秋は新蕎麦の季節♪北海道の蕎麦産地&ご当地蕎麦
- 北海道全域
- 最終更新日:2024年9月10日
中でも秋にとれる蕎麦は、「新蕎麦」として人気。なんと北海道は蕎麦の生産量が日本で1番なんですよ。今回はそんな秋の味覚、美味しい蕎麦の産地と北海道ならではの蕎麦メニューをご紹介します。
もくじ
1.上川エリア
1-1.幌加内町
日本で1番の蕎麦の収穫量を誇る北海道の中でも、長年、作付面積・生産量ともに1位を獲得しているのが、上川エリアの幌加内町。「ほのみのり」と呼ばれる独自品種を開発して、町内で広く栽培していることでも知られています。
幌加内の蕎麦はブランド化も進んでいるため、全国での知名度も高い蕎麦です。
Photo by Wikipedia : 幌加内町新そば祭り / regvn
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Horokanai_shin_soba_matsuri.jpg
幌加内町では毎年9月のはじめに「幌加内町新そば祭り」を開催しています。こちらのイベントでは、幌加内町の蕎麦だけでなく、全国の美味しい蕎麦が食べられます。また蕎麦打ちの段位認定大会や、蕎麦打ち講習会なども開催されるんですよ。
1-2.旭川市
Photo by Wikipedia : 江丹別そば / Wandaba
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E6%B1%9F%E4%B8%B9%E5%88%A5%E3%81%9D%E3%81%B0.JPG
北海道第2の都市として知られる旭川の郊外では、「江丹別そば」というブランド蕎麦が生産されています。旭川市西部の山間部にある旧江丹別村で栽培されている蕎麦は、品質が良いことで知られていて、東京の老舗蕎麦店でも使用されているほど。
旭川などの蕎麦店で食べるのもいいですが、なま麺が道内のスーパーなどでも販売されているので、お土産にもおすすめですよ。
1-3.音威子府
Photo by Wikipedia : 音威子府そばと店舗。 / 切干大根
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Otoineppu-Station_soba.jpg
上川エリア北部に位置する音威子府村は、日本で最北の蕎麦産地。蕎麦生産の北限とも言われる場所です。そんな厳しい環境ですが、音威子府村には高い栽培技術を持つ農場が多く、美味しく災害などに強いといわれています。そんな音威子府の蕎麦は本州での需要が高く、殻つきのまま本州に出荷されています。
2.十勝エリア
2-1.新得町
十勝エリアの新得町も蕎麦どころとして有名な町。十勝エリアでは開拓したばかりの土地に、蕎麦を撒いて育てていたと言われていて、長い歴史を持っています。
最近では毎年9月末に行われる「しんとく新そば祭り」や、蕎麦を使ったオリジナルメニューを堪能できる「そバル」などのイベントを開催していることでも知られています。
2-2.鹿追町
新得町と同じ十勝エリアにある鹿追町も蕎麦どころ。町内の作付面積はあまり大きくはありませんが、北海道でよく栽培されている「キタハヤセ」という品種の蕎麦のほかに、北海道内で古くから栽培されている「牡丹そば」という、現在では珍しくなった品種も栽培しています。
3.深川町
空知エリアの深川市でも蕎麦がたくさん栽培されています。深川市で栽培された蕎麦は、市内で製粉されて北海道内を中心にさまざまな場所の蕎麦店に出荷されています。また殻つきの玄蕎麦は、首都圏の会社で製粉されて製品化されることも多いようです。
4.弟子屈町
釧路エリアにある弟子屈町は、霧で有名な摩周湖を有する町。作付面積の一部で栽培されている「キタノマシュウ」は、2005年に開発された新しい品種で、甘みが強くて風味もいいと言われています。
また弟子屈町では蕎麦殻だけをとった抜き実と、製粉した蕎麦粉を使った「そばの実アイス」が人気です。
5.北海道ならではのご当地蕎麦
5-1.ニシンそば
ここからは北海道の特産品を使った、北海道のご当地蕎麦メニューをご紹介します。最初は全国的に有名な江差町の「ニシンそば」です。江差町はニシンの漁で栄えた町。そんな昔の江差の豪商である横山家のレシピが元祖になっているといわれるのが、こちらの「ニシンそば」です。
5-2.牡蠣そば
道東の釧路市には、近くにある厚岸町の特産品・牡蠣を使った「牡蠣そば」があります。その名前のとおり、蕎麦の上に大きな牡蠣の身が乗っているのが特徴です。ほどよく火が入った牡蠣と風味のある蕎麦が好相性!
5-3.合鴨そば
空知エリアにある滝川市も蕎麦どころです。そんな滝川の特産品の1つ、合鴨も蕎麦との相性がいい食材ですよね。この「合鴨そば」は市内の蕎麦店で提供されているだけでなく、ふるさと納税の返礼品にもなっています。
おわりに
蕎麦の生産量が多い北海道の中でもとくに有名な産地と、北海道ならではの味が堪能できるご当地蕎麦メニューをご紹介しましたが、いかがでしたか?とれたての蕎麦を満喫できるイベントも豊富な北海道の秋。ぜひ次の北海道旅行では、あたたかくて美味しい蕎麦を楽しむ計画を立ててみてくださいね。
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