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北海道新幹線で注目!東京から函館、新幹線と飛行機をくらべました

エリア
函館・道南・奥尻
投稿日
最終更新日:2019年3月11日
3月26日の北海道新幹線開業を控え、注目を浴びつつあるのが北海道、函館。夜景や歴史・海の幸・温泉と魅力がいっぱい、この機会にぜひ行きたいと思いますよね。

ところで、東京から函館まで行くときに考えるのは、やはり新幹線にしようか、飛行機にしようかということではないでしょうか?

ということで今回は、実際のところ、新幹線と飛行機、どっちがいいの?という観点から、メリット、デメリットを見比べてみたいと思います。

1.表でくらべてみました

比較項目は、1便数、2所要時間(乗車時間)、3東京駅から函館駅までの所要時間、4通常料金、5割引料金(最安値)
北海道新幹線 東京函館
新幹線の搭乗時間にばらつきがあるのは停車駅の関係で、現在の時刻表で見ると始発は停車駅の関係で時間がかかる設定のようです。

割引料金については「スーパーモバイルSuica特急券」を利用の場合です。
年会費が1030円必要ですが割引率は31%とどの料金よりも安く乗ることができます。

東京駅から羽田空港まではモノレールの利用で約40分。
函館空港からはシャトルバスの利用で約20分となっています。

割引料金に関して飛行機は最大で70%オフという便も登場しました。
便数や時間帯が限定されますが、あらかじめ旅行の日程が決まっているならばかなりおすすめです。

2.東京から函館へ、新幹線で行く

まずは開通が待ち遠しい「北海道新幹線」からご紹介いたします。

北海道新幹線(写真は、2014年12月の試験走行時のH5系車両/函館観光画像ライブラリー)

メリット

気軽にふらりと新幹線で行く旅のメリットは何よりもこれに尽きるでしょう。
指定席さえ取っていれば、発車の一分前であっても大丈夫。

そのあとはくつろぎながらのんびりと通過する土地の名産を楽しみながら気ままに楽しめる。
旅の行程を楽しむには新幹線は最高の手段なのです。

東京駅東京駅から北海道まで乗り換えなしとは、便利な世の中になりましたね♪

また、日本の景色を楽しむことも一つの楽しみ。
ザ・日本、ザ・東京といわんばかりの関東の大地から、東北へ、冬場の街をゆく人々の服装は厚く変わり、景色も雪が徐々に深くなっていく。
家さえも瓦屋根からトタン屋根へと変化していく。

日本という国の懐の深さを新幹線の旅は教えてくれます。
旅の醍醐味、ここにありと感じられます。

デメリット

とはいうもののやはりネックは時間。

北海道そのものを楽しみたいならば、時間との戦いになります。
もう一つは解放感が飛行機にくらべるとやはり今一つ。

というのも世界最長クラスの青函トンネルをはじめとして高速を維持するためにトンネルの比率は少し高めですね。
景色も見えない、時間がかかるということでは小さいお子さんには少し苦痛かもしれません。

大人のくつろぎが必ずしもファミリーの楽しさと結びつかないのは残念なところです。
キッズが飽きない工夫は必須かもしれません。

便数・時間

東京駅より
昨年の12月段階での時刻表では、東京発6:32が始発となります。

新函館北斗駅到着は10:58。函館駅からは函館ライナーで、約15分程度と予想されていますので、名所の函館朝市は明日の朝のお楽しみとなりそうです。

11時台の到着にはなりますので、駅前で塩ラーメン、ラッピことラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー、はたまたレベルが高いという評判の回転ずし、なんでもランチに選べる時間です。

腹ごしらえをして函館観光を午後からスタートという流れになります。
最終は18:36で東京が23:04。暗い車窓から旅情をかみしめつつ、長谷川ストアーのやきとり弁当が駅弁替わり、北海道限定サッポロクラシックを楽しみつつちょっと仮眠をとれば東京に到着です。

この便以後は東京まで行かず、盛岡や新青森どまりとなりますので注意が必要です。
便数は東京と函館の間は約1時間から2時間間隔で運行していますので余裕のある旅程を組めますね。

3.東京から函館へ、飛行機で行く

さて次は、羽田空港から飛行機の場合をご紹介いたします。

飛行機

メリット

やはり最大のメリットは時間です。
飛行機に実質的に乗る時間は3分の1以下。
レンタカーと組み合わせれば、その時間がそのまま観光に充てられることになります。

函館空港は宿泊施設の多い湯の川にも近く、一度荷物を置いてから函館の市内観光をというパターンは組みやすいでしょう。
湯の川温泉から海岸線にそっては津軽海峡の青い海、晴れた日には遠く青森を見渡すことができます。

湯の川温泉湯の川温泉イメージ

市電・バス・タクシー・レンタカーと交通手段も豊富で時間のロスを最小限にすることができます。

もう一つは、季節にもよりますがJRをはるかに超える割引率。
北海道新幹線を意識している区間だけに大変お得に乗れる場合もあります。

通常時でもチケットショップなどで17000円台となりますから、わざわざ年会費を払わなくてもかなりリーズナブルに利用することができます。

デメリット

やはり運行の安定性は新幹線に譲ることになるでしょう。
天候不順による機材到着の遅れや運休は冬場であれば一定程度覚悟しておく必要があります。

函館といわず北海道到着便は気流の関係で揺れやすいのでその点も乗り物に弱い方は注意する必要があります。
また、搭乗時間自体は短いものの荷物を預けたり搭乗手続きを行ったりという場面においては時間が必要なため、それなりに時間に余裕を見る必要があります。

到着しても荷物の受け取りがありますから、結果、最大のメリットである時間の短縮が十分に果たせないという可能性もあります。
羽田や函館の空港でのショッピングもまた楽しいものではあるのですが。

函館空港函館空港イメージ

便数・時間

始発は羽田発6:50です。
函館への到着が8:10となりますから、荷物を受け取り、シャトルバスに飛び乗ったとして、9時台に函館駅前に到着します。

一大観光スポット、朝市が活況を呈してくる時間です。
朝ごはんがまだならば、駅前や朝市で海鮮丼ぶりやイカの刺身を楽しめます。

イカの肝臓であるゴロの部分まで刺身で食べられるのは、朝市だからこそです。
ぜひチャレンジしてみてください。甘みと苦み=海の恵みを堪能できます。午前はそのまま金森倉庫群や元町の散策もできます。

スピード感のある航空機だからこその旅行日程といえるでしょう。

函館の市場

一方、最終便は19:30函館空港発の羽田空港着は21:00着。
新幹線よりは約1時間遅くはありますが、函館駅からバスで約20分かかることや搭乗手続きを考えると17時台には函館駅を出ることになりそうです。
少し余裕はないかもしれません。

4.その他の交通手段を考えてみました

その1:高速バス+青函フェリーで安く行く

青森行の夜行バスは東京都内の各所から出ています。
新宿駅や東京駅はもとより、上野や浜松町発の便もあります。

ジャムジャムライナー(イメージ)

金額も3,000円台(日程や予約時期により異なる)からシート一つ一つが個室のようなたたずまいの津軽号あずましーと(10500円※繁忙期)まで。時間も東京を21時~22時台に出発し、青森到着は8時台~9時台となります。

これに津軽海峡フェリーを組み合わせて3190円~2220円(スタンダード2等)シャトルバス料金200円と合わせても函館までは最安で5320円という金額になります。
しかし、時間と体の疲れは覚悟する必要がありそう。

青森で降りてからフェリーターミナルまでが面倒という方には、バスごとフェリーに乗ってしまう弘南バスの東京函館切符(8500円~11000円)という経路もあります。

お金はかけずともじっくり、ゆったり旅を楽しみたいという方や津軽海峡をどうしても船で渡りたいという方にはこの上もなく甘美なコースかもしれません。
料金・時刻表は2016年1月現在のもので詳細は各バス会社のHPなどでご確認いただきたいと思います。

北海道新幹線 東京函館Photo by Flickr : 帰りのフェリーは大きいなー。予定通り早くつきすぎた。この船で三時間。 / mersy

その2:LCC(成田→千歳)+都市間バス

LCCは新千歳~成田までは最安で4580円(バニラエア)という路線があるのをご存知ですか。
深夜バスより安いこの路線、これは使うしかありません。

北海道新幹線 東京函館

DSC_3864 / rail02000

まずは成田へ。羽田から札幌もLCCはあるのですが、こちらは7800円と若干高め。
東京から成田までのシャトルバスが900円です。東京羽田間がモノレールの利用で650円差額は250円しかありませんから、空港までの交通費を考えても成田からがお得です。

新千歳に到着した後が考え物。新千歳から函館への高速バスはありません。
いったん、札幌へ移動します。このシャトルバス料金が1030円。この後は函館行高速バス(4600円~4810円)。回数券を利用できればもっとお得です。

合計で11110円。航空機を利用しながら、この金額。
時間は必要なものの直接移動するよりもずいぶんとお得です。

バス移動の合間にちょこちょこと観光スポットのつまみ食いも可能ですから、金額以上のお得感はあると思います。
時間に余裕があり北海道の景観をたっぷり楽しむならばぜひ一度お試しください。

札幌はもちろんのこと、日本有数の元気な火山である有珠山やホタテ養殖と毛ガニで有名な噴火湾。
秀峰駒ヶ岳や大沼のたたずまいを楽しみながら、ゆったりと函館へ。
ぜいたくな時間の使い方。命の洗濯を満喫できることは確実です。

5.お得に行く方法

さて、今までは新幹線や飛行機、バスなどをそれぞれ単品で取る方法でご紹介いたしましたが、単品ではなく、パッケージツアーとして購入する方法もあります。

旅行会社が扱うパッケージツアーについては、
「トラベルコ」
「Travel.jp」
などのサイトで、各社ツアーを見比べることができます。

また時期により異なりますが、東京発、往復飛行機利用、宿泊2泊付で23,800円から、というようなツアーもあります。

往復新幹線を使うパッケージツアーも今後出そろうかとは思いますが、金額的なメリットで考えれば、やはり依然として飛行機利用のツアーはお得!ということができます。

なお、ツアーを利用する場合のデメリットとしては、以下が挙げられます。
・飛行機の座席が限られている(通常の空席よりも少ない)
・予約は1週間前まで。
・出発3週間前からは取消料がかかる。

ツアーの場合、「明日か明後日に行きたい」といって買う事はできませんが、ある程度事前に日程が決められるのであれば、やはりおすすめです。

6.まとめ

五稜郭の桜五稜郭の桜は例年ゴールデンウィーク前後が見頃です。

いかがでしょうか。大人の旅ならば新幹線の余裕に勝るものはありません。

それはグランクラスなどを使えばより強く感じることができるでしょう。
あわただしい日常は新幹線に乗り込むまで、そこから先は函館まで旅を楽しむことにのみ心を注ぎましょう。

道々の名物や景観を楽しみながら北海道への行程までの時間も楽しむことができるのです。
当然、二人の時間をたっぷり楽しみたいカップルにもお勧めです。

飛行機はファミリーやグループにおすすめ。
一つ一つにかかる時間が少ないので、子供が飽きてしまうこともありませんし、何より時間を節約して観光スポットをゆったり回ることができます。

空港からのレンタカーという北海道の定番も利用しやすいという利点があります。
バスを利用するのは費用の節約する一方体力に自信がある若者向けです。

宿泊費の節約、仕事が終わってから飛び乗ってロマンあふれる函館へ、まさに行動派のためのプランといえるでしょう。
一見、意表を突いたLCCの利用ですが、北海道を丸ごと体力の続く限り楽しむことができます。

バスでの移動時間が長いですから、体力の回復を図ることは可能ですね。目的と予算によって賢く使い分けて思う存分函館を楽しんでください。

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