール前直線が330m、一番大きい地方競馬場の大井競馬場(東京都品川区)のコースとほぼ同規模。
馬の産地・北海道の競馬、ここで好成績をおさめた馬が中央競馬にうつることも多いので、関係者から一目おかれている競馬場です。
ここではすべてのレースがナイター開催。たそがれのなか、ライトアップされた競馬場を疾走するサラブレッドの姿がなんとも幻想的ですよ!
Photo by Wikipedia/Goki
【スポット情報】
住所:沙流郡日高町富川駒丘76番地1
電話:01456-2-4110
車でのアクセス:
・札幌から車で約1時間10分
・千歳から車で約50分
(いずれも道央道~日高道経由で「鵡川IC」または「日高富川IC」下車)
JRでのアクセス:札幌駅から苫小牧経由で富川駅まで約2時間40分
(富川駅からタクシーで約10分)
高速バスでのアクセス:札幌駅前ターミナルから門別競馬場前まで(約1時間30分)
無料送迎バスあり
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にいかっぷほのぼのスタンプラリー2017
2017年4月22日~9月30日まで、馬のふるさと新冠町で実施中の「にいかっぷほのぼのスタンプラリー2017」。
町内の3箇所以上、最大7箇所の観光スポットを巡って、各地に設置しているスタンプを押して応募すると、総勢275名様にプレゼントが当たるキャンペーン。
実際の参加者からは「素晴らしい景色ですね!」「馬かわいい」「新冠の魅力を再発見できた」などの声が寄せられ、人気急上昇中です!ぜひこの機会に馬の牧場風景が広がる、新冠町を楽しんでみてはいかがでしょうか?
【新冠町観光協会公式サイト】詳しくはこちらから
2. 二風谷アイヌ文化博物館(平取町)
日高地方の二風谷(にぶたに)地区は、アイヌの里として知られています。
「二風谷アイヌ文化博物館」ではその文化にふれることができます。
展示されているのは主に生活民具。衣料品、食器、遊び道具から儀式のときに使用していた祭具などが保管・展示されています。
自然とともに暮らしてきたアイヌの、個性豊かなデザインの民具はさながらアート作品のようで、見ごたえがあります!
【アクセス情報】
住所:沙流郡平取町二風谷55
アクセス:車が便利。(JR~バスおよび高速バスの手段もありますが、時間がかかります)
【札幌から】道央自動車道、日高自動車道・日高富川IC下車、国道237号経由で約1時間50分
【新千歳空港から】国道36号 、日高自動車道・日高富川IC下車、国道237号経由で約1時間
開館時間:9:00~16:30
休館日:4月16日~11月15日は無休、11月16日~4月15日は毎週月曜日、12月16日~1月15日は1か月休館
入場料:大人400円、小・中学生150円
(萱野茂二風谷アイヌ資料館・びらとり温泉ゆからとの共通チケットあり)
電話番号: 01457-2-2892
ホームページ:http://www.town.biratori.hokkaido.jp/biratori/nibutani/
3. 新冠温泉 「レ・コードの湯」(新冠町)
次にご紹介する新冠温泉「レ・コードの湯」。
個性的な名前が印象的ですね。
新冠町は「レコードのまち」として知られており、60万枚を越えるレコードを所蔵しているそうです。
なので温泉の名前もレコードにちなんだものです。
泉質はよく、地元住民はもちろん、となりの胆振(いぶり)地区や札幌方面から訪れる客が多い人気の高い温泉です。宿泊も可能。
特に露天風呂からの眺めは絶景で、草原が目の前一面にひろがります。他の露天風呂ではなかなか体験できない光景です!
夕方には太平洋に沈む夕日を眺めることもできますよ!
【アクセス情報】
住所:新冠郡新冠町字西泊津16-3
車でのアクセス:
札幌から約135キロ(車で2時間)
新千歳空港から約85キロ(車で1時間20分)
日帰り入浴
開館時間:5:00~8:00、10:00~22:00
入場料:大人500円、小学生300円
電話番号:0146-47-2100
ホームページ:http://hotelhills.jp/
4. サラブレッド銀座(新冠町)
日高観光ではずせないのが、やはりサラブレッドの見物。
国道235号線を走っているとサラブレッド銀座への入り口があります。
看板にしたがって山側に向かっていくと道路沿いに馬の牧場が連なっていて、あちこちに放牧されている馬たちを見ることができます!
馬たちのかわいらしさに思わず目をうばわれそうになるほどですが、そのような人たちのために「サラブレッド銀座駐車公園」がありますので、ここで車を止めてゆっくり馬をながめましょう。
この公園は高台にあるので、サラブレッド銀座の全景を見ることができます。
近所には「ナリタブライアン記念館」「ハイセイコー号墓碑」など、往年の競馬ファンが夢中になった名馬をしのぶスポットが点在しています。
名馬を知らないかたでも、広大な牧場のなかにいるだけでココロがなごんでくる癒やしスポットです。
【スポット情報】
サラブレッド銀座駐車公園
住所:北海道新冠郡新冠町字高江
問合せ先:0146-45-7300(新冠町観光協会)
5. 二十間道路桜並木(新ひだか町)
次にご紹介するのは「静内二十間道路桜並木」、北海道を代表するサクラの名所です。
Photo by Flickr:二十間道路櫻並木 / Hales Suen
もともとは、宮内省の御料牧場を視察する皇族を迎えるためにつくられた並木だといわれています。
いまや「日本さくら名所100選」に選定されるほどのスポットになり、日本一の桜並木といわれるようにもなりました。
現在は、さくら名所100選のほかに「日本の道100選」「北海道遺産」にも登録されています。
サクラ並木はエゾヤマザクラを中心に構成されていて、開花時期の5月上旬になると全国各地から20万人ものひとが訪れて付近は大混雑になります。
しかし、それでもこの美しいサクラ並木は一見の価値ありです。
【アクセス情報】
住所:北海道日高郡新ひだか町静内田原・静内御園
車でのアクセス:日高道日高門別ICから国道235号にそって約1時間
問い合わせ:0146-42-1000(新ひだか観光協会)
ホームページ(新ひだか観光協会ホームページ内)
6. 浦河サラブレッドロード(浦河町)
新冠のサラブレッド銀座と並んで有名なスポットが「浦河サラブレッドロード」です。
浦河は古くから競馬馬を育ててきたことから「優駿のふるさと」といわれています。
そんな歴史ある牧場が広がっている地域がサラブレッドロードです。こちらにも熱心な競馬ファンがよく訪れるスポットです。
付近にはリゾート施設「うらかわ優駿ビレッジAERU(あえる)」があり、乗馬やフィッシングをはじめとする様々なアクティビティーが楽しめて宿泊もできます。
また、併設の大浴場「あえるの湯」は地元の人にも人気の高いスパです。
【アクセス情報】
浦河サラブレッドロード
住所:浦河郡浦河町字上杵臼 および 浦河郡浦河町荻伏
車でのアクセス:
【西幌別地区】
札幌から国道36号線または道央道・日高道「日高門別IC」下車、国道235号線・236号線・天馬街道へ
【荻伏地区】
札幌から国道36号線または道央道・日高道「日高門別IC」下車、国道235号線、荻伏市街から野深方面へ
※駐車場はありません
問合せ先:0146-26-9014(浦河町役場水産商工観光課)
【スポット情報】
うらかわ優駿ビレッジAERU(アエル)
住所:浦河郡浦河町西舎141番40
車でのアクセス:札幌から道央自動車道経由で 3時間
電話番号:0146-28-2111
ホームページ: http://aeru-urakawa.co.jp/
7. エンルム岬(様似町)
エンルム岬は様似町にある小さな岬。「アポイ岳ジオパーク」のエリア内にあります。
もともとは小さな島だったのですが、海岸とのあいだに砂が積もって陸続きになりました。
いまでは海岸に立つ小高い丘になっています。
岬にのぼると、太平洋、様似町の市街、アポイ岳などが一望できます。
様似海岸には「親子岩」と名づけられている岩をはじめとする数々の奇岩が海岸沿いにうかんでいて、幻想的な雰囲気をかもしだしています。
特に夕焼けの美しさは格別です。
不思議なことに、この岬には、海岸の植物に混じって高山植物が自生しています。
これはこの岬がはるか昔にアポイ岳の一部だったためといわれています。
【スポット情報】
住所:様似郡様似町会所町
車でのアクセス:
札幌から国道36号線または道央道・日高道「日高門別IC」下車、国道235号線、236号線、336号線を進み、様似町本町3丁目の信号を右折(看板あり)
電話番号:0146-36-2119(様似町役場商工観光課)
8. アポイ岳ジオパーク(様似町)
「ジオパーク」とは地球の営みについて学ぶことができる公園です。
この言葉もアウトドアブームなどと共にだんだん名前を知られるようになってきました。
現在、北海道にはジオパークが二か所あります。
「洞爺湖有珠山ジオパーク」、そしてこのたびご紹介する「アポイ岳ジオパーク」です。
アポイ岳は高山植物でよく知られていて、毎年多くの登山客が高山のお花畑を楽しむためにアポイ岳に向かいます。
山にのぼるのは大変だけど、少しは登山気分を味わいたいとおもっているかた、ふもとにある「アポイ岳ビジターセンター」にある展示で山の雰囲気を味わうことができますよ!
特に、アポイ岳ジオパークは2015年9月に「世界ジオパーク」として認められたので、これからますます人気のスポットとなるでしょう!
【スポット情報】
アポイ岳ビジターセンター
住所:様似郡様似町平宇479-7
アクセス:
開館時間:(4月~11月)9:00~17:00
休館日:
入場料:無料
電話番号:0146-36-3601
9. 豊似湖(えりも町)
次に紹介するのは様似湖。
誰もが知っている北海道銘菓「白い恋人」のコマーシャルで有名な湖です。
北海道に何度も行ったことがあるかたならば、ローカルテレビのCMなどでこの「ハートレイク」を見たことがあるかと思います!
実際、この湖に行くのはけっこう大変なのです。
交通手段は車しかありません。
しかも、地上からいくとハートのかたちはまったくわかりません!ちょっと残念ですね。
しかし昨年秋、期間限定でハートレイクをヘリコプターで空から見るツアーが販売されました。
価格は1万円台で所要時間が約10分のツアーですが、あのコマーシャルのように空からハートを眺めてみるのもいいものですね!
なお、今年については秋の運航を計画予定中とのことでした。
【スポット情報】
住所:幌泉郡えりも町字目黒54(道有林135林班)
車でのアクセス:札幌から道央道・苫小牧東ICから日高自動車道・日高門別ICを通り、国道235号から国道336号を南下、えりも町本町市街地へ(4時間)えりも町本町市街地から車で1時間
※駐車場あり
問い合わせ:01466-2-2241(えりも観光協会)
10. 襟裳岬(えりも町)
最後にご紹介するのは、ヒット曲で有名な襟裳岬。
日高を代表する観光スポットで、テレビ中継に登場することも非常に多いですね!
日高山脈がそのまま太平洋に続いているようなダイナミックな地形を実際に目の当たりにすると自然のパワーの凄まじさを体感することでしょう!
襟裳岬は独特の景観で有名ですが、地元・北海道では強風地域としてよく知られています!
たいてい10~30m/sの風が吹いているので岬から景色を眺めるのも大変ですし、ときには危険なときもあります!
でも、ご安心ください!「襟裳岬 風の館」にはガラス張りの展望室があります。
ここでは強風を気にせず岬の景色や、岬に生息するゼニガタアザラシをゆっくり見物できますよ!
【スポット情報】
住所:幌泉郡えりも町えりも岬
アクセス: 札幌から道央道・苫小牧東ICから日高自動車道・日高門別ICを通り、国道235号から国道336号を南下、えりも町本町市街地へ(4時間)えりも町本町市街地から道道34号(襟裳公園線)を通り15分
※駐車場あり
問い合わせ先:01466-3-1133(襟裳岬「風の館」)
あとがき
以上、今回は初めて日高を訪れたひとにおすすめの観光スポットをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
今回は紹介できませんでしたが、このような観光スポットにくわえて、日高は、国産ししゃも、和牛、トマト、ピーマンなど、バラエティにとんだ豊富な海の幸・山の幸にも恵まれています!
また、温泉が点在してるのでドライブしながら立ち寄る楽しみもあります!
他の観光地におされぎみですが、日高は知れば知るほど味わい深いエリア!
特に北海道リピーターのかたにおすすめいたします。ぜひお越しくださいね!
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