幻想的な函館の夜!はこだてイルミネーション&冬イベント
- 函館・道南・奥尻
- 最終更新日:2023年12月14日
1.函館の冬のライトアップ・イルミネーションとは
函館の冬のライトアップ・イルミネーションとは、函館の街中が一定期間イルミネーションに包まれる冬の大イベントとなっています。みなみ北海道の中でも美しい函館の街がより一層輝く期間でもあり、毎年多くの観光客で賑わいます。
他にも「はこだてクリスマスファンタジー」、「五稜星の夢(ほしのゆめ)イルミネーション」などが開催され、函館の冬の夜を存分に楽しむことができます。
また12月1日から12月25日までは上記3つのライトアップが重なる期間でもあり、街中が優しく灯る光のファンタジーの中へ舞い込むことができますよ!
2. はこだてイルミネーション
写真提供/函館市公式観光情報サイト「はこぶら」
はこだてイルミネーションは、函館の二十間坂、八幡坂、元町公園、開港通り、函館駅前広場がライトで飾り付けされ、日没と共にイルミネーションを楽しむことができるイベントです。
古い歴史が残る元町地区の建物などが約12万個のイルミネーションで輝く中、ひとたび雪が舞えばさらに美しい景観に変わり、訪れる人たちを魅了します。
坂が多い函館。その中でも1番人気の八幡坂は昼でも夜でも楽しめますが、この時期は特別です!
約270mの坂道は函館湾へ向かって真っすぐに伸びているのが特徴ですが、道の両脇に立ち並ぶ木々にはライトが飾られ、まるで夜景に溶け込むかのようなイルミネーションを楽しむことができます。
そして坂の上付近には、カトリック元町教会や旧イギリス領事館など最初の開港地としての歴史的建築物が残る元町風景もライトアップされていますので、合わせて立ち寄ってみると良いと思います。
八幡坂と平行している二十間坂は、イルミネーションの時期が最も美しいと言われています。真っ白な雪はライトをも反射し、幻想的な光を生み出して夜を飾ります。
こちらも日夜問わず楽しめるのですが、1年間のうちわずか3ヶ月しか見ることのできない特別なシーンが用意されていると思うと、やはり期間中にも足を運んでほしいところです。
皆様もご存じの通り、二十間坂は左右の幅がちょうど二十間(約36m)あることが由来となり、道幅はとにかく広いので歩きやすいと思います。初めての方もそうでない方もかなり楽しめますので、ゆっくり散歩してみてくださいね♪
このように函館の冬は「寒い」イメージを持たれがちですが、冬なりの良さを活かすからこそキレイに輝ける、ステキな街だということがお分かり頂けたと思います。
通年観光スポットとして注目されている場所をピックアップしたイルミネーションは、冬の間だけロマンティックロードに大変身!ライトを着飾った街を大切な人と、家族と、そして友達と、ゆっくり歩いてみませんか?
ライトアップ・イルミネーション
場所:函館市内 (二十間坂・八幡坂・元町公園・開港通り・函館駅前広場)
イベント期間:例年12月1日~翌年2月末
ライトアップ時間:日没~22:00まで
http://www.hakodate-illumination.com/
3. はこだてクリスマスファンタジー
はこだてクリスマスファンタジーは、レトロで幻想的な函館を一層引き立てるウィンターイルミネーション&クリスマスイベント。
そのイベントの一環として映画祭やスペシャルイベント、クリスマスキャンドルが飾られるなど盛り沢山のイベントが開催されます。
金森赤レンガ倉庫がライトアップされる中、海に浮かぶライトが揺れる景色が本当にキレイで感動します。メインストリートは海沿いになりますので、その風景をゆっくり楽しむことができますよ!
また海沿いには存在感のある大きなツリーが置かれますが、こちらは函館の姉妹都市、カナダのハリファックスから贈られたもの。こちらは「幸せのもみの木」として知られています。
ハリファックス市はもみの木の世界的な生産地でもあり、はるか18,000kmという距離を毎年船で運んでくれます。大海原を渡り何日もかけて旅をしてきたもみの木は同イベントのシンボルとなっていて、今では欠かすことのできない大切なものとなっています。
そしてメインストリートには、寒い夜を温かくしてくれるスープバーブースが登場します。
かつて開港都市として栄えた異国文化が息づき、函館の独自文化がコラボした各店舗のオリジナルスープがズラリと並びます。はーっと息を吐くと白く見えるほど寒い夜には、ほくほく温かいスープがピッタリです!身も心も温まりながら、ゆっくり鑑賞してみてくださいね。
写真提供/函館市公式観光情報サイト「はこぶら」
なお同イベントでぜひ時間を合わせて見て頂きたいのが「イルミネーションの点灯」です。
通常の類似イベントとなると点灯式は1度のみというところが多い中、函館では毎日点灯式が行われますので、イベント期間中であればいつでも見ることができますよ!
また18:00はツリーの点灯に合わせて打ち上げ花火。高さ18mもあるもみの木に約5万個のライトが巻かれ、それが一斉に点灯する瞬間は圧巻です。その瞬間と共に上がる冬の花火もとてもキレイ!
その他、18:30、19:30、20:30から約15分は”プレミアムレッドツリー”が楽しめ、クリスマスまでの気分を高めてくれます。
はこだてクリスマスファンタジー
場所:北海道函館市末広町14-12(海岸沿いです)
イベント期間:例年12月1日~12月25日
ライトアップ時間:16:30~17:45、18:00~24:00まで
スープバー営業時間:16:30〜20:00(場所:BAYはこだて前歩道)
http://www.hakodatexmas.com/
以下は過去開催時の様子です。
詳しくはコチラをどうぞ!
海に浮かぶ巨大なツリー!はこだてクリスマスファンタジー2016
4. 五稜星の夢(ほしのゆめ)イルミネーション
写真提供/函館市公式観光情報サイト「はこぶら」
冬になると真っ白い羽のような粉雪が舞い降りる函館。ここ五稜郭では、降り積もる雪の特徴を見事に活かしたイルミネーションが毎年行われています。
五稜星の夢(ほしのゆめ)イルミネーションでは、五稜郭公園内の周囲が約1.8kmの堀に2,000個ほどのライトをあしらい、まるで星が浮いているかのような幻想的な世界を作り出しています。
「地上に降りた大きな星」に見立てたイベントは電球の色にもこだわり、白や赤など時間によって変化していきます。あなたはどの色の星と出会えるでしょうか?
イルミネーションが全国で流行になる以前から行われてきた取り組みは、1989年から今現在も続いています。
写真提供/函館市公式観光情報サイト「はこぶら」
同イルミネーションは五稜郭内の星形のそばを1周する楽しみ方と、五稜郭タワーに登って上から見下ろす楽しみ方がありますが、どちらも息を呑むほどキレイです。
地上に星が浮かび上がる瞬間も言葉にならないほど美しいので、日没前に行って点灯する瞬間も合わせて楽しんでみてくださいね!
なお五稜星の夢イルミネーション期間中は、五稜郭タワーの営業時間が延長されます。また17:00からは夜間特別料金で展望できるので大変お得ですよ!冬ならではの美しい姿をゆっくり堪能してみてくださいね!
五稜星の夢(ほしのゆめ)イルミネーション
場所:北海道函館市五稜郭町44 五稜郭公園内
イベント期間:例年12月1日~翌年2月末
ライトアップ時間:日没~19:00
http://www.goryokaku-tower.co.jp/
5. 服装のアドバイス
11月から2月までのイルミネーション期間中、北海道はとても寒いです。
上記は気象庁データに基づいたグラフで、2014年11月から2015年2月までの函館と東京の気温を比べてみました。東京の11月日最高気温が17度なのに対し函館は11度、12月は東京12度に対して函館が2.5度と、東京の日最低気温を下回ります。
日中でこの気温ですので、夜は零下まで下がることが十分予想されます。
ベイエリアもそうですが結構冷たい風が吹きますので、トレンチコートなどではなく、風を通さない温かい格好で出かけることを強くオススメします。
イルミネーションはきれいなのに、寒すぎて帰ってきた・・・という残念な結果にならないように完全防備で行かれると良いと思います。
<完全防備とは>
×トレンチコート・○ダウンコートなどの防寒コート
×綿スカーフ・○カシミヤなどのマフラー
×毛糸の手ぶくろ・○防水用の手ぶくろ(スキー用など)なければ防水スプレーをしましょう
※あるととても便利なもの=ホッカイロ・耳あて
そして坂が多い函館の冬はとにかく滑りやすいです。
長靴は意外と滑るので、ギュっと踏むとしっかり雪に食い込んでくれる、靴底がギザギザになったブーツなどを履くようにしましょう。雪の日はスニーカーも染み込んで足がかじかんできますので控えましょう。
まとめ
函館は異国文化が根付き、歴史ある建物や当時の面影を残しつつ次世代へと向かって進化し続ける個性的な街です。春夏秋冬全て楽しめるのですが、冬の幻想的な風景は特別です。
街のいたる所がライトアップされ、イルミネーションで彩られ、街全体が光り輝きます。
この期間でしか楽しめないイベント、はこだてイルミネーションやクリスマスファンタジーをぜひ一度ご自分の目で見てみてはいかがでしょうか。函館の夜も存分に楽しんでくださいね!
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