【函館・五稜郭公園】五稜郭タワーはこんなところでした!
- 函館・道南・奥尻
- 最終更新日:2019年3月6日
せっかく行くならぜひとも立ち寄ってみたい・・と思われる方も多いのではないでしょうか。
北海道新幹線も開業し、函館もますます賑わってまさに今が旬!
というコトで今回は、五稜郭公園と五稜郭タワーについてどんな魅力を発見できるのかを取材してきました!
ご参考になれば幸いです。
1.五稜郭公園について
五稜郭はお馴染みの通り、敷地に星形5角形が描かれた特別史跡。
今の函館に至るまで数々の歴史が残る場所ですが、そういった経緯などは五稜郭タワーで知ることができるようになっています。
旅行ってその土地で起こったコトに触れるのも醍醐味の1つ・・ですよね。
現在五稜郭公園は一般開放されていて、四季折々の美しさを見せてくれる憩いの場になっています。
春には大正時代に植えられたとされるソメイヨシノが咲き誇り、また冬になると「五稜郭の星」と題したイルミネーションが施され、見る人々を惹きつけます。
どの時期に行ったとしても十分楽しめるのもまた五稜郭の魅力の1つ。
時間を割いてくるだけの価値は十分アリですよ♪
2.五稜郭タワーの中身はこんな感じ!
さて、お次は五稜郭タワーですが・・こちらの魅力と言えば??
もちろん「景色」だけではありません。
ではいったい中身はどうなっているのでしょうか?その見どころをご紹介いたします。
まずは五稜郭タワーの詳細から。
五稜郭タワーは1964年12月1日に創業、その後2006年4月1日に新タワーとして開業しました。
全高は98m、展望台の高さとしては展望1階が86m、展望2階は90mから景色を眺めることになります。
高所恐怖症のワタシにとってはかなりドキドキでしたが、結果としては高所恐怖症でも「大丈夫」。
全く心配なく巡ることができました。※あくまで個人的主観です。
一歩入ると・・とにかくですね、広いです!
例え列を作って他の方が並んでいたとしても、十分な収容力がある感じです。
そして近代的な建物内、その真ん中にある円角は幕末時代を匂わせる錦絵が施された場所がチケット売り場。
存在感がかなりあり、絵に興味がある場合はチケットを買う前にまずここで時間を取る、という人もいるのだとか。
当然ながらココを通過するにはチケットを購入するワケですが・・。
実はこのチケットにも注目。
既にご存じの方もいらっしゃるかも知れませんが、五稜郭タワーのチケットは実に11種類もあるのだそうです。
今回は「初雪の五稜郭」でしたが、うーん美しい。
コレクター精神が旺盛な方はこちらの「チケット集め」に対してかなり惹かれるものがあると思います。
さて、チケットもGETして目指すは展望台。いよいよエレベーター前へ・・・。
すると壁には何やら見慣れた顔が・・そうです、お気づきの通り右上には土方歳三さんが見守っています。
ここからまっすぐ展望台まで進むワケですが、道中も薄暗く光る「誠」という字や天井に描かれている函館の地など、見どころが結構あるんです。まるで幕末時代へタイムトリップ中・・のような錯覚にとらわれます。
そしてエレベーターがスーっと開いた途端、視界に入ってくる景色に思わず息を呑みます。
ガラス越しからは函館市街や横津連峰を一望。高さなんか忘れてしまうほどです。
こちらのタワーは東西南北全てが見渡せるので、函館山とは違って変化のある景色が見られるのも魅力の1つ。
”タワーってどこも360度見られるよ!”と怒られてしまうかも知れませんが・・
函館の眺望は海、山、街、そして大地に残る歴史の象徴五稜郭・・と一味違いますよ♪
眼下には五稜郭も見られるので、ここぞ!と思う場所で思うがままにお写真を撮りましょう。
ここで撮るのが好きな方にはたまらないベストシャッターポイント探しが始まります。
因みに取材した時は3月で雪が降っていました。
たいがいのタワーは一度登れば満足ですが、桜が咲き、青々と輝く新緑など四季によって違う姿が見られるなら、何度でも足を運びたくなる・・という衝動に駆られます。
さて、では壁側はどうなっているのかと言うと・・・ここです、ここなんです!
スペースを余すコトなく上手に利用している歴史巡り。
幕末期に誰がどう関わり、そして時代がどう移り変わっていくのか・・というコトを4コママンガなども交えながら解りやすく説明しています。
そしてもう1つスゴいのがこちら。
時代の流れに沿って歴史を説明する中、その主要イメージを何とジオラマで表現しているのです。
しかも1つのみではなく複数あるため、ジオラマを見ているだけでも歴史の流れが掴めそうなほど細部にこだわって作られています。
歴史は知りたいけど、文章を読む時間がない・・子供に教えてあげたいけど説明が難しい・・という場合も、ジオラマで万事解決!
ぜひじっくりご覧になってほしいトコロです。
ペリーや土方歳三など歴史上よく名前を聞く人物もどんどん登場しますので、ぜひともお見逃しのないように。
そしてちょっと疲れたかな・・という場合は、展望台にちょっとしたカフェ気分を味わえるお店もあるので安心♪
わざわざ下へ降りなくても大丈夫。海や函館山を眺めながらコーヒータイムを味わうコトができます。
いやいや、ゆっくり腰を降ろしたい!という方は展望台を降り、2階へどうぞ。
広いフロアに休憩スペースがありますよ♪
複数店舗が連なる「フードコート」的なものはないにしても、函館の有名なジェラード屋さん「ミルキッシモ」、そして函館カレーで有名な「五島軒」など有名どころがあるのでここで十分お腹が鳴ります・・・。
そして1階へ降りるとまたまた函館名物がズラリと並び、アナタを待ちわびています。
あまりお腹が空いていなくてもつい、、手を伸ばす方も多いのがココ。
そして1階には大規模なお土産屋さんもあって品揃えも豊富なので、お土産ならこちらで済ませてもいいかも・・・。
郵送も受けてくれますよ!
つまり結論。五稜郭タワーは解りやすく歴史をたどりつつ絶景も見られ、プラス函館名物が食べられて買い物ができる。
観光施設といってもかなりの成績優秀なタワーです。
※ついでにレアチケットが手にはいるかも・・というドキドキおマケ付き。
ここさえ押さえておけば他の観光スポットへ行く際大変役に立つと思いますので、ぜひとも先に足を運んでみてくださいね!
その他イベントも各種行われていますので、ぜひチェックしてみてください♪
3.函館奉行所も立ち寄ってみて!道のりを写真で説明します♪
五稜郭ってタワーだけが見どころ?じゃないですよね!
公園内を散歩するのもステキなのですが、せっかくなら函館奉行所も立ち寄ってほしいと思います。
そこで函館奉行所へ向かうまでの道のりをご紹介。
奉行所についての詳しい記事についてはコチラでチェックしてみてくださいね。
まずは五稜郭タワーを背にして歩くと、函館戦争で亡くなられた方の供養塔を通過します。
日本最後の内戦と言われた箱館戦争ですが、こちらは五稜郭タワー新設にあたり駐車場付近から移設され、より身近になりました。
さらにテコテコ歩いていくと・・橋のたもとには五稜郭跡の石碑が登場!
こちらは団体・個人共に記念撮影のスポットとなっている場所です。
※まずここで1枚は必須!
石碑の横には五稜郭についての説明がかかれていますので、ご興味のある方は足を止めてじっくり読んでみてもいいかも知れません。
因みに五稜郭は表門から入るのが一般的で、橋を2つ渡るコトになっているようです。
長い距離に見えますが、実際歩くとほんの数分。のんびり歩いて苦になる距離ではありません。
さて、まずは「一の橋」を渡ります。渡ってすぐ右側が半月堡。
本当に役に立ってたのかな、など当時のアイディアが体感できます。
※半月堡→城壁と胸壁の間に突き出たふち石で、表門から出撃した場合に直接視野に入らないように作られたもの。
続いて「二の橋」を渡ります。
現在は北側の裏門橋を合わせると3本の橋が架かっていますが、当時は更に2本あったそうです。
※一の橋の反対側と郭の東北側にあったそうです。
橋を渡り切ったところに函館奉行所の表門があります。
当時の雰囲気が醸し出され、身が引き締まる思いで通過することに・・・。
因みに散策の際は、ぜひ石垣や堀などにも注目しましょう。いやあ、よく積みあがったものだと感心しっ放しでした。
はるか昔に編み出された技術の賜物は、今もなお修復されながら残されています。
そして目の前にある藤棚を抜けていけば奉行所が・・・。
そう、中央に見えるのが函館奉行所です!
せっかく五稜郭公園へ来たのなら、ここへぜひ立ち寄って欲しい魅力がギュっと詰まっているのが奉行所。
幕末ロマンを感じるだけではなく、できる限り同じ木材などを使って復元された建築技術も垣間見ることができますよ!
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
★函館奉行所についての記事はコチラからどうぞ♪
4.施設・アクセス情報
【五稜郭タワー】
住所:函館市五稜郭町43-9
電話番号:0138-51-4785
営業時間:
・4月21日〜10月20日・・8:00 〜 19:00
・10月21日〜4月20日・・9:00 〜 18:00
・五稜星の夢期間中(冬季)・・9:00 〜 19:00
・1月1日(初日の出営業)・・6:00 〜 19:00
休館日:年中無休
金額:大人840円・中・高校生630円・小学生420円(いずれも一般の場合)
公式サイトはコチラからどうぞ
おわりに
いかがでしたでしょうか。
五稜郭はタワーも公園も本当に素晴らしい場所です。
“市民の憩いの場”と言われるほど長閑で花や緑で溢れかえっています。
その一方で、戦争の激戦区だったところが観光スポットの1つになり、知れば知るほど胸が痛んでくるかも知れません。
でも歴史を知るコトによって、平和な時代に生きる・・という平凡な日常がもっと大切なものになるかも。
いずれにしても、五稜郭を知ることで函館をもっと好きになることは、間違いないでしょう。
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