函館の今と伝統がギュッと詰まった「函と館(はことたて)」のショップをご紹介!
- 函館・道南・奥尻
- 最終更新日:2019年10月28日
「函と館」は函館空港の中堅若手社員の方々が中心となって発信しているコンセプトショップです。
北海道の中では早くから開けた函館には、老舗のお店や伝統もあります。
その伝統を現代の視点から改めて見直して作られた「函と館」の商品、単なるお土産というだけでは収まらない魅力があるんです!
今回は、「函と館」で購入できるお土産や、お店の紹介をしたいと思います。
もくじ
1. 今どきの木彫りの熊はポーズも色々!
北海道のお土産といえば、木彫りの熊が定番でしたよね。家の床の間には必ずといっていいほど鮭をくわえた木彫りの熊があったものです。
その木彫りの熊、実は道南の八雲が発祥の地だというのはご存知でしょうか。その木彫りの熊を今風にアレンジしたシリーズがあります。
色々なポーズの熊があって、とっても可愛いのですよ。
2. 函館バウハウスの鍋敷き
函館といえば、五稜郭を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。そんな五稜郭をモチーフにした、鍋敷きが「函と館」から販売されています。
雪のように輝く白銀の鍋敷きと、黒に金が煌めく重厚な鍋敷きは、オーナメントとしてもおしゃれに使えます。
こちらは、「函館バウハウス」という函館らしさを追い求める、山の手町にある工房の作品です。
3. 老舗染物屋加賀谷旗店のバッグとハンカチ
こちらのカラフルで幾何学模様がモダンなバッグにハンカチ。とても素敵ですよね。実は、港町として栄えた函館に縁の深いものを元に作られているんです。
それは、船舶間で旗を組み合わせてメッセージを送りあう、国際信号旗。
旗自体にアルファベットや、船の状態の意味が込められており、組み合わせることでより複雑なメッセージが送れるトクベツな道具です。
よく見ると店内の床にもさりげなく、国際信号旗の柄が使われていますよ。
国際信号旗は、今でも函館の港に係留する船や、函館山のふもとにある海洋センターで掲げられているのを、目にすることができます。
色鮮やかで、わかりやすい幾何学模様なのは、遠く離れた海上の船にもわりやすくするための工夫だったんですね。
例えば、こちらの海洋センターで掲げられているのは「ご安航を祈る」という意味です。こうした意味がわかると、バッグやハンカチにも深い愛着が湧きます。
そして、国際信号旗モチーフのバッグや、ハンカチを作っているのが函館の老舗染物屋加賀谷旗店さんなのです。
大正3年から何度も補修を重ねながら函館の大手町で、昭和の函館大火を乗り越えて同じ土地でやっているのだとか。
訪れた日はちょうどお休みでしたが、今も祝賀用の大漁旗などを作られているそう。
4. 中川政七商店のふきん
「函と館」は地元企業や工房の他、奈良の工芸メーカー中川政七商店の協力も得ながら、地元らしさと個性をいかしたおしゃれなお土産を作り上げています。
中川政七商店といえば、奈良の蚊帳生地を使ったふきんが有名ですよね。季節ごとに旬の食材や、イベントなどをモチーフに取り入れたデザインのふきんがあり、「函と館」でもいくつか買うことができます。
もちろん、函館空港でしか購入できない函館柄のふきんもあります。イカにすき焼き、船に路面電車、五稜郭に和洋折衷の函館建築。
函館の名物や名所をこれでもかと織り込んだ、函館ふきん。お土産話と一緒に渡してはいかがでしょうか。
5. 函館をギュッと詰め合わせた函缶
赤レンガ倉庫にご当地バーガー、教会群に函館ならではの黄色い消火栓。函館らしいものはまだまだたくさんあります。
その函館らしさをギュッと組み合わせたら面白いのでは、と作られたのが函缶と呼ばれるお土産の詰め合わせ缶。パッケージも、中身と同じく函館らしいものが散りばめられています。
6. こだわりに溢れた店内
「函と館」のこだわりは、商品はもちろんお店の中にも溢れています。函館では、明治から昭和にかけて2階が洋風で、1階が和風の独特な建物が作られました。
こちらの店内も、壁や開き戸の棚は洋風ですが、足元の棚はふすまのようになっています。細かなところにも気を配っているからこそ、素敵なお店や商品が生まれるのですね。
おわりに
今回は、コンセプトショップ「函と館」をご紹介しました。こだわって作られたお土産は、どれもデザイン性が高く、センスが光るものばかりです。
また、それだけでなく函館の歴史や文化を十二分に感じます。函館空港内にあるので、函館空港を利用の際は是非、立ち寄ってみてくださいね。
選りすぐりの商品を目にすれば、家族や友人用のお土産の他、自分用のお土産も欲しくなること間違いなしです。
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