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古くから函館市民に愛されている餅屋5選【函館なつかしの味】

エリア
函館・道南・奥尻
投稿日
最終更新日:2019年3月6日
日本茶との相性が抜群の和菓子。たまに食べたくなるときがありますよね。みなさんはそんな時、どこに和菓子を買いに行きますか?最近ではコンビニやスーパーでも和菓子が販売されているので、和菓子屋さんに行くという方も減っているかもしれませんね。

私が生まれ育った函館の町では、上生菓子やおみやげ物を買いに行くなら和菓子屋さんへ、大福や団子を買いに行くなら餅屋さんへと、それぞれに違ったお店に行くことが多いんですよ。

昔、函館市内には1町に1店以上餅屋さんがあったといわれるほど、古くから日常使いの和菓子を販売する餅屋さんが根付いています。今回はそんな餅屋さんの中から長く営業を続けている5店をご紹介します。

1. 大黒餅

大黒餅外観

函館の地元民に愛される市場、中島廉売の近くにある大黒餅。市内の餅屋さんの中には店舗を新しく建て替えているところも多いのですが、こちらは昔ながらに出窓式のショーケースがあるお店です。このショーケースで今販売している商品を確認できるので、お目当てのものがあるか簡単に確認ができます。

またお店の自慢の商品は店先に手書きの文字で書かれていることが多いので、はじめて行く店ではこの文字を頼りに和菓子を買ってみましょう。

大黒餅商品

こちらではべこ餅やくじら餅といった北海道ならではの和菓子がおすすめ。どちらももっちりとした生地でできていて、甘さが強い和菓子ですが、笹の葉が台紙のようについているのでさわやかな香りも楽しめますよ。こちらのお店では昔ながらの経木を使って購入した和菓子を包んでくれますよ。

<大黒餅>
住所:函館市堀川町7-1
TEL:0138-51-7405
営業時間:7:00~22:00
定休日:なし

2. 市中屋

市中屋外観

市中屋とかいて「いちなかや」と読むこちらのお店は、函館市内を走る路面電車の函館山側の終点である谷地頭停留所の近くにある餅屋さんです。

函館の餅屋さんがたくさんあった理由として有力なのが、海運業で栄えた町で庶民も餅を自宅で作るのではなく業者に頼むようになったからというもの。そのため海に近い場所にとくにたくさんの餅屋さんがあったといいます。こちらのお店は1935年に移転以来、地元の人に愛されている餅屋さんです。

市中屋商品

こちらはのぼりにも書いてあるように団子が名物。柔らかくて軽い食感の団子はいくつでも食べられてしまいそうなほど。隣の豆大福は甘さが控えめで豆の味をしっかりと感じることができます。

1日限定18個しか販売されない黒砂糖蒸しパンは黒砂糖の風味がおいしい一品。早く売切れてしまうこともあるので、黒砂糖蒸しパンが目的ならできるだけ午前中に行くのがいいですよ。

<市中屋>
住所:函館市谷地頭町26-11
TEL:0138-23-3027
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日

3. 栄餅本店

栄餅外観

函館市栄町にある栄餅本店。1900年創業と長い歴史を持つ餅屋さんで、団子やべこ餅などのおやつはもちろんのこと、子供の誕生を祝うときの餅や不幸があったときの桟餅など、ほかの餅屋さん同様さまざまな商品を取り扱っています。

筆者が訪れたときにもたくさんの餅を予約しているお客さんが店員さんと仲良く話していて、餅屋さんが地元の生活に密着している存在だということを再確認させてくれました。

栄餅商品

上の写真は紅白がごま大福で、右に写っているのが丸い形が珍しいきんつば。ごま大福は中に入っているごまの風味が強いのが特徴で、きんつばはふんわりとした食感が楽しい一品です。そして函館の餅屋さんに欠かせないといっていいほど、どこのお店でも販売している赤飯もすべてお店の手作りの品ですよ。

<栄餅本店>
住所:北海道函館市栄町5-13
TEL:0138-22-5482
営業時間:8:00~19:00※日曜と祝日は18:00まで
定休日:水曜日

4. 弁慶力餅 三晃堂

弁慶力餅外観

函館駅からまっすぐ伸びる路面電車の線路沿いにしばらく歩いたところにある弁慶力餅。駅から近い場所にあるので、観光の途中に立ち寄ってみるのがおすすめです。

駅前や五稜郭エリアでは声のコマーシャルが流れているのですが、そのコマーシャルによく登場するのがこの弁慶力餅。店主と思われる方が「うまい!」と言い切る餅の味をぜひ試してみてくださいね。

弁慶力餅商品1

弁慶力餅はさまざまなイベントが行われるグリーンプラザの近くにあり、筆者の家ではイベントに訪れるごとにお店に足を運びます。そして毎回といっていいほど購入するのがこちらもいなりずし。

ほかの餅屋さんでも販売されているのですが、こちらのお店のものは濃い目の味付けをした揚げがとてもおいしいんですよ。

弁慶力餅商品2

観光に訪れた時、もし北海道らしいものを食べたいと思ったら上の2品がおすすめです。

上の半円形のお菓子は「中花」という名前で、北海道ではお葬式の際にいただくことが多いもの。中にはぎっしりと餡が入っていて食べ応え抜群なんですよ。

そして画像の下に写っているのは、赤飯。北海道ではあずきだけでなく甘納豆をのせた赤飯も一般的です。甘い豆ともちもちのご飯のコンビネーションを試してみてくださいね。

<弁慶力餅 三晃堂>
住所:函館市松風町4-11
TEL:0138-23-1709
営業時間:9:00~16:00
定休日:1月1日~1月5日

5. 餅の北屋

餅の北屋外観

こちらは今回ご紹介する中で唯一、五稜郭エリアにある餅屋さんです。

特別史跡五稜郭の最寄電停「五稜郭公園前」のすぐ近くにあるお店で、創業60年以上とこのエリアでは老舗の餅屋さん。外から見ると昔ながらのショーケースがあるお店のように見えるのですが、中にはいると新しくきれいな店内です。

店内には小さなテーブルと椅子が置いているので、買った商品を食べていくこともできますよ。電停やバス停がすぐ近くという好立地なので、観光途中の一休みにぴったりのお店です。

餅の北屋商品

こちらもお店も餅や大福、団子が人気なのですが、のり巻きなどのご飯ものもおすすめです。町歩きですいた小腹を満たすのに、甘党なら餡やゴマがたくさんかかった団子を、塩辛いものが好きならのり巻きやいなりずしを食べてみてくださいね。

<餅の北屋>
住所:函館市本町25-12
TEL:0138-52-2212
営業時間:8:30~19:00
定休日:日曜日

おわりに

函館に古くから根付く餅屋さんと販売されている商品をご紹介しました。

どの餅屋さんにも自慢の商品がたくさん並んでいて、何を買おうかと迷ってしまうほど。店内に入ると甘い香りや餅をふかしたときの香りが感じられて、なんだか懐かしい気分になりますよ。

また地元客が大きなのし餅や仏壇に供える積み団子などを購入する日常風景も見ることができます。

函館に観光に訪れた際には、ぜひ餅屋さんで函館の味をご賞味くださいね。

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