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商業で栄えた函館らしさを物語る|蔵を利用したカフェ&食事処3選

エリア
函館・道南・奥尻
投稿日
最終更新日:2019年7月27日
函館の街を歩いていると洋館や教会など異国風の建造物だけでなく、和風の蔵の姿をよく見かけます。

この蔵は海産物などの交易で函館が栄えた時代に財を成した商人たちが建てたものです。
風が強くて、火事が多かった函館では、この蔵が大切な家財や商品を守ってくれたのだそう。

今も町並みに残る蔵の中には、その独特の雰囲気を楽しめる店舗として利用されているものも多くあります。
今回はそんな蔵を利用したお店を3つご紹介します。

1.【大手町】ハルジョオン・ヒメジョオン【閉店】

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最初にご紹介するのは観光客でにぎわうベイエリアから少し函館駅方面へ歩いたところにあるハルジョオン・ヒメジョオン。

1912年に建てられた海産物問屋の倉庫を利用した建物は、白壁や屋号など建築当時の雰囲気を残しています。

でも中に一歩入るとそこはおしゃれなカフェ空間!

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木をふんだんに使った店内にはレトロなおもちゃやいろいろな分野の本が並び、ひとつひとつ見てまわりたいほど興味深いものばかりです。

店内にあるテーブルやイスなどは店主の手づくりで、あたたかい雰囲気と使い心地のよさが特徴。

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観光スポットからほど近いところにあるので、観光途中に食事や休憩に立ち寄る人も多いのですが、ランチタイムなどはおいしい食事を楽しみに来店する地元民の姿も多く見られます。

カフェなのですがフードメニューが豊富で、なかでも平日限定ランチセットは品数が多くおいしいと評判です。

2階では地元陶芸家の作品や雑貨が販売されているスペースと、ナチュラルな大人のかわいさを表現した衣類が置いてあるスペースがあるので、食前や食後に見てみるのも楽しそう。また自家製のスイーツはテイクアウトもできるので、お土産にもいいですよ。

<ハルジョオン・ヒメジョオン>
住所:〒040-0064 函館市大手町3-8 1F
TEL: 0138-24-6361
営業時間:11:30~23:00(日曜のみ11:30~21:00)
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
価格:平日限定ランチセット1080円
URL: http://leaves-hakodate.com/haruhime/harujon-himejyon.html

2.【宝来町】茶房 ひし伊

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次にご紹介するのは1905年創業の質屋の蔵を利用したカフェ、茶房 ひし伊です。店舗として使われている蔵は1921年に建てられたもの。

こちらのカフェがオープンしたのは1982年と、今函館で多く見られる古い建物を再利用したカフェの先駆けともいえる店です。

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カフェの1階はカウンターとイス席が用意されているのですが、くつろぎの時間を過ごしたいという方には2階の座敷がおすすめです。
太く丈夫な梁など昔の建築技術を間近に見ることができます。

また時代を感じさせる調度品の中には、日本酒を入れて使っていた陶器をリメイクしたものなどがあり、昔の雰囲気にひたることも。

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和風のスイーツやワッフルなどのメニューも人気ですが、一緒に注文してほしいのが香り高いコーヒー。和洋折衷のモダンな雰囲気を満喫しながらコーヒータイムを楽しんでみてくださいね。

また隣り合ったアンティークショップには和洋両方の骨董や、古い着物や和装小物などが販売されています。2階には現代着物や古着の帯などが3000円というお手頃価格で売られていて、着物の試着スペースもあるだそう。

アンティークショップで購入した着物を着て、カフェで一休みというのも楽しそうですね。

<茶房 ひし伊>
住所:〒040-0043 函館市宝来町9-4
TEL: 0138-27-3300
営業時間:10:00~18:00
定休日:なし
価格:炭焼コーヒー590円、自家製クリームあんみつ710円
URL:http://hishii.info/index.html

3.【弥生町】蕎麦蔵

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最後にご紹介するのは、観光客が多い西部地区の中でも住宅が多いエリアにある蕎麦蔵です。

店舗は明治時代に建てられた古民家と蔵を改造したもの。店の扉を開けるとすぐに玄関スペースがあり、靴をぬいで店内へと入ります。

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店内は古民家部分を利用した座敷席と、蔵部分を利用したイス席があります。

東海道五十三次の浮世絵がはられた屏風など、和の雰囲気を堪能できるインテリアは落ち着くこと間違いなし。

店内に配置されたディスプレイは季節に合わせて変えているということなので、再訪する時にどんなしつらえになっているのかも楽しみですね。

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店の看板メニューは会津産のそば粉を使った十割そば。

一番人気はそんな自慢のそばを使った鴨せいろなのだそう。でもサクサクに揚がった天ぷらも見逃せません。

ざるそばを食べたあとに出されるそば湯は、とろりとしてそばの香りが楽しめます。

またそば以外にも一品料理があり、天ぷらも盛り合わせを注文できるということなので、日本酒と一緒にゆっくりと味わうのもおすすめです。

そばは店主夫婦の手打ちなので数量が限定されています。そのため閉店時間はそばがなくなり次第。
もし観光で訪れる際に来店を考えているのなら、予約をしてからの方がよさそうです。

<蕎麦蔵>
住所:〒040-0056 函館市弥生町23-5
TEL: 0138-22-8505
営業時間:11:30~売り切れ次第
定休日:水曜日・木曜日
価格:鴨せいろ1400円、野菜天ざる1300円

おわりに

以上、函館にある古い蔵を利用したおすすめのお店を3つご紹介しました。
どの店も建物の雰囲気だけでなく、料理や飲み物などにもこだわりを持つ店ばかりです。

函館に訪れた際には観光スポットをめぐる途中に、商業で栄えた時代の雰囲気を味わいながら、こだわりの料理や飲み物も満喫してみてくださいね。

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