幾寅駅(いくとらえき) | 映画『鉄道員(ぽっぽや)』の足跡を今に残す無人駅
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- 富良野・美瑛・トマム
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- 最終更新日:2023年1月11日
もくじ
かなやま湖の東湖畔にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅「幾寅駅」。高倉健さん主演の映画『鉄道員(ぽっぽや)』の中で「幌舞駅」として登場することで有名だ。駅舎は映画の演出のためレトロに改装されており、作中の雰囲気そのままに保存されている。また駅前には、映画内に登場したキハ40 764号気動車(ぽっぽや号)の一部分が、廃車の後に設置・保存されている。
しかし、この駅が交通の足として利用されることはない。2016年の大型台風により、JR根室本線は大きな被害を受け、その後も復興することもなく、ついに2022年3月に新得駅〜富良野駅は廃線(※バス輸送に転換)が決定してしまったからだ。復興に加え、今後も莫大な維持費用がかかることを考えると、採算を取れる運営が難しいと判断されたためである。映画に登場する幌舞駅も”廃止寸前の駅”という設定だった。高倉健さんが亡くなられてから8年後、皮肉にも映画のストーリーが現実となってしまったのだ。
そんな「幾寅駅」だが、今でもファンの足が途絶えることはない。駅舎内の展示室には、高倉健さんの衣装やロケセット、在りし日の写真が所狭しと並べられている。誰もいない駅の中、手小荷物窓口に置かれたテレビで繰り返し流されている『鉄道員(ぽっぽや)』の映像には哀愁が感じられるようだ。また作中では、志村けんさんも酔っ払いの炭鉱夫役を演じている。今では二人の亡き”けんさんの足跡”に思いを馳せる、大切な記憶の場所として、多くのファンの方に愛されてやまない無人駅だ。
- 住所
- 北海道空知郡南富良野町字幾寅
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