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松前町の観光|北海道唯一の城下町で、歴史探訪と海鮮グルメの旅!

エリア
函館・道南・奥尻
投稿日
最終更新日:2019年3月11日
新函館北斗駅から車で二時間、北海道の最南端に位置する松前町。津軽海峡の絶景を臨み、かつて松前藩がおかれ、蝦夷地と本州を結ぶ交易の場として栄えたこの街は、北海道で唯一の城下町としても名をはせています。

そんな松前町は、道内屈指の桜の名所としても知られており、毎年春には道内外から多くの観光客が押し寄せます。

名産品は、本マグロやヤリイカなど津軽海峡で獲れる新鮮な海の幸。松前町を訪れるなら、海鮮グルメも欠かせません。

そこで今回は、松前町のおすすめ観光スポットとグルメをご紹介します!

1.松前町ってどんなところ?

北海道最南端の碑

函館市から車で約2時間、新幹線JR木古内駅から車で約1時間のところにある松前町。北海道の最南端に位置し、津軽海峡の絶景に囲まれた町です。

かつては「松前藩」が治め、町内には当時の城跡や寺町なども。道内の唯一の城下町であった松前町には、そこかしこに江戸時代の面影がみてとれます。

松前の海の幸

また、町内には松前藩時代から花守により大切に育てられた桜の木が1万本以上あり、春には満開の花を咲かせます。250種類といわれるその桜は、「早咲き」、「中咲き」、「遅咲き」があり、4月中旬から5月下旬まで約1カ月にもわたって私たちの目を楽しませてくれます。

名産品は、津軽海峡で獲れる「松前本マグロ」や「天然岩のリ」。また冬には「ヤリイカ」や「岩ガキ」などが旬を迎え、年間を通して新鮮な海の幸を堪能することができます。

 2.松前城を歩いてみよう

松前城①

町の中心部にある「松前公園」。その中にあるのが松前藩が築いた「松前城」です。正式名称は福山城といい、安政元年に日本で最後に築城された和式の城です。

昭和24年には火事により本丸御門を残して焼失してしまいましたが、その後復元工事が行われ、現在では当時の姿をよみがえらせています。なお焼け残った本丸御門は、昭和25年に国の重要文化財にも指定されました。

天守閣の内部は資料館となっており、江戸時代の松前城下を描いたという「松前屏風」や蠣崎波響の「桜下美人図」の芸術品のほか、松前藩や江戸時代に松前と本州を結んだ貿易船「北前船」に関する貴重な資料が展示されています。

<松前城>
住所:北海道松前郡松前町松城144
電話番号:0149-42-2216
公開時期:4月10日~12月10日(12月11日~4月9日まで冬季休業)
公開時間:09:00~17:00
資料館入場料:大人360円、小人240円

松前神社

松前神社

松前城の北側にあるのが「松前神社」。松前藩の始祖であった武田信広を祀る神社です。

境内には、徳川3代将軍家光より松前家第3世公廣公が拝領したといわれる「臥龍梅」や二本のイタヤカエデが手を繋いでいるかのように寄り添って生えている「縁結びの木」などがあります。

<松前神社>
住所:北海道松前郡松前町松城145
電話番号:0149-42-2032

3.街中でさくらのおもてなし

松前の桜

松前城を中心に、町内には約1万本の桜の木が植えられています。松前の桜は、本州から松前に渡ったものや、花守の手によってこの地で生まれた品種など約250種類があり、それぞれ開花時期が異なります。そのため、4月中旬から5月下旬までの約1カ月間以上に渡り、満開の桜を楽しむことができるのです。

冬桜

筆者が松前を訪れた4月上旬、桜はほとんどがつぼみの状態でしたが、松前城の一角に、なんと満開の桜が。

こちらの桜は「フユザクラ」といい、春と秋の2回開花時期があるという珍しい品種です。秋の開花は11月から12月頃とのこと。秋に松前を訪れる際は、ぜひ見事に咲いた冬桜をご覧下さい。

4.松前藩屋敷で江戸時代にタイムスリップ

松前藩屋敷

松前城から徒歩で15分程のところにあるのが「松前藩屋敷」。江戸時代の松前の街並みを再現したテーマパークです。

奉行所や武家屋敷などの建物が復元された敷地内を歩けば、気分はもう松前藩士。施設内では、甲冑の着付け体験や松前の郷土料理である松前漬け作りも楽しめます。

<松前藩屋敷>
住所:北海道松前郡松前町西館68
電話番号:0149-43-2439
開館期間:4月10日~10月31日(11月1日~4月9日まで冬季休業)
開館時間:09:00~17:00
料金:大人360円、小人240円

カントリーパーク日本庭園

カントリーパーク日本庭園

松前藩屋敷の隣には、「カントリーパーク日本庭園」があり、17,000㎡の広大な敷地に風情のある滝池や散策路などが設けられています。庭園内の東屋からは春には桜、秋には紅葉をゆっくり鑑賞することができますよ。

<カントリーパーク日本庭園>
住所:北海道松前郡松前町西館
入場無料

5.道の駅「北前船松前」で海鮮グルメ

道の駅「北前船」

さて、公園散策の後には、松前の海の幸でランチはいかが?こちらは、松前藩の貿易船、北前船の寄港地後に建てられた道の駅「北前船松前」。国道228号線沿いにあり、目の前には荒々しい日本海が広がります。

そして道の駅の一角にあるのがレストラン「北前食堂」。津軽海峡を臨むオーシャンビューの店内では、松前の食材を使った料理が頂けます。

北前食堂メニュー

お店の一番人気は、津軽海峡で獲れた新鮮な海の幸をたっぷり詰め込んだ「大漁くんどんぶり」。マグロにウニ、イクラ、ヤリイカなどの魚介類が溢れんばかりに丼を彩ります。

その他にも松前漬けを具材に使った「松前焼きそば」や海苔たっぷりの「松前のり弁当」など、松前ならではのメニューが盛りだくさんです。

<道の駅「北前船松前」>
住所:北海道松前郡松前町唐津379
電話番号:0139-46-2211
営業時間:4月~10月09:00~18:00、11月~3月09:00~17:00
レストラン営業時間:4月~10月11:00~20:00、11月~3月11:00~18:00
定休日:11月~3月のみ月曜日
公式URL:http://www.matsumae-kojima.com/

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6.松前のお土産には松前漬けを

松前漬けイメージ

松前藩時代から愛されている松前の郷土料理が「松前漬け」。細切りにした昆布とスルメを醤油ダレで漬け込んだものです。昆布とスルメの旨味と昆布のぬめりが特徴的な珍味で、お酒の肴やご飯のお供として親しまれています。

町内のお土産物屋さんでは、お店の自慢の自家製松前漬けを購入することができます。唐辛子を加えたものや歯ごたえの良い数の子入りなど、バリエーションも豊富なのでお気に入りの味をみつけてみては?

松前観光協会公式URL:http://www.asobube.com/

まとめ

北海道最南端の街、松前町をご紹介しました。歴史が浅いといわれる北海道において、平安時代末には和人が移住し、武家文化を築いていった松前町。

道内唯一の城下町であり、町内には今なお、その頃の面影が残ります。春に咲き誇る桜は、本州からこの地に渡ってきた人々が遠く離れた本州を懐かしんで植えたのが始まりともいわれ、現代まで大事に守られています。

また津軽海峡の豊富な海の幸に恵まれ、豊かな食文化が発展した松前町。みなさんも風情のある城下町を散策して、美味しい魚介類に舌鼓を打つ。そんな松前の旅を楽しんでみてはいかがですか?

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