食べて飲んで大満足!函館バル街を楽しもう【春&秋開催!】
- 函館・道南・奥尻
- 最終更新日:2022年1月13日
その発祥が函館市なのをご存知でしょうか。函館の観光スポット西部地区で、2004年に一夜限りのイベントとして行われたのが始まりです。その後毎年春と秋に行われるようになり、2016年9月には26回目を迎えました。この時の参加店舗は72店、約5300人もの人が参加しました。
実際に行われたバル街の様子を交えながら、函館バル街について紹介していきます。
1.函館バル街に参加するには
まずはチケットを購入しましょう。5枚つづりで前売り券と当日券の2種類があります。お得なのは前売り券(※)。チケットはバル街に参加するお店やインターネットでも購入できます。当日はこのチケットでお支払いとなるので、大切に取っておきましょう。
※前売りは3,500円、当日は4,000円・・2016年9月開催時情報
チケットを購入すると、1冊につき1枚のマップがもらえます。お店の場所や情報が載っているので、これも当日まで大事に取っておきます。提供されるドリンクの種類やピンチョーの中身はそのお店によって違います。なのであらかじめどこをまわるのか、お店とルートを検討するもよし、行き当たりばったりを狙うのもよしです。
2.第26回(2016年9月4日)函館バル街・開幕
当日はあいにくの空模様。今にも雨が降りそうです。とはいえ、参加者たちはそんなことにかまっていません。
バル街は14:00~24:00まで開催されますが、営業時間はそのお店によってまちまち。14:00に開店するお店もあれば、18:00にならないと開かないお店も。人気店ともなると、開店前からたくさんの人が並びます。
中には開店してもすぐソールドアウトとなるお店も。こちらのお店は用意したローストビーフ200食が、わずか2時間で完売してしまったとか。前回参加した時には150食用意しており、夕方には完売したため今回は50食増やしたのだそう。
3.「祐鮨」
函館市宝来町で創業60年を誇るすし店・祐鮨(ゆうずし)。毎回行列ができる人気のお店です。ピンチョーは堂々のにぎり3貫。もちろんその場で職人さんが握ってくれます。ドリンクは生ビールとウーロンの2種類。
バル街は、はしご酒をするイベントいうイメージを強いのですが、ちゃんとノンアルコールドリンクも用意されています。大人同士、大勢で楽しんでいる人もいれば、子ども連れで楽しんでいる人もいました。
4.「Transistor CAFE(トランジスタ カフェ)」
Transistor CAFEは、2016年5月に開店したばかりの新しいお店です。建物は築80年の古民家を改装したもので、かなりの年季が入っています。かつて歯医者としても使われており、2階には当時の診察台などがディスプレイされていました。
カフェを標榜していますが、お店の奥にはマスターお手製のピザ釜が…。ドリンクは赤と白のワインに、自家製レモネード。ピンチョーは石窯で焼いたピザ。結構ボリュームがあります。
こちらのお店も外まで人が並んでいる盛況ぶりでした。
5.「ふるまいサービス」
17:30からは、函館バル街恒例のふるまいサービスが始まりました。これが大盤振る舞いともいえる内容で、フランスパンにのせた生ハムの切り落とし。もちろん生ハムは用意した生ハムの塊を目の前で切り落としてくれます。これに赤ワインがつきます。
そのお向かいではチーズをぬったフランスパンと白ワインのサービスが。会場は函館市の水道と路面電車を管轄する函館市企業局の1階。どちらも長蛇の列が並びます。限定サービスなので、生ハムを持ったままチーズの列に並ぶ人もいました。
両テーブルの真ん中にも、更にふるまいサービスが。
なんとベネンシアドールがいるではないですか。ベネンシアドールとはベネンシアという専用の器具を使って、樽からくみだしたスペインのアンダルシア産白ワイン、シェリー酒を注ぐプロフェッショナルです。
この方は松野直矢さんという、大阪でバーを営むベネンシアドール。すごい人なんです。
6.「ヴィラ・コンコルディア リゾート&スパ レストラン ル・ヴァン」
ル・ヴァンは、フレンチを基調としたレストランで、ホテル ヴィラ・コンコルディアの中にあります。普段なかなか訪れる機会のないレストランでも、気軽に立ち寄れるのがバル街の醍醐味です。
6階にあるレストランの外にはオープンテラスがあり、函館西部地区の景色を一望できます。そのため、席はあっという間に満杯です。
ピンチョーはフォカッチャ。ドリンクはビールのほかにも数種類のお酒とソフトドリンクがありました。
7.「函館国際ホテル スカイラウンジ ル・モン・ガギュー」
普段はラウンジとして営業しており、大人の雰囲気がただようお店ですが、バル街の時はわいわいがやがやたくさんのお客さんでにぎわっています。
ドリンクはビールやワインのほかカクテルも取り揃えており、ピンチョーは手のこんだおつまみ3点盛り。ちなみにピンチョーは単数で、複数になるとピンチョスというのだとか。
バル街の料金はチケット制なのでどの店も同じ料金ですが、ピンチョーのボリュームに力を入れているお店もあれば、ドリンクの種類に力を入れているお店も。何軒もはしごしてまわるので、ボリューム重視のお店ばかり行っているとお腹がきつくてもう入らない…なんてこともあります。
また、予定していたお店が早々にクローズしていたり、行列が凄くて中々入れなかったりということも。そのあたりも予測をつけて、ここがダメだったらどこへ行こうかと考えるのもバル街の楽しいところなんですよね。
8.「函館ビヤホール」
夜も更けてきました。最後は西部地区で最もにぎわう観光名所、ベイエリアの金森赤レンガ倉庫にある函館ビヤホールです。レンガ造りの内装とお店の中央にある暖炉がドイツチックなお店。ピンチョスもお酒のつまみにぴったりなボリュームの3点盛りです。
バル街に参加しているお店は、バル街以外のお客様はお断りしているのですが、函館ビヤホールはバル街に参加していないお客さんも受け入れています。もちろんピンチョー以外のメニューもあるので、チケットはもうないけど飲み足りないという人には、持ってこいのお店ですね。
函館バル街を楽しもう
いかがでしたでしょうか。次回は2020年の秋ごろ開催となる函館バル街。函館西部地区にあるお店だけではなく、函館市近郊や遠く佐賀県から参加したシェフのチームも。また今回は紹介できなかったのですが、フラメンコやジャズなどのイベントを行っているお店が何軒もあります。食べて飲んで、上機嫌になれる函館バル街。ぜひ参加してみてくださいね。
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