海と温泉の街・鹿部町の魅力たっぷりの観光スポットをご紹介!
- 函館・道南・奥尻
- 最終更新日:2021年1月5日
また、町内に30か所以上の源泉があり、温泉の街としても知られる鹿部町。その鹿部町にあるのが、日本でも大変珍しい「間歇泉」(かんけつせん)と呼ばれる温泉。一定の周期で地面から空高く噴射される温泉は圧巻です。
そこで今回は、間歇泉を間近で見ることができる「しかべ間歇泉公園」と周辺の観光スポット、鹿部町グルメをご紹介します。
もくじ
1.「鹿部町」ってどんなところ?
JR新函館北斗駅から車で30分ほどのところに位置する鹿部町。町の北側に駒ヶ岳と噴火湾を望む自然豊かな町です。町内には大小3つの漁港があり、漁業が町の基幹産業となっています。タコ、ナマコ、ホッケをはじめ、昆布やホタテなどが水揚げされるほか、それらを使った水産加工業も盛ん。特に冬場に獲れるスケソウダラを使ったたらこは、町を代表する名産品となっています。
また、温泉の街としても知られる鹿部町。町内には30か所ほどの源泉があり、町内の宿泊施設のほとんどが温泉を使っています。銭湯や日帰り温泉もあるので、ドライブの途中に立ち寄ってほっと一息つくのもいいですね。
2.鹿部町を知りたいなら「しかべ間歇泉公園」へ!
そんな鹿部町の魅力を満喫できるのが、町内にある「しかべ間歇泉公園」。全国でも珍しい間欠泉が見られる公園として人気の観光スポットです。間歇泉とは、一定の周期で地面から噴き出す温泉のこと。しかべ間歇泉公園では、10分に1回の割合でその間欠泉が噴き出す様子をみることができます。
3.まずは「間歇泉」を見てみよう!
町に従来からあった「しかべ間歇泉」に道の駅が加わり、北海道新幹線の開業に合わせて、平成28年3月にオープンしたしかべ間歇泉公園。和モダンな造りの建物が目を引きます。
館内でチケットを購入したら、さっそく間歇泉公園へ。日本庭園のような広々とした公園の一角に間歇泉はありました。
10分に一回の間隔で噴き上がるという間歇泉。しばらく眺めていると、シューシューというお湯が沸くような音が聞こえ、白い煙がモクモクと上がってきました。そして、次の瞬間!
シュー!っという大きな音とともに勢いよく噴き出す間歇泉。高さ15m、1度に500リットルもの温泉が噴き出す間歇泉は近くで見るとなかなかの迫力。
大正13年に行われた温泉発掘作業の際に、偶然見つかったというこの間歇泉。日本でも大変珍しいものだそうです。
4.足湯につかって一休み
この間歇泉の温泉を利用しているのが、公園の一角にある足湯。ベンチに腰掛けて足を入れるとちょうど目の高さに間歇泉が見えます。鹿部の特産でもある大きな昆布が入った温泉水は滑らかな肌触り。足湯にゆっくり浸かりながら間歇泉を眺めるのもいいものですね。
5.眺望の館で間歇泉を学ぶ
間歇泉の後ろに見える建物が、「眺望の館」と呼ばれる施設。1Fは洞窟のような造りになっていて、鹿部町の間歇泉についてのパネル展示やVTR上映が行われています。2Fの通路の小窓からは、勢いよく噴き上がる間歇泉を上からのアングルで見ることができるほか、駒ヶ岳や噴火湾など、鹿部町の絶景を拝むことができます。
住所:北海道茅部郡鹿部町字鹿部18-1
TEL:0137-27-5655
営業時間
【3月20日-11月30日】月~木9:00~17:00/金~日・祝9:00~18:00 定休日無し
【12月1日-3月19日】月~木10:00~15:00/金~日・祝9:00~18:00 毎週水曜定休
入園料:大人300円、小中学生200円
URL:http://shikabe.jp/skk/
<こちらもどうぞ>
道の駅しかべ間歇泉公園|函館-札幌間の立寄りスポット♪
6.鹿部の美味しい!がいっぱい「鹿部・食とうまいもの館」へ
公園に隣接する物産館、「鹿部・食とうまいもの館」。広々とした店内には、鹿部町や道南の近隣地域の名産品が所狭しと並んでいます。魚屋さんや総菜屋さんもあり、鹿部で獲れた新鮮な魚介類や地元の食材を使ったお総菜などを買うことができますよ。
7.ランチは「浜のかあさん食堂」で決まり!
鹿部・食とうまいもの館内にある「浜のかあさん食堂」では、鹿部漁協女性部の名物かあさんたちが愛情を込めて作る美味しい家庭料理が頂けます。一番人気の「鹿部たらこプレミアム御膳」は、メインの魚料理に小鉢とお味噌汁、そして噴火湾で獲れたスケソウダラを使った大きなたらこが一本載ったごはんがセットになったボリューム満点な定食。この日のメインは、宗八ガレイの煮つけ。ふわふわの食感と甘口の味付けのカレイの煮つけに箸が進みます。
※営業時間11:00~14:00
8.お腹も大満足!でも気になる「温泉蒸し釜バーベキュー」
定食でお腹もいっぱい……のはずが、物産館の一角に気になる商品を発見。それがこちらの「温泉蒸し釜バーベキュー」です。実はこちらの食材、物産館の外にある「温泉蒸し釜処」で蒸し焼きにして頂くことができるのです。「王様しいたけと野菜のセット」や「道産野菜とひこま豚のセット」など、北海道らしい食材が並んでいましたが、ランチを食べすぎた筆者は、「蒸し用玉子」と「温泉まんじゅう」をデザート代わりに購入しました。
9.「温泉蒸し釜処」で蒸してみよう!
食材を購入したら、外にある「温泉蒸し釜処」へ。蒸し処には蒸し釜が6基並んでいて、モクモクと湯気が上がっています。近づくとほんのり硫黄の良い香り。食材をセットして蒸しあがるのを待ちましょう。
10分ほどで蒸しあがった玉子とまんじゅう。ピンク色のまんじゅうは、なんとたらこまんじゅうです。薄皮の中にはたらこを使った餡がたっぷり。あまじょっぱい味がクセになりますよ。
※営業時間
【3月20日−11月30日】
月〜木 09:00-15:30
金〜日·祝 08:30-16:30
【12月1日−3月19日】
月〜木 10:00-15:00
金〜日·祝 09:00-16:30
住所:北海道茅部郡鹿部町字鹿部18-1 しかべ間歇泉公園内
TEL:0137-27-5655
【3月20日-11月30日】月~木9:00~17:00/金~日・祝8:30~18:00
【12月1日-3月19日】月~木10:00~15:00/金~日・祝9:00~18:00
その他店舗により年末年始休業あり。詳細は道の駅ホームページにてご確認ください。
10.海側に出て「北斗船」の歌碑に触れる
「しかべ間歇泉公園」の向かい側には、噴火湾が広がります。その海岸に建てられているのが、鳥羽一郎が歌う「北斗船」の歌碑。実は、鳥羽一郎と鹿部町は密接な関係があるのです。
兄弟船や男の港などの代表曲からもわかる通り、海の男をイメージが強い鳥羽一郎。漁師町である鹿部町に別荘を持ち、1991年には、鹿部町に「しかべ共和国」なるものを設立し、大統領に就任しているそうです。
歌碑の横にあるモニュメントを触ると隣の船にあるスピーカーから「北斗船」のメロディーが力強く流れてきます。
住所:北海道茅部郡鹿部町字鹿部20-1
まとめ
ということで今回は、鹿部町「しかべ間歇泉公園」とその周辺の観光スポットをご紹介しました。
温泉と漁業の街、鹿部町。ご紹介したどの施設もその魅力がたっぷりつまったものばかりです。
鹿部町を訪れるなら、また道南ドライブの合間にでも、ぜひ足を延ばしてみて下さいね!
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