道南いさりび鉄道「ながまれ海峡号」乗車レポート
- 函館・道南・奥尻
- 最終更新日:2019年3月22日
沿線に住む人たちの足として活用されていますが、5月から10月には観光列車「ながまれ海峡号」が走ります。
今回はそんな「ながまれ海峡号」にライターが乗車したときの感想などをレポートします!
1. いざ出発!
「ながまれ海峡号」は4時間弱と短時間の観光列車ですが、短い時間の中に景色やグルメ、ショッピングと楽しみがいっぱい!
車内には道南いさりび鉄道「ながまれ海峡号」の名前にふさわしい、漁業をイメージした飾りがほどこされていて、子供から大人までが楽しめる雰囲気。
車体は昔懐かしいキハ40形で、座席にはゆっくりと過ごせるようにヘッドレストと道南杉を使ったテーブルをプラス。「のんびりして」という意味の方言「ながまる」にぴったりな座席です。
また「ながまれ海峡号」に乗車するとテーブルの上に、非売品の小さなトートバッグに入ったプレゼントが置かれています。画像右側のうまイカパイは、車内で販売されているビールにぴったりの味付け。
ドリンクやフードは持ち込みOK。
車内販売のドリンクは、ビールだけでなくワインやソフトドリンクもあります。
2. 昔懐かしい駅売りを体験
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:South_Hokkaido_Railway_Line_Kamiiso_Station_Platform.jpg
函館駅を出てから約30分で、上磯駅に停車。
こちらでは、地元の商店街の名物をホーム上で販売するミニ立ち売りという演出が行われています。
最近では見かけることのない駅売りスタイル、大人にとっては懐かしく、若者にとっては目新しい光景です。
3. 景色とすれ違う列車を楽しむ
上磯駅を出ると、いつもと違う角度から見える函館山が目を楽しませてくれます。
時期によって日没時間は違いますが、夕日が照らす函館山は美しいので必見。
Photo by Wikipedia : 道南いさりび鉄道使用車両の新塗装です。 / DF200 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E9%81%93%E5%8D%97%E3%81%84%E3%81%95%E3%82%8A%E3%81%B3%E9%89%84%E9%81%93_%E6%96%B0%E5%A1%97%E8%A3%85.jpg
道中の楽しみは景色だけでなく、様々なカラーにペイントされた道南いさりび鉄道の列車とのすれ違いも。ながまれ号と北海道の四季を連想させる、4つの列車など、全部で6つのデザインがあるんですよ。
矢不来信号場や茂辺地駅では停車するので、ゆっくりと写真を撮れるシャッターチャンスがたくさん!
4. 道の駅 みさぎの郷きこない
Photo by Wikipedia : 道の駅みそぎの郷 きこないの外観全景 / Mister0124 https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Misogino-Sato_Kikonai.jpg
折り返し地点の木古内駅では40分ほど停車時間があるので、道の駅みさぎの郷きこないで、お買い物が楽しめます。
周辺の町の名産物などもたくさん取り揃えているので、こちらでお土産品を購入するのもいいですね!
また「ながまれ海峡号」乗車の特典として、道の駅の店舗内で製造されたコッペパンが人気の「コッペん道土」のパンを、函館駅を出発する前に注文しておくことができます。
木古内駅の中には鉄道にちなむコレクションがたくさん!鉄道好きな方にとってはたまらないスポットでもあります。
「ながまれ海峡号」車内にはトイレがついていますが、和式のみ。苦手な方は休憩時間中に、トイレを済ませておきましょう。
5. 車内で楽しむ沿線の名物
木古内駅の休憩時間が終わって列車に乗車すると、お楽しみのグルメタイム!
まずは山形県にある有名レストラン「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ奥田政行さんが監修した、レストラン「どうなんDES」のパスタセット。
パスタと先ほどご紹介した、コッペん道土のパンがついたセットです。
パスタセットを食べたあとは、茂辺地駅のホームで行われるバーベキュー。
北杜市の食材を使った炭火焼を、漁協や農協、地域の方たちが用意して待っていてくれます。
パスタセットもバーベキューも内容はその時々。
海の幸・山の幸・農産品をふんだんに使った料理はおいしいものばかりなので、お楽しみに!
6. お土産にぴったりなオリジナルグッズ
帰りの車内で販売されるのは、道南いさりび鉄道のオリジナルグッズ。
「ながまれ海峡号」をデザインした缶の中に入ったクッキーや、オリジナルデザインの五勝手屋羊羹など、バラエティ豊富です。
ほかにも漁り火に使われる電球に触れたり、運転手さんの帽子をかぶった写真を撮ったりと、最後まで楽しい時間が続きます!
<道南いさりび鉄道>
住所:函館市若松町12番5号
電話番号:0138-83-1977
公式ホームページ:https://www.shr-isaribi.jp/
おわりに
ながまれ海峡号の乗車レポート、いかがでしたか?
おいしい食事やすばらしい景色、ショッピングなどを楽しめるだけでなく、心温まる演出・サービスがうれしい列車旅。
ぜひ旅行の計画に、取り入れてみてくださいね!
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